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暑く、でも温かいヒルクライムレース参戦記|矢島カップMt.鳥海バイシクルクラシック

7月30~31日、秋田県由利本荘市矢島町で第35回「矢島カップMt.鳥海バイシクルクラシック」が行われた。この大会に、バイシクルクラブ編集部の浜田が31日のヒルクライムレースに参戦。大会の様子をレポートする!

35回の歴史をもつヒルクライム大会 矢島カップMt.鳥海バイシクルクラシック

パレード走行で地元の人から応援される!

鳥海山の標高1100mへ向かってスタート!

コロナの影響で中止されていた、東北の一大ヒルクライム大会が3年ぶりに帰ってきた! 7月31日、さわやかな青空と朝から気温の高さを感じるほどの天候のよさが参加者たちを迎える。そんななか初参戦となる編集部浜田もやや緊張しながら、自転車にまたがる。ヒルクライム……久々だ。

大会ポスターを持って、やる気を見せる浜田。脚に自信はまったくないけど!

秋田県の南にある矢島町エリアに集ったサイクリスト700人ほどが、それぞれのクラスに分かれてスタート地点へと向かっていく。面白いのは計測スタート地点までにパレード走行区間があり、地元のスタッフや住民から応援してもらえること。あたたかな歓迎にお礼を言い、手を振り返す参加者もいるなど、なんとも和やかな雰囲気だ。

パレード区間走行中、ご近所の人たちが応援してくれる。レース直前なのにほっこりした気分に
スタッフのみなさんもとてもいい雰囲気で迎えてくれる。あきたこまち1㎏をプレゼント!

レーススタートも、浜田は早々に遅れ「モードチェンジ」

クラスごとに順次にスタートしていく。ここから28kmで標高1100m地点へ

そしていよいよレースがスタート。レースが始まってしまえばそこは真剣勝負! この日のために切磋琢磨してきたアマチュアライダーたちが、いっきに飛び出し鳥海山のゴールへと走り出していく。もともと浜田はレーサーではないが、コロナ禍で増えた体重に引きづられるような走りで彼らについていけるわけはなく、早々に後方へ……。

浜田も意気揚々とスタート! ただこの後の展開は……

そもそも標高1100m地点まで距離28kmと、ヒルクライムレースとしてはなかなかに長い本大会。その旅路のほとんどを孤独に戦うことは事前に予想していたのだ。

走れる集団はあっという間に遠ざかっていく!

スタート後しばらく午前9時時点で気温は33度以上に。体が火照りだし、呼吸が早くなる……!「……いや、ほんとうはもっと速く走れるけど、スムーズで安全な取材をまっとうするため、戦略的にゆっくりのペースでのクライムがベストだな、途中撮影もあるし」とモードを切り替える。うん、何も問題ない。計画どおりだ! ……なんとも情けないが。

コース序盤。田園風景のなかを走っていく。奥にはこれから上る鳥海山が見える

後方を走っていても感じる本大会の良さとは?

さて、最前線で戦えないサイクリストができることは、ただひたすらマイペースで踏み続けること、そして精いっぱい楽しみ満足することだと思っている。そして鳥海山におけるヒルクライムは、とくに後者をしっかり満たしてくれたというのが今回の印象だ。その満足ポイントを紹介すると……

満足ポイント1 コースと景観の良さ

28kmひたすら上りっぱなしではなく、下り区間やこうした橋も組み込まれている

鳥海山コースの勾配は時に10%を超える区間が出てくるものの、おおむね6~7%……かと思いきや2~3%の緩斜面区間、数分間の下り区間なども含まれ、なかなか変化に富んでいて面白い。秋田県の南端に近い地域はかなりローカルなエリアだが路面状況は抜群に良く、走っていて快適ささえ感じる。田園区間や林区間、森区間、山岳区間と飽きることなく景色を楽しめつつ、標高1000m以降のゴール付近は青空が広がりだす絶好のシチュエーションだった!

中盤以降はだんだんと景色もよくなる。撮影のために「あえて」自転車を止めている

満足ポイント2 地元のみなさんの優しさ

コース上で応援してくれた人たち。暑いなか、何時間くらいここにいてくれたのだろうか?

パレード区間で感じた歓迎もそうだが、とにかく大会をサポートしてくれる地元の方々の優しさがすごい。近隣の中学生も手伝いに来てくれているようで、赤いジャージを着た子どもたちも大会をしっかり支えてくれていた。当日は非常に暑く、道路上に立っているだけでも大変なはずなのに、多くの人が笑顔で手をたたき「頑張れー」と声をかけてくれたのは感謝しかない。

赤いジャージを着た中学生が看板を持って参加者を誘導してくれる

たくさんの満足感を感じつつ、ゴールへ!

コース終盤。勾配がきつくなるが、ひたすら上るしかない! 押し歩きをする人も

そんな満足感と感謝の気持ちで上り続けていると、いつしかゴールが近づいてきた! 最後尾近くで走っていたせいか脚に限界を迎えつつあるライダーも多く、ラスト2km以降は歩きに切り替える参加者もいたが、なんとか歯を食いしばってゴールへ!

ゴールのすぐ手前にて。なんとか上り切ったぞー!

優勝者タイムの倍くらいかかったかもしれないが、無事ゴールできた! よかったよかった。ゴール後は頂上でスイカが配られ、火照った体を癒してくれる。順位の関係なく、最高の味だ!

ゴール後は冷えたスイカでクールダウン。言わずもがなうまい!

伝統があるのにアットホーム、また来たい矢島カップ&鳥海山

ゴールゲートの前で。壮大なコースとあたたかな応援に包まれた大会だ

自分は激しく先頭でバトルを繰り広げることはできなかったが、無事ゴールしたライダーたちはそれぞれみんな満足げな表情だった。「3年ぶりのヒルクライム大会だった」という参加者もいて、完走できた喜びはひとしおだろう。

その後安全に下山。完走後の豚汁がふるまわれ、これにも舌鼓を打つ。さらにラッキーな当選者には、地元の名産品が当たるプレゼント抽選会も行われるなどうれしい特典も。

豚汁ももらえる。山を上り切った後ではなく、「山を下り切った後」というのがいい
地元の名産品がもらえる抽選会も。勝者以外でもアイテムをゲットできるなんて太っ腹だ

久々に参加したヒルクライム大会「矢島カップMt.鳥海バイシクルクラシック」は、浜田的には心から満足できるものとなった。35年という歴史ある大会でありながら、どこかほんわかした優しさに包まれ、とにかく地元の人たちに支えられたイベントであることを実感させられた。どんなに暑く、厳しい坂だとしても「また来たいな」と思わせる秋田の一日だった。

矢島カップMt.鳥海バイシクルクラシック フォトコレクション

30日はタイムトライアル大会が開催。スピード自慢がしのぎを削った!
小学生TTの部での入賞者。これからの成長が楽しみだ
ストラバでつながった仲間同士で参戦! じつはかなりの実力者チームで入賞者多数輩出
マウンテンバイクでスタート! クラス分けもしっかりされている
旧車アンドレ・サブリエール&ダブルレバーで走り切った猛者も
最後まで踏み込んでゴールへ! 全力で走ってタイム短縮を目指す!
この女性ライダーは標高1100mをラクラク完走!? 仲間に向けて余裕で手を振る
最後は笑顔でゴール! やっぱりヒルクライムは最高だ!
秋田県と山形県の堺にある鳥海山。来年、この景色を見るのはあなたかもしれない

レースリザルト

チャンピオンクラス

1位 田崎 友康 1:03:13.33
2位 長谷川 武敏 1:03:14.81
3位 齊藤 雅仁 1:03:22.42

ロード女子A

1位  原 睦  1:29:35.34
2位  藤牧 功子  1:29:47.21
3位  福岡 結  1:31:20.00

ロード男子A

1位 大山 功聖  1:09:49.03

ロード男子B

1位  久保 陸  1:04:23.37

ロード男子C

1位 渡邊 嵩博  1:04:51.25

ロード男子D

1位 中瀬 雄介  1:03:47.14

ロード男子E

1位 高橋 信博  1:09:16.14

ロード男子F

1位 高橋 順一  1:14:03.05

ロード男子G

1位 伊藤 孝一  1:32:10.77

ロード女子B

1位 向井 菜見子 1:20:42.70

ロードジュニア

1位 藤田 夏樹  1:30:01.22

MTB女子

1位 加藤 千恵子 1:39:37.98

MTB男子

1位 古川 文信 1:17:59.27

問:MT.鳥海バイシクルクラシック事務局
https://www.city.yurihonjo.lg.jp/yashima/roadrace/cycle%20hp/top/newindex.html

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PROFILE

ハマダ

Bicycle Club / 編集部員

ハマダ

元自転車ショップ店員であり、最新バイクや新製品の情報を日々追っている編集部員。短期ツーリングや週末サイクリングを好むザ・アベレージ サイクリスト。国内外の選手たちを熱く見守るロードレースファンでもある。趣味はパン屋巡り。

ハマダの記事一覧

元自転車ショップ店員であり、最新バイクや新製品の情報を日々追っている編集部員。短期ツーリングや週末サイクリングを好むザ・アベレージ サイクリスト。国内外の選手たちを熱く見守るロードレースファンでもある。趣味はパン屋巡り。

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