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最高のライドはすぐそばにある|Specialized AETHOS

エアロロードバイクがほとんどオールラウンドバイクと同義になった2022年に、改めて2020年に発表されたスペシャライズドのAETHOSというバイクの先進性を思う。

アンチテーゼではなかった

このバイクの発表当時、時代と逆行するスタイリング(ケーブル外装、汎用ハンドルステムetc……)やレース基準を逸脱するほどの軽量性、最高のライドを志すというメッセージのそのすべてが、現代のロードバイクシーンへのアンチテーゼのように思われた。行き過ぎたスピード至上主義からロードバイクの本来ある姿を取り戻せ、と。

しかしこのAETHOS COMP – SRAM RIVAL ETAP AXSに改めて乗ってみて、このバイクの発するメッセージがより理解できた気がする。このバイクはただロードサイクリングの姿を体現するものであって、既存へのアンチテーゼとして捉えるのはアナーキーすぎる。

あるいは2020年時点では、私たちは既存のバイクとの比較でしかこのバイクを語り得なかったのかもしれない。今回、AETHOSのラインアップ中、最もローコストなこのモデルに乗ったからこそそのことに気づいた。

最もローコストといっても、60万円を超えてくる高級車である。しかしフレームの素性を考えると、やはり付属するコンポーネントやパーツの重さが気になるところだ。それでも、AETHOSの本質といえる軽快な走りは生きている。そしてこの軽快さゆえに、ライドの1km1kmに心が躍る。

ライドで感じる何かの探求

この心の躍り方は、最新のエアロロードがもたらしてくれる喜びとは別のものだ。体感できるレベルでよく進むエアロロードの、自らがスピードと一体となる喜びは陶酔的なものだ。それは自らの能力のさらなる拡張を迫る陶酔。テクノロジーが人間を拡張するという、ディストピアと紙一重の無邪気な夢を見させてくれる。

AETHOSの喜びはもう少しゆっくりとライダーに染み込んでいく類のものだ。路面のひび割れ、霧に包まれた山頂、あるいは峠に息づく人の営み、風土。ライドの瞬間瞬間に体感するこうしたものごとの集積が喜びとして持続する。時にはバイクを降りてもしばらく続く。

ライドの最中、それが登坂の最中であってもバイクがふっと消える瞬間がある。そのとき、ライダーは目の前の風景と自らの体との純粋な対話の中にいる。AETHOSは自らがライダーと対話しようと前に出てくるのではなく、ライダーが自然と対話するために一歩退いてくれるのだ。

矛盾するようだが、AETHOSに乗るべきは、「バイクなんて何でもいい」という価値観を持つライダーだと思う。エアロや速さ、あるいは(AETHOS最大の特徴である)軽さにもこだわることなく、ただロードバイクで走る喜びを知る人。1gの軽量化よりも、1km先に広がる風景に取りつかれたひと。そんな人こそ、AETHOSに乗るべきだ。ライドで感じた何かに充足するために。

いつものルートでも、見知らぬ土地でも

このバイクは他との比較を必要としない。このバイクは他を否定しない。ただ、最高のライドのためにそこにいてくれる。そして最高のライドとは、いつものルートから見知らぬ土地まで、どこにでもあることを教えてくれる。つくづく唯一無二のバイクである。

製品情報

AETHOS COMP – SRAM RIVAL ETAP AXS

価格:638,000円(税込)
サイズ:49、52、54、56、58、61
カラー:サテンメタリックモス/ゴールド/カーボンフェード、グロスクレイ/パール、サテンカーボン/ティールティントフェード/フレークシルバー

製品ページはこちら

My Aethos,My Style キャンペーン実施中

現在、スペシャライズドではAETHOSを新たに購入する人に、購入金額の10%相当のスペシャライズドギアをプレゼントするキャンペーン「My Aethos,My Style」を実施中。本記事でライダーが着用したPREVEILヘルメットやS-WORKS TORCHシューズも対象となる。

キャンペーンの詳細はこちら

 

問:スペシャライズド・ジャパン
https://www.specialized.com/jp/ja/

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PROFILE

小俣 雄風太

小俣 雄風太

アウトドアスポーツメディアの編集長を経てフリーランスへ。その土地の風土を体感できる方法として釣りと自転車の可能性に魅せられ、現在「バイク&フィッシュ」のジャーナルメディアを製作中。@yufta

小俣 雄風太の記事一覧

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