MTB世界選手権ダウンヒル、フランスが表彰台を独占! 九島勇気は59位で一時ホットシートに
Bicycle Club編集部
- 2022年08月28日
8月22日(月)~8月28日(日)の期間、フランス・レジェではUCI MTB世界選手権大会が開催されている。8月27日、マウンテンバイク、ダウンヒル(DHI)エリートカテゴリー男子の決勝が行われ、開催国フランスがワン・ツー・スリーフィニッシュを飾った。優勝したのはロイック・ブルーニで、3年ぶり4度目の世界チャンピオンに輝いた。いっぽう日本人で唯一出場した九島勇気(神奈川、Santa Cruz)は59位となっている。
観客は4万人、熱狂的な世界選手権のダウンヒル会場
4万人という凄まじい観客が集まったフランス・レジェで開催された世界選手権DHI。今回、地元のフランス勢はロイック・ブルーニが優勝、2位にアモリ・ピエロン、3位にロリス・ヴェルジェが続き、トップを独占するなど、会場は熱狂に包まれていた。DHIは日本ではマイナー競技だが、ヨーロッパの自転車では激しさスピードを含めて花形競技の一つ。そのスピードは上位選手では55km/hを超えていた。
ホットシートに座った九島、暫定的に世界の頂点に
興奮する会場で3年ぶりに世界選手権に出場した九島。予選通過順位の下位選手から出走するため、予選をギリギリで通過した九島は第1走者として出走、3分39秒759で走り切った。その時点でのトップタイム保持者が座るホットシートに座り、第9走者のバンデリア・コンサーロ(ポルトガル)に抜かれるまで、世界の頂点を体験した。
コメント 九島勇気
ちょっとミスはあったんだけど、今の自分の全力は出せたと思います。路面はドライに見えるけど、朝露で今朝の練習はだいぶ路面が濡れててプッシュしきれない部分もあった。
決勝に出れて、こうしてゴールできたことは本当にうれしい。やっとスタートラインに立てたと思う。来週はイタリアでのワールドカップ、予選を通過し、良いイメージで決勝に出場したいですね!
リザルト DHI
1 ロイック・ブルーニ フランス 3:20.478
2 アモリ・ピエロン フランス +2.581
3 ロリス・ヴェルジェ フランス +3.386
59 九島勇気 日本 3:39.759 +19.281
引き続き8月28日にはクロスカントリーが開催
UCI MTB世界選手権大会は8月28日にXCO(クロスカントリー)が開催される。日本からはエリートカテゴリーの北林 力(Athlete Farm SPECIALIZED)、アンダー23カテゴリーの小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)が出走する。
大会WEBサイト
https://www.lesgets2022.com/
SHARE
PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。