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樫木祥子がエリート女子ロード、全日本タイトルを獲得 WU23は小林あか里

2022年10月23日、広島県広島市森林公園で第90回全日本自転車競技選手権大会ロードレースの女子エリートカテゴリーが行われ、樫木祥子(team illuminate)が、元チャンピオンの與那嶺恵理(Human Powered Health)や前チャンピオンである植竹海貴(Y’s Road)を下し優勝を飾り、自身初となるナショナルジャージを獲得した。さらにWU23は小林あかり里が勝利した。

チームカーの運用が発端でJSAAの仲裁、異例の10月開催

元々は、6月25日に行われる予定であった全日本自転車競技選手権大会ロードレース女子だが、大会特別規則をめぐって選手と主催者である日本自転車競技連盟(JCF)が対立。日本スポーツ仲裁機構(JSAA)での仲裁に発展し、選手側の言い分が認められたものの、レースの安全性が確保できないとの判断から、JCFが開催4日前の6月21日に開催の見送りを公表したこともあり、通常の全日本ロードと異なり肌寒くなり始めた時期の開催となった。

今回ニュートラルは広島県自転車競技連盟車のものを利用

仲裁案件については継続して行われ、最終は10月4日に申し立てられ、10月18日付け(告示10月20日JSAA-AP-2022-012)によるとチームカーの運用は認められないもののJCFが認める上位4名に限りチームスタッフ及び予備車両4人4台が共通機材車に同乗を認められる形で和解となった模様。またエントリーを見る限り今年は全日本選手権の他競技も含めた開催日変更が多く、MTB/CXに集中するため諦めた選手も一定数いると感じられた。

出走18人、與那嶺、金子、樫木を中心に勝負は動いた

全日本自転車競技選手権大会ロードレース女子エリート12人(1人DNS)、WU23レース7人が出走した。序盤は集団での走行となったが3周目に金子広美(イナーメ信濃山形)が逃げたが樫木、與那嶺、大堀博美(MOPS)、植竹海貴(Y’s Road)の4人が追う展開になった。

そこから遅れること10秒で石田 唯(早稲田大学)を先頭に小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)、渡部春雅(明治大学/Liv)のWU23を含む5人の2パックが形成。しばらくこの構成が続いたが、5周を過ぎた辺りから三段坂で活性化。與那嶺、金子、樫木が先行し、それを小林、植竹、渡部、大堀が追う展開へと変化した。

先頭の3人は最後まで変わらず、セカンドグループから小林が抜けだして単騎で追う形となり渡部も数秒遅れて追走する。

力で與那嶺をねじ伏せた樫木がWタイトルを獲得

ラスト1周の鐘と共に與那嶺がアタック、樫木が逃さず追走。ゴール手前500Mまで與那嶺、樫木が先行。遅れること10秒で金子となり、そこから激しい牽制を行っている隙を突いて金子も追従した。あわや3人のゴールスプリントになるかと思われたが、樫木がそれをねじ伏せ自身初となるタイトルを手に入れた。

なお樫木は6月に行われたタイムトライアル選手権も制しているため、同年度2タイトル獲得となる。

渡部を突き放し小林が勝利

WU23の勝負は小林と渡部の一騎打ちとなったが、小林は最後3段坂からアタックを開始し、渡部を10秒放し、単独でフィニッシュした。アジア選手権MTBに引き続き女王の座に輝いた。

エリート女子 1位 樫木祥子 コメント

びっくりしました。まだ信じられないというかこれから優勝をかみしめてみなさんに報告しようかなと思います。今回トップコンディションにないところもあり、とにかく上りでレースをコントロールする與那嶺選手について行くことに必死になり、2019富士スピードウェイを思いだしました。とにかく必死でした。

エリート女子 2位 與那嶺恵理 コメント

今日はノーコメントです。一つ言うなら力が足りませんでした。

エリート女子 3位 金子広美 コメント

自分がどこまで走れるか分からないところもありましたが、3周目はちょっと調子がよかったのもあり頑張りました。

女子WU23 1位 小林あかり里 コメント

アジア選手権MTBに続きおめでとうございます。今日は本当に自分の中では出し切ることだけにフォーカスして出し切ろうっていう……。
「優勝というのはもちろんありましたけど、出し切ってゴールをするっていうことを考えて走ってて最後の坂で仕掛けて本当に逃げ切れるかどうかは自分の中でも定かじゃなかった。でも、結果としてこうやってU-23優勝するっていう形でレースを終えることができたし自分の力を全て出し切ることができたので、今回の全日本はすごいいい走りができたんじゃないかなと思ってます」

リザルト

1 樫木祥子 team illuminate  2:55:18
2 與那嶺恵理 Human Powered Health +0’00”
3 金子広美 イナーメ信濃山形 +0’02”
4 小林あか里 弱虫ペダルサイクリングチーム  +1’46″ (WU23 1st)
5 渡部春雅 明治大学/Liv +1’56″ (WU23 2st)

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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