與那嶺恵理がフランスのステージレースで総合2位、過去最高位|ツール・デ・ピレネー
Bicycle Club編集部
- 2022年08月08日
ヨーロッパで活躍する與那嶺恵理(よなみねえり、ヒューマンパワードヘルス、日本)が8月5日から7日の3日間で開催された「CIC-Tour Féminin International des Pyrénées(CICツール・フェミナン・アンテルナショナル・デ・ピレネー、以下略ツール・デ・ピレネー)」で総合2位を獲得、UCI(国際自転車連合)2-1クラスのレースで自身のキャリア最上位の成績を収めた。
第4ステージではトップから44秒差の4位でフィニッシュ
ツール・デ・ピレネーは3日間で4つのステージをこなすレース。第4ステージは117kmのピレネーの山岳を周回する厳しいコースで行われた。
レースは序盤からステージ狙いの逃げ決まる。リーダージャージのクリスタベル・ドーベルヒコック擁するEFエデュケーション・TIBCO-SVB、アメリカがメイン集団をコントロールする展開となる。與那嶺もこのメイン集団に位置取りしてレースは進む。
先頭集団は徐々に人数を減らし最後は、ザナーディ・シルビア(ビーピンク 、イタリア) とコラリ・ドゥメ(サンミッシェル・オーベル93WE、フランス)、コストン・モルガン (アルケア プロ サイクリング チーム、フランス)の3人へと人数を減らし最後はシルビアがスプリントでドゥメを下しステージ優勝を飾った。いっぽうリーダージャージを着るドーベルヒコックは安定した走りで、トップから55秒遅れの6位でフィニッシュ、與那嶺はドーベルヒコックから3秒遅れの18位でフィニッシュし総合2位を確定させた。
與那嶺は今回総合2位となったことでUCIポイントをさらに85ポイント獲得した。1カ月後のオーストラリア・ウロンゴンで開催される世界選手権での活躍に期待がかかる。
與那嶺理恵コメント
「昨年にIliac(腸骨動脈内繊維症)の手術をしてからコンディションも筋肉もなかなか戻らず、3月の春のクラシックの時期からコロナに感染してしまいとても厳しい状況でした。それでも私を信じて支えてくれたTeam Eriのみなさん、そしてレースに出場するチャンスをくれたチーム、Human Powered Healthにとても感謝します。 今回の結果は私にとって一つの区切りになると思います。オーストラリア世界選手権に向けてしっかりと準備をしていくのと同時に、パリ五輪まで真剣にもう一段レベルを上げて取り組んでワールドツアーでの1勝に向けて、武井亨介コーチとともに取り組んでいきたいと思います。多くの応援ありがとうございます。10月の全日本選手権でお会いしましょう」
リザルト 第4ステージ
1 ザナーディ・シルビア(ビーピンク 、イタリア) 3:15:32
2 コラリ・ドゥメ(サンミッシェル・オーベル93WE、フランス)+0:02
3 コストン・モルガン (アルケア プロ サイクリング チーム、フランス)+0:03
4 ヴィジリア・アレッシア(トップガールズ・ファッサボルトロ、イタリア)+0:52
5 ニナ・バイスマン(ヒューマンパワーヘルス、オランダ)+0:55
6 クリスタベル・ドーベルヒコック(EFエデュケーション・TIBCO-SVB、アメリカ)ST
18 與那嶺恵理(ヒューマンパワーヘルス、日本)+0:58
リザルト 総合順位
1 クリスタベル・ドーベルヒコック(EFエデュケーション・TIBCO-SVB、アメリカ)9:05:39
2 與那嶺恵理(ヒューマンパワーヘルス、日本)+1:08
3 リカルダ・バウアーファインド (キャニオン・スラム レーシング、ドイツ)+1:38
4 グレタ・マルトゥラーノ(トップガールズ・ファッサボルトロ、イタリア) +1:40
5 コラリ・ドゥメ(サンミッシェル・オーベル93WE、フランス) +3:29
6 ビリウコヴァ・ユリア (アルケア プロ サイクリング チーム、ウクライナ)+4:54
レース公式WEBサイト
https://www.cic-tfip.com/
輿那嶺恵理 公式WEBサイト
http://eriy.jp/
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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