オールラウンドに遊べるATB hey joe【新連載 アウトドアな自転車屋CLAMPの世界】
CLAMP
- 2022年04月16日
信州伊那にあるアウトドアなサイクルショップCLAMP(クランプ)。完成車の販売だけでなく、アウトドアなテイストのフレームから一台を作ったり、オリジナルフレームを企画したり、古いフレームをリペア&リペイントしたり。そして自分好みに作った一台を近くに広がるフィールドで楽しむ。
そんなクランプの世界観を紹介する連載がスタート! イチオシの自転車や、レストア&リビルドレポート、野遊びスタイルなどなど。
第1回は、乗り手のわがままに応え、オールラウンドに遊べる、推しの日本製フレーム、Grownのhey joeを紹介します!
ジョー・ブリーズをリスペクト
京都に工房を構えるE.B.Sが新たなブランドとして立ち上げたGrown(グロウン)。そこから2020にhey joe(ヘイジョー)が登場。
MTBの源流を世界で初めて制作したJOE BREEZE(ジョー・ブリーズ)。彼にリスペクトの意を示し「どうだこのフレームは!」と呼びかけるかのようなネーミングのフレームです。
E.B.Sで培われた経験を基に、国産スチールパイプのカイセイ022を用いて京都の工房で生産されています。
ありそうでなかったATB
このhey joeはMTBでもグラベルバイクでもないATB(all terrain bike)。どんな地形でも走れる自転車に仕上がりました。
街乗り、ツーリング、グラベル、アドベンチャーとその組み上げ方は自由自在。
他のグラベル、ツーリングバイクとは大きく異なりBBドロップが57mmとマウンテンバイクのようなフレーム設計に。アップダウンが激しく、曲がりくねった道の多い日本のフィールドでの走りを意識し、軽快な操作感を得られるジオメトリーを目指しています。
最大タイヤサイズは27.5×2.3とこちらにもマウンテンバイクらしさを取り入れ、トレイルライドも楽しめる懐の広さを持っています。
フレーム設計のベースは27.5インチですが、広いタイヤクリアランスを生かして700Cで組み付けるのも可能。街乗り、バイクパッキングに便利なセンタースタンド用の台座も付属。フォークを始めフレームの至る所にダボ穴も装備。あると助かる装備もいろいろ備えています。
2022モデルからは前後スルーアクスル、ブレーキはフラットマウントと最新の規格にリファインされました。塗装は防錆処理+マットクリアコートのみ。ハンドメイドならではの質感も楽しめます。
乗り手のこれもしたい、あれもしたいというわがままに大いに応えてくれるフレーム、それがhey joeです!
CLAMP
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PROFILE
長野県伊那市・松本市にある自転車とアウトドアのショップ。 CLAMPは人と人とが遊びでつながる場所であり、そのために必要な道具やつながりの場を提供します