
地元のフィールドでゆったりトレイルを楽しむ大人のトレイルライド|自転車で山遊び

Bicycle Club編集部
- 2022年09月15日
バイクのフィールドとしてトレイルがいま再び盛り上がりつつある。そんな中で新たにおすすめしたい、大人の自転車山遊びとは? アウトドアな自転車ショップ、クランプ武村信宏さんの休日を追った。 INDEX
※トレイルでの走行&撮影は、地権者および役場の許可を得て行っています
グラベルバイクの先にあるマウンテンバイクの世界
自転車でダートを楽しむ。そんな遊びを改めて気づかせてくれたグラベルバイク。ダートを走るということであれば、その先にあるのがマウンテンバイク(MTB)だ。純然たる山遊び自転車、忘れていたそんな自転車を思い出した。
一時のブームは過ぎ去って、日本では長らく下火だったMTB。巡りめぐって今、シンプルな90年代のオールドMTBが街で流行っているし、アウトドアブームの流れで、より山に近いこの自転車に再び注目が集まりつつある。
MTBに乗るのなら、グラベルからトレイルへということになる。そんな自転車で走れるトレイルも各地で整備が進んでおり、今シーズンオープンするトレイルも数多い。
MTBでトレイルを走るのは、今までのスポーツ自転車体験とはまったく別のアクティビティだ。そんな山遊びとはどんなものか? 山のフィールドに近いアウトドアな自転車ショップ、クランプ伊那の武村信宏さんにトレイルライドで整うという、そんな日常を実践してもらった。
テーマは、アクティブな走りと山の中でのんびり過ごすギャップを楽しむ。ムリしないでスマートに山遊びを楽しむオトナのトレイルライドだ。

トレイルライドで日常をオフ

いろいろ思いにふけりながら走れるのがロングライド。そのため考え事にも向いている。しかし、どうしても仕事のことを考えてしまうという武村さん。そんな人も多いのではないだろうか?
そんな思考をオフにするためにトレイルに入る。まさにオフロードだ。トレイルでは考え事をしている余裕はない。険しい道に対峙するために、無我夢中で走りに集中する。そこで、ようやく日常から解放され自由になる。そこで整うのが武村さんのトレイルライドだ。
グラベルのダブルトラックを上っていき、トレイルに入る。1日に楽しむのは、山に上って下る1本のみ。せっかく上ってきた山中で自然を楽しむ。小鳥のさえずりや木の葉の音を聞きながら、のんびりコーヒーや昼寝を楽しむ。そして集中して1本を下る。その「動」と「静」がよりリラクゼーション効果を高める。
別に速さを競うわけでもない。いつものトレイルで、ひたすらスマートに下れることに精進する。
誰かと比べてるわけでもなく、山の中で誰が見ているというわけでもないので、自分だけの満足感だ。ある意味ソロで完結しているのも大人のトレイルライドといえるかもしれない。
トレイルの動とハンモックの静を楽しむ
よりぜいたくにアウトドアを味わえるアクティビティーとリラクゼーション、動と静のギャップで日常をリセットする。
【動】山遊びのアクティビティーとして最高のMTB
やっぱりマウンテンバイク最高!と思ってしまう、下りのトレイル。自転車屈指のアクティビティーなのは間違いない。自転車で山を下ることがめっぽう楽しいと気付いた先人が生んだ遊びのギアだ。
【静】ハンモックでゆったりと山でシエスタ



SHOP DATA
CLAMP伊那
住所:長野県伊那市山寺249-1
TEL.0265-96-0109
アウトドアと自転車の店。長野県のフィールドに近いエリアで遊びのスタイルを発信。代表の武村信宏さんは、バックカントリースキーのガイドの経験あり。オフシーズンのアクティビティとしてMTBに夢中になり現在に至る。ライドツアーも開催。
クランプ伊那 武村信宏さん
※この記事はBiCYCLE CLUB[2022年7月号 No.444]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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