與那嶺恵理が女子版ブエルタ・ア・エスパーニャでキーゼンホーファーと同着。総合19位を維持
Bicycle Club編集部
- 2022年09月11日
ヨーロッパで活躍する與那嶺恵理(よなみねえり、ヒューマンパワードヘルス、日本)が9月7日から11日までの5日間、スペインで開催されているワールドツアー「Ceratizit Challenge by la Vuelta(セラティジット チャレンジ by ブエルタ、以下略ブエルタ)」に参戦している。その第4ステージ終了時点で、與那嶺は第19位を維持している。
第4ステージはキーゼンホーファーが大逃げ
9月10日、チャレンジ・バイ・ラ・ブエルタの第4ステージが開催された。この日のコースはスペイン内陸部のパレンシアからセゴビアまでの160km 。前日までのステージのような厳しい上りはないものの、小さなアップダウンが繰り返される上に、レース終盤には大きな石も見つかるような「グラベル」区間とセゴビア市内の狭い道が続く、かなりテクニカルなコースとなった。
この日はリアルラルスタートが始まるか始まらないかという時点から集団を飛び出した、昨年の東京オリンピックの女子ロードレースで東京オリンピック金メダリストのアンナ・キーセンフォーファー(ソルテック、オーストリア)の大逃げから、レースがスタートすることになった。
キーゼンホファ―は一時はメイン集団から9分以上もタイム差を広げ、バーチャルで総合首位に立つことになった。しかし、レース中盤を過ぎると、リーダージャージのアンナミエック・バン・ブルテンを要するモービスターが集団をコントロール。一気に集団のスピードを上げ、キーゼンホファ―とのタイム差を縮め始める。
ゴール前のスプリントでシルビア・ペルシコ(バルカー)が勝利
キーゼンホファ―がメイン集団の強力な追走に捕まったのは、ゴール前約1km地点のセゴビア市内に入ってからだった。有名なセゴビアの水道橋を過ぎたあたりから集団は分裂。先頭集団はリーダージャージのアネミエク・ファンフルーテン(モビスターチーム、オランダ)を含む5人がスプリントし、シルビア・ペルシコ(バルカー)がこの日のステージを勝つことになった。総合首位に変化はなく、リーダージャージはファンフルーテンが維持している。
與那嶺理恵コメント
ブエルタ4日目。170kmの最長ステージとグラベル、本当にきつかったです。スタートから東京オリンピックの金メダリストのアンナ・キーセンフォーファー(オーストリア)のアタック。
彼女は特別なのでプロトンは放置。私はこのまま行くとGCが一つ落ちるのですが、冷静に。何度も横風で集団は分裂しましたが、終始メイン集団でレースを進めました。最終日。男子と同じ旧市街での100kmのクリテリウム。トラブルなく、総合をキープします。
リザルト 第4ステージ
1 グレース・ブラウン(バルカー・トラベル&サービス、イタリア)4:11:01
2 デミ・フォレリング(チームSDワークス、オランダ)ST
3 エリーザ・ロンゴボルギーニ(トレック – セガフレード、イタリア)ST
32 與那嶺恵理(ヒューマンパワーヘルス、日本)+0:43
リザルト 総合順位
1 アネミエク・ファンフルーテン(モビスターチーム、オランダ)10:00:02
2 エリーザ・ロンゴボルギーニ(トレック・セガフレード、イタリア) +1:51
3 デミ・フォレリング チームSDワークス、オランダ+2:18
19 與那嶺恵理(ヒューマンパワーヘルス、日本)+7:37
レース公式WEBサイト
https://www.challengebylavuelta.com/
輿那嶺恵理 公式WEBサイト
http://eriy.jp/
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- Bicycle Club
- CREDIT :
- TEXT:Yukari Tsuhima PHOTO:EriYonamine/Lino Escrius (challengebylavuelta)
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