BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

ツール・ド・フランスの賞金は? ユンボ・ヴィスマは驚異の約1億円を獲得

ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ、デンマーク)の個人総合初優勝で幕を閉じたツール・ド・フランス2022。マイヨジョーヌ争いはもちろん、日々のステージでも次々とヒーローが生まれるなど、感動とドラマに満ちた3週間だった。

今大会はヴィンゲゴーのマイヨジョーヌを筆頭に、4賞中3賞をユンボ・ヴィスマが占めた。そこで気になるのが、彼らが獲得した賞金額。ふたを開けてみると、レース成績や大会におけるチーム力がそのまま反映された感があり、結果を知って納得の数字になるはず。ツール・ド・フランスの賞金システムなども紹介しながら、2022年大会のプライズを見ていきたい。

大会総額の3分の1を獲得したユンボ・ヴィスマ

ツール・ド・フランスの賞金総額は、228万2000ユーロ(約3億1900万円)。競技の特性上さまざまな賞が設けられており、それらに合わせた賞金額の設定がなされている。例えば、個人総合優勝であれば50万ユーロ(約7000万円)が支払われる。2位以下も順位ごとに賞金額が設定されており、160位までの選手に付与されることになっている(2022年大会の完走者は135人)。そのほか、ステージ優勝であれば1万1000ユーロ(約150万円)が支払われる。

2022年大会で群を抜く強さでインパクトを与えたユンボ・ヴィスマが獲得した賞金は、77万9750ユーロ(約1億900万円)で、大会総額の3分の1を獲得した計算になる。チーム獲得賞金額2番手のUAEチームエミレーツとは約46万ユーロの開きがあり、彼らが大会を通していかに活躍度が高かったかを明示しているといえよう。

©︎ A.S.O. / Pauline Ballet

このうち、個人総合優勝のヴィンゲゴーが稼ぎ出した額は、58万1720ユーロ(約8055万円)。前述した50万ユーロに、ステージ2勝分、毎ステージトップ20以内でフィニッシュで付与される分も加算。また、各ステージ終了時のマイヨジョーヌ着用者に贈られる分(11日分)、山岳賞、各ステージ終了時の同賞首位選手に贈られる分(4日分)も加わる。その他細かな賞金も積み重ねており、前記の金額となった。

©︎ A.S.O. / Pauline Ballet

ヴィンゲゴーと並んで今大会の顔になったワウト・ファンアールト(ベルギー)は、5万8970ユーロ(約816万円)を獲得。ポイント賞のマイヨヴェール獲得賞金2万5000ユーロ(約360万円)のほか、ステージ3勝分、スーパー敢闘賞2万ユーロ(約277万円)、ステージ敢闘賞2回分(1回あたり4000ユーロ)、その他細かな賞金も加えて前記の金額に。

ユンボ・ヴィスマは今大会でステージ6勝を挙げており、この2人にとどまらないメンバー全員の活躍が「荒稼ぎ」の要因になっている印象だ。

ちなみに、これら賞金がチーム内でどのように扱われているかも気になるところだ。選手とチームとの契約内容にもよるが、多いケースとしては、最終順位に関係なくメンバー間で均等に分配されるパターンのよう。また、選手獲得分の数割がチームスタッフにも支払われるのが基本とされる。

ツール・ド・フランス2022 チーム獲得賞金

ユンボ・ヴィスマ 77万9750ユーロ(約1億90万円)

UAEチームエミレーツ 32万2960ユーロ(約4500万円)

イネオス・グレナディアーズ 24万610ユーロ(約3400万円)

グルパマ・エフデジ 14万3860ユーロ(約2000万円)

ボーラ・ハンスグローエ 9万5440ユーロ(約1300万円)

アルペシン・ドゥクーニンク 6万8630ユーロ(約960万円)

チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ 6万3170ユーロ(約880万円)

トレック・セガフレード 5万7740ユーロ(約800万円)

EFエデュケーション・イージーポスト 5万7100ユーロ(約797万円)

チーム アルケア・サムシック 5万6980ユーロ(約795万円)

アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ 5万810ユーロ(約710万円)

クイックステップ・アルファヴィニル 4万6430ユーロ(約650万円)

イスラエル・プレミアテック 4万3770ユーロ(約610万円)

コフィディス 4万950ユーロ(約570万円)

バーレーン・ヴィクトリアス 3万5840ユーロ(約500万円)

チーム ディーエスエム 3万2350ユーロ(約450万円)

モビスター チーム 3万2000ユーロ(約447万円)

トタルエナジーズ 2万60ユーロ(約280万円)

アージェードゥーゼール・シトロエン チーム 1万9870ユーロ(約277万円)

B&Bホテルズ・カテエム 1万8540ユーロ(約260万円)

ロット・スーダル 1万5140ユーロ(約211万円)

アスタナ・カザクスタン チーム 1万5000ユーロ(約210万円)

▼ツール・ド・フランス2022のチーム&コース情報はこちらへ

ツール・ド・フランス2022の出場チーム・選手リストとコースプレビュー

ツール・ド・フランス2022の出場チーム・選手リストとコースプレビュー

2022年07月01日

SHARE

PROFILE

福光俊介

福光俊介

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

福光俊介の記事一覧

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

福光俊介の記事一覧

No more pages to load