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第7世代の新型マドンSLR誕生! 空力と軽さを大幅に引き上げた近未来エアロロード|TREK

世界をリードするトレックのエアロロード「マドン」がフルモデルチェンジを果たした。

2018年に登場した第6世代から4年の歳月を経て第7世代へと進化。第6世代のマドンSLRと比較して19ワットのパワーセーブを達成し、時速45kmで1時間走行時に前作比で60秒ものタイム短縮を実現。また、バイク全体で300gの軽量化も果たし、大きく進化を遂げた新型マドンSLR。IsoFlow(アイソフロー)と呼ばれるシートチューブに大きく空洞が設けられた特徴的な構造を採用し、近未来的なスタイリングを実現している。

この注目の新型マドンSLRは、すでにトレック・セガフレードの選手たちが実戦使用しており、本日から開幕するツール・ド・フランスでも活躍が期待される。ここでは自転車ジャーナリストのハシケンが新型マドンの進化のポイントを解説していく。

最高峰カーボンOCLV800をベースに空力を追求

新型マドンの開発において、「より速く、より軽く」というチームからの要望を実現すべく、まずキーテクノロジーになったのがOCLV800カーボンだ。先代マドンSLRにも2020年モデルでOCLV800が採用されていたが、今回はOCLV800をベースにフレーム開発をゼロから進めた。また、さらなるエアロダイナミクスを実現すべくCFD解析と風洞実験を実施。2022年5月にエレン・ファン・ダイクがTTバイクのスピードコンセプトでアワーレコードの世界新記録を樹立し証明した高いエアロ技術をベースに、新型マドンもエアロ性能を追求。サンディエゴの風洞施設でライダーが乗車した状態で、ボトルも装着した実際の状況を再現するなかでフレーム設計が進められた。

▼エレン・ファン・ダイクのでアワーレコードはこちら

エレン・ファン・ダイクがアワーレコードを更新、世界新記録を達成|TREK

エレン・ファン・ダイクがアワーレコードを更新、世界新記録を達成|TREK

2022年05月24日

アイソフローと一体型ハンドルで300gの軽量化

そのなかで新たに開発されたテクノロジーがアイソフローだ。シートチューブに大胆な空洞を設けることで、ヘッドチューブ後方で収束した気流を空洞に通して後方へスムーズに流すイメージだ。そして、空力追求で重要なハンドルバーは、前作の2ピーススタイルから一体型のモノコックタイプへと刷新。アイソフロー構造によるフレーム、新型ハンドルバー、それぞれ約150gの軽量化を果たした。

 

Iso Speedにエアロを融合したIsoFlowテクノロジー

2015年にマドンに初めて採用されたアイソスピードは、振動吸収機構が速さに直結することを示し続けてきた。今作のアイソフローへの進化を遂げたことで、快適性は維持したままフレームの空力性能を引き上げることに成功している。また、構造がシンプルになりフレームの軽量化も実現している。

第7世代の新型マドンはあらゆるヨーアングルにおいても第6世代を上回る空気抵抗の低減を示している。また、新型マドン同士における新型ハンドルバーによる効果も確認できる

最新カーボン技術OCLV800によるフレーム設計

トレック独自のカーボンテクノロジーとして知られるOCLVカーボンの最高峰にあるOCLV800カーボン。前作のOCLV700と比較して強度を30%向上させている。これにより、より軽くて空力にすぐれたフレーム成形が可能になっている。

究極のエアロを追求した新開発ハンドルバー

シームレスなフォルムを実現した新型マドン専用設計の一体型ハンドル。前作の2ピースハンドルよりも150gもの軽量化を達成。また、ドロップ部と比べてブラケット幅が3cm狭く設計されている点が特徴。42cmモデルの場合、ドロップ幅が42cm、ブラケット幅が39cmになる。これにより、ブラケットポジションでのエアロフォームを効率化できる。全8サイズが展開され、フレームサイズにより最適なサイズを選べる。なお、一体型のため前作のようにハンドル角の微調整はできない。

新型マドンの一体型ハンドルバー。シームレスで高いエアロダイナミクスを発揮する
先代の第6世代で開発された2ピーススタイルのハンドルバー

長年のデータ蓄積から得られたH1.5フィットの採用

長年トレックが蓄積したフィッティングデータから、多くのライダーに最適化できるH1.5フィットを採用する。前傾の深いエアロフォームはもちろん、長い登坂やロングライドでもアップライトな姿勢をとりやすいジオメトリーが特徴だ。このほか、BBは前作から採用されたT47を採用、シマノ、スラムの電動コンポーネント専用設計で、タイヤクリアランスは最大28Cまでとなっている。

第7世代を表現する「7」が描かれる近未来的フレームが象徴的なマドンSLRジェネレーション7。1時間走行時に前作比で60秒ものタイム短縮、バイク全体で300gの軽量化を実現し、トレックが誇る究極のレースバイクが、ここに大幅な進化を遂げて誕生した。

エアロを追求してきた19年間の進化

マドンといえば、2003年に誕生した初代モデルから先見的にエアロの概念を取り入れ、2012年の第4世代で本格的エアロチュービングを実現したKVFチューブを採用するなどエアロに先鞭をつけてきた。2015年の第5世代では、エアロロードに独自の振動吸収機構アイソスピードを融合し、エアロと振動吸収性の両面から速さを追求。そして先代のマドンSLRでは、振動吸収量を調整できる新型の調整式アイソスピードの採用、2ピースエアロハンドルバーなど、世代ごとに革新的な独自機構をもってエアロロードを進化させてきた。

初回入荷完成車ラインアップ

マドンSLR 9 eTAP

1,756,700円(税込)
サイズ: 52 / 54 / 56

カラーラインアップ

アズーラ
ヴェイパーレッド

マドンSLR 9

1,668,700円(税込)
サイズ: 50 / 52 / 54 / 56 / 58

カラーラインアップ

アズーラ
ヴェイパーレッド

マドンSLR 7

1,305,700円(税込)
サイズ:47 / 50 / 52 / 54 / 56 / 58

カラーラインアップ

クエストスムースシルバー
メタリカルレッドスモーク/レッドカーボンスモーク
アズーラ
ディープカーボンスモーク
ヴェイパーレッド

マドンSLR 6

1,155,000円(税込)
サイズ:52/54/56

カラーラインアップ

ヴェイパーレッド
メタリカルレッドスモーク/レッドカーボンスモーク
クエストスムースシルバー

TREK公式サイト

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PROFILE

ハシケン

Bicycle Club / スポーツジャーナリスト

ハシケン

ロードバイクに造詣が深いスポーツジャーナリスト。国内外のレースやロングライドイベントを数多く経験。Mt.富士ヒルクライムの一般クラス優勝、ツールド宮古島優勝。UCIグランフォンド世界大会への出場経験あり。

ハシケンの記事一覧

ロードバイクに造詣が深いスポーツジャーナリスト。国内外のレースやロングライドイベントを数多く経験。Mt.富士ヒルクライムの一般クラス優勝、ツールド宮古島優勝。UCIグランフォンド世界大会への出場経験あり。

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