落車を回避し新城幸也はトップと同タイムの52位、ヴエルタ・ア・ブルゴス|ユキヤ通信
Bicycle Club編集部
- 2022年08月05日
新城幸也が(バーレーン・ヴィクトリアス)8月2日(火)から参戦しているスペイン・カスティーリャ・イ・レオン州ブルゴス県で行われる5日間のステージレース『Vuelta a Burgos ヴエルタ・ア・ブルゴス』。その第2ステージではフィニッシュ手前、大落車が起こり多くの選手が足止めされた。新城は落車には巻き込まれず無事フィニッシュ、チームメイトのサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)もリーダージャージを維持している。
第2ステージはスプリンターステージ、時速70kmで大落車
ヴエルタ・ア・エスパーニャの前哨戦として位置づけられるヴエルタ・ア・ブルゴス。
第2ステージは中盤に3つの3級山岳が設定されているものの、このレースの中ではスプリンターステージと言える158km。各チームのエーススプリンターたちにとっては勝利を狙う貴重なチャンス。
バーレーン・ヴィクトリアスは第1ステージの勝利でリーダージャージを着用するサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)を守りながら集団先頭でレースのコントロールに徹した。
レース終盤、集団スプリントで何事もなく終わるかと思われた矢先、フィニッシュまで1kmを切り、時速70km以上に加速していた集団の先頭から3番手の他チームの選手がスピートバンプでハンドルから手を滑らせ落車。後続の選手が次々と巻き込まれ、多くの選手が足止めという大惨事が起こった。
新城らはフィニッシュのスプリント勝負には無理に参戦せず、新城も足止めを余儀なくされたがトップと同タイムの52位でフィニッシュしている。また、ステージレースでは残り3kmでアクシデントがあった場合、同タイムフィニッシュ扱いとなるためブイトラゴも無事にリーダージャージを守っている。
新城幸也のコメント
『とにかく無事にリーダーを守れて良かった。第1ステージと同じ3人が逃げてくれたおかげで、集団をコントロールする側としては簡単なステージとなった。フィニッシュまで500mのところで大惨事(集団落車)が起きてしまったが、幸いにもチームメートには大きなケガがなかった。しかしこの落車で第3ステージをスタートできない選手も多数いるだろう……。それぐらいひどい落車だった。第3ステージは1つの勝負所の日になると思う。フィニッシュまで約40km手前に大きな山場が待ち構えている。昨年のこのレースでも上ったし、昨年のヴエルタではこの上りフィニッシュのステージもあった山。自分の仕事はスタートから上り口までの約110km地点、チームが良い状態で山場に入れるように、全力を尽くすだけです』
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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