マウンテンバイクは街乗りにも最適! 人気メーカーとおすすめ9台を紹介
FUNQスタッフ
- 2022年07月20日
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マウンテンバイクは、ぬかるんだ道やでこぼこ道、急勾配などでも走ることができます。ゆえに「本格的な山道を走るためのもの」と思っている方も多いでしょう。
しかし、マウンテンバイクは街乗りにも適しています。オフロードだけでなく街乗りにも対応しているマウンテンバイク。そんなマウンテンバイクの街乗りでの楽しみ方や、選び方などを紹介していきます!
マウンテンバイクで街乗りを楽しめる理由!
マウンテンバイクは山道を走ることを目的としているバイクですが、その機能性は街乗りをする際にも非常に役に立ちます。特に以下の2つの性能が大きく関わっています。
- 乗り心地が抜群
- ハンドル操作が安定している
- パンクのしにくさ
それぞれ説明します。
乗り心地が抜群
街の舗装された道路でも、すべての道が綺麗な平らな道になっているわけではありません。
なかにはアスファルトがひび割れて段差ができていたり、小石がそこら中に落ちていたり、でこぼこしたりしている道も少なくありません。
マウンテンバイクは一般的な自転車より強度が高く設計されており、山道や砂利道でも安定して走ることができる利点を生かすことができるのです。
普通の自転車だとガタガタして走りにくい道路も、衝撃を吸収するサスペンションがついているマウンテンバイクなら乗り心地抜群です!
ハンドル操作が安定している
マウンテンバイクにはライダーに対して横にまっすぐな形をしたハンドル「フラットハンドルバー」がよく採用されています。近年は両端が少し上がった「ライザーバー」も増えていて、いずれにしてもその横幅は広めです。
その広さが上半身の安定につながり、でこぼこした道でも安定したハンドル操作が可能に。また手や腕のわずかな操作だけでのクイックな動きもしやすいです。
また、マウンテンバイクは太いタイヤを採用しているため、もともとの接地感も高く、もしものときのブレーキングでもしっかりしたグリップ力を発揮します。
街乗りの場合はどこに危険があるかわからないので、ハンドル操作やブレーキ操作が安定していると事故も防ぎやすく、安心できますよね!
パンクのしにくさ
前述のとおり、一般的にマウンテンバイクは太く丈夫なタイヤを採用しています。そのため強く段差に乗り上げたときなどの衝撃を大きく受け止め、体に伝わる衝撃や振動を減らします。また道路に転がっている枝や小石、ガラス片に対するパンク耐性も高めてあります。
街乗り用マウンテンバイクの選び方
マウンテンバイクとひとくくりに言っても、その種類はさまざまです。街乗り用にマウンテンバイクを買う場合にはどんな特徴のものを選べばいいのでしょうか。
サスペンション
マウンテンバイクには大きく分けて2つのタイプがあります。
- 車体の前後にサスペンションが装備された「フルサスペンション」バイク
- 車体の前部(フロントフォーク)にのみサスペンションが装備された「ハードテイル」バイク
街乗りで使うには、「ハードテイル」がおすすめです!
ハードテイルがおすすめの理由は2つです。
- フルサスペンションバイクよりもコストが抑えられる(10万円程度)
- 街乗りでのでこぼこや段差程度ならフロントサスペンションのみで対応できる
もちろん頻繁に山道を走るのにも使用する場合や予算に余裕がある場合、より快適な乗り心地を求める場合にはフルサスペンションバイクを選択するのも良いでしょう。ただし、バイクの重量と価格は上がります。
タイヤ・ホイールサイズ
現代のマウンテンバイクに装備されているタイヤ・ホイールは、以下の2サイズがメインになっています。
- (標準的な)27.5インチ
- (やや大きめの)29インチ
一般的に、車輪のサイズが小さいほど小回りが利き、サイズが大きいほどスピードが出やすくなります。
街乗りでは、それほど速いスピードが必要になることは少ないため、バランスを重視した27.5インチがおすすめです。大柄な男性かつスピードを求める人なら29インチの選択肢もありますが、やや競技寄りのイメ―ジが強まります。
このほか小さめの26インチサイズも流通はしていますが、現在では少数派になっています。
ハンドル幅
現代のマウンテンバイクのハンドル幅は720〜800mmのものが多いです。しかしこれらはあくまで初期スペックとしてのサイズであり、実際の購入時には適正の長さにカットするのが一般的です。
専門店ならば肩幅の計測や使用用途の相談を経て、適正な長さを割り出してカットしてくれます。マウンテンバイクにかぎませんが、スポーツバイクはまず「体のサイズ測定」ありき。必ず身体測定を受けてから車体サイズやハンドルの長さを決めましょう。
マウンテンバイクの人気メーカー5選
数あるマウンテンバイクメーカーから厳選した、人気メーカーと商品を紹介していきます。
GT(ジーティー)
GTバイシクルズは、1973年にフレーム製作技術に優れたゲーリー・ターナーとバイクショップオーナーのリチャードによりアメリカで創設されました。BMXにおいて最先端の技術を誇り、アメリカ国内では大人から子どもまで人気が高いメーカーです。
日本で販売されている主なGTのマウンテンバイクは以下になります。
- FURY
- FORCE
- ZASKAR
- AGGRESOR
- PALOMAR
GIANT(ジャイアント)
GIANTは、1972年に台湾で創設された自転車メーカーです。GIANTのマウンテンバイクは、街乗り向けのものからプロ向けのものまでラインアップが多く、リーズナブルなものも多いのが特長です。
日本で販売されている主なGIANTのマウンテンバイクは以下になります。
- REIGN
- TRANCE X
- FATHOM
- TALON
- ATX
TREK(トレック)
1975年にアメリカで創設された自転車メーカーです。通勤・通学に使えるモデルから、レース用のプロ向けモデルまで幅広い製品があります。マウンテンバイクは高価なものが多いですが、その分性能が良く高品質な作りになっています。
日本で販売されている主なTREKのマウンテンバイクは以下になります。
- Slash
- Supercaliber
- Roscoe
- X-Caliber
- Marlin
SCOTT(スコット)
SCOTTは1958年にアメリカで創設され、現在はスイスに本社を持つ自転車メーカーです。もともとはスキー用品の会社で、現在はスキー用品と自転車を製造しています。本体フレームを軽量化した「スケールシリーズ」などが人気です。
日本で販売されている主なSCOTTのマウンテンバイクは以下になります。
- SPARK
- SCALE
- RANSOM
- GAMBLER
- ASPECT
MERIDA(メリダ)
MERIDAは1972年に台湾で創設された自転車メーカーです。世界の自転車生産量第2位を誇ります。マウンテンバイクレース、ロードレースともにプロ選手をサポートしており、そこからフィードバックされる高い技術力は世界屈指。
日本で販売されている主なMERIDAのマウンテンバイクは以下になります。
- BIG.NINE
- BIG.SEVEN
- MATTS
- BIG.TRAIL
- NINETY-SIX
マウンテンバイクで街乗りするなら! おすすめ9選
街乗りにおすすめのマウンテンバイク10選を紹介します! もちろんトレイルライドにもおすすめできます。
MERIDA(メリダ)/BIG.SEVEN 20-MD
- ハンドル幅:580mm
- サスペンション:ハードテイル タイヤ
- タイヤサイズ:27.5インチ
- 標準価格:84,700円
ディスクブレーキを採用しており、雨天時でも制動力が落ちにくく高品質なアルミフレームを採用していることが特長です。
27.5インチならではの軽量かつ優れた加速性能やハンドリングで、街乗りにもオフロードにも最適なモデルです。
SCOTT(スコット)/ASPECT 770
- ハンドル幅:720mm
- サスペンション:ハードテイル
- タイヤサイズ:27.5インチ
- 標準価格:63,800円
漕ぎ出しとハンドル操作が良いことが特徴です。こちらのモデルもディスクブレーキを採用しており、メンテナンス頻度を抑えることができます。街乗りにもオフロードにもおすすめのモデルです。
GT/AVALANCHE SPORT V2
- ハンドル幅:720mm
- サスペンション:ハードテイル
- タイヤ・ホイールサイズ:27.5インチまたは29インチ
- 標準価格:87,780円
乗り心地とスピードを両立させるGT伝統のフレームデザインのトリプルトライアングルを採用していることが特徴です。デザインもおしゃれで、通勤用におすすめのモデルです。
GT/PALOMAR ALLOY
- ハンドル幅:620mm
- サスペンション:ハードテイル
- タイヤ・ホイールサイズ:27.5インチ
- 標準価格:54,780円
GT伝統のテクノロジーを搭載しながらも、リーズナブルで通勤や通学に使用できる手軽さが特長のモデルです。
ハードな環境に耐える頑丈さが特長のアルミフレームを採用しており、低価格で耐久性に優れたものをお探しの方におすすめです。
TREK(トレック)/Marlin 5
- ハンドル幅:690mmまたは720mm
- サスペンション:ハードテイル
- タイヤ・ホイールサイズ:26~29インチ
- 標準価格:74,800円
本格的なマウンテンバイクの丈夫さを備えながらも、低価格で日常使いができるモデルです。荷台やキックスタンドの取り付けも可能で、通勤通学には最適です。
また、こちらのモデルはXXSからXLまで7つのサイズに分かれており、自分のサイズ感に合ったものを選ぶことができます。
GIANT(ジャイアント)/ATX
- ハンドル幅:580mm
- サスペンション:ハードテイル
- タイヤ・ホイールサイズ:26インチまたは27.5インチ
- 標準価格:73,700円
軽量アルミフレームに、80mmトラベルのサスペンションフォークなど、スタンダードで扱いやすいパーツが使用されているマウンテンバイクです。
ディスクブレーキには、初心者にも扱いやすいワイヤー式を採用していたり、キックスタンドも装着可能だったりと、街乗りにも使用しやすい作りになっています。
GIANT(ジャイアント)/FATHOM2
- ハンドル幅:780mm
- サスペンション:ハードテイル
- タイヤ・ホイールサイズ:27.5インチ
- 標準価格:191,400円
独自のエアスプリングサスペンションを採用し、スムーズなストロークと剛性のバランスに優れているのが特長のモデルです。ホイールサイズ27.5インチで、コントロール性と安定性を両立した走行が可能です。
街乗りにはややコストが高めですが、乗り心地をより追求して、街乗りにもオフロードにも使用したいという方におすすめです。
GIANT(ジャイアント)/TALON 2
- ハンドル幅:690mm
- サスペンション:ハードテイル
- タイヤ・ホイールサイズ:27.5インチ
- 標準価格:86,900円
アルミフレームにケーブルが見えない内装式ケーブルを採用。初めての方にも乗りやすく、幅広いライディングスタイルに対応しています。油圧式ディスクブレーキを標準装備しており、静動力が安定していて扱いやすいため雨天時でも安定して乗ることができます。
幅広いライディングスタイルをカバーすることができます。
MARIN(マリン)/BOLINAS RIDGE1
- ハンドル幅:780mm
- サスペンション:ハードテイル
- タイヤ・ホイールサイズ:27.5インチ
- 標準価格:58,300円
街中で走ることができるようにシンプルに作られたスタイリッシュなマウンテンバイクです。100mmトラベルのサスペンションフォークが標準装備されており、段差やでこぼこした道を走る際の衝撃を和らげます。
通勤・通学のほか、緩やかなトレイルを走りたい方にもおすすめです。
マウンテンバイクで安全に街乗りしよう!
ここまで説明してきたとおり、マウンテンバイクはオフロードだけでなく、街乗りにも最適です!
ロードバイクやクロスバイクに比べると巡航速度が出にくいというデメリットもありますが、道路の凹凸に強かったり、乗り心地が良かったり、パンクにしにくいなどのメリットも多く、街中を安全かつ快適に走行することができます。
マウンテンバイクを選ぶ際には、サスペンションやタイヤ・ホイールサイズを意識して、予算と相談しながら購入してくださいね。あなたの街乗りスタルに適したマウンテンバイクを選び、安全に楽しみましょう。
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