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【DAY1】野辺山グラベルチャレンジ参戦レポート! By CLAMP

10月29日、30日に長野県の野辺山高原で開催されたRaphaプレゼンツ・野辺山グラベルチャレンジに、CLAMPの若手スタッフが参戦! これからさらに人気が過熱しそうなグラベルレースの楽しさを伝える! 今回は前半、1日目のレポート。

想像以上の未舗装率! 野辺山グラベルチャレンジに挑戦

スタッフ新井です。野辺山グラベルチャレンジに参加してきました。

先に結果から報告すると、2日まとめた最終的な結果は20代の部で3位。表彰台には立てましたが、今回は20代の参加者が少なかったこともあり、棚ぼたで表彰された感が……。うれしいというよりは、むしろありがたいという感じになってしまったので、次回参戦できた際は、もっと良いタイムで表彰されるように頑張ります(笑)。

今年のレースには、もともとスタッフ寺尾と2人で臨む予定でしたが、寺尾は直前の体調不良により急きょDNS、私1人での参戦となりました。

グラベルチャレンジは、グラベルの指定された区間でタイムを競うレースカテゴリー、タイム計測をせずに景色を眺めてゆっくり走れるツーリングカテゴリーに分かれていて、さらに距離もロングとショートから選べるので、自分の脚や目的に合わせた選択ができるようになっています。

私の出走したロングのレースカテゴリーは、1日目が総距離75.7km、獲得標高1940m、未舗装率41%で30.5km。2日目が総距離44.8km、獲得標高1229m、未舗装率61%で27.5kmというコース。国内でこんなに未舗装率の高いコースを走れる機会ってなかなかないですよね。ここはさすが長野県といったところでしょうか。

今年は2日とも天気に恵まれていたのでよかったですが、あのコースでもし雨だったらと思うと、下りのことを考えてゾッとしてしまいます。それぐらい、特に1日目の下りはハードでした。

他に印象的だったこととしては、7月に参戦したOMM BIKEと、参加者のウェアやバイクがかなり違っていたことです。OMMではMTBやMTBのタイヤを履いたグラベルバイク、アウトドアウェアを着て出場する方が多かったですが、グラベルチャレンジではグラベルバイクだけでなく、ロードバイクやシクロクロスバイクに少し太いタイヤを装着して、ピチピチのいわゆるサイクルジャージを着て走る方がほとんどで、一口にグラベルを走るイベントといってもこんなに違うんだ、とグラベルというジャンルにおける多様性を強く感じました。

グラベルチャレンジではタイム計測区間があることでメリハリがつき、それ以外の区間はお互いに撮影したり話したりという余裕が生まれるので、気を張らずに緩く楽しめるというのは、グラベルのイベントに共通していえることなのかもしれません。この「レースなのにどっちかといえば遊んでる時間の方が長い」みたいな感覚がクセになってしまう方が、私を含めて多いのではないでしょうか。

レース1日目に使用したバイクは、クランプ伊那店で取り扱っていて試乗車として店頭に置いているSALSA・warbird carbon。カーボンフレームにフロントシングルのSRAM・apex、teravaleの42Cタイヤなど、軽さと走破性のバランスに優れた一台です。

レースが始まると、まずはウォームアップがてら移動区間を走っていきます。1日目は上りの舗装路率が高く、下りは長めのグラベルが多かったように感じます。

タイムを計測してないにも関わらず、今年が初参加だろうと思われる方々が開始直後から先頭パックを形成して舗装路をゴリゴリに踏み倒していました。2019年も参戦していた僕は、頑張っても仕方ないと知っていたので、「この区間も踏み倒せるとかどんな脚してるんだよ……」と内心思いつつ、同じペースで走る方と談笑しながら小さくなっていくハイペースの方たちの背中を見送っていきました。

舗装路を上った後、グラベル区間の下りが始まったのですが、この下りが想像よりもガレていて、かなり腕と脚にきました。斜度がありスピードが出やすいのですが、石が結構大きく、40C程度のタイヤでもグリップ感が低いため、ずっと引きずるようなブレーキングになりがちでした。グラベルを走った経験が少ない人は結構怖かったのではないでしょうか。みなさん怖いとか痛いとか言いながらも笑顔で下ってはいましたが、さすがに10分も下ると、みんな「もぅグラベルはええわ」みたいな顔になっていました(笑)。「こんなに腕がキツいならフルサスの方がよかった」と言う参加者をチラホラ見かけるぐらい、タフなダウンヒルでした。

適度に疲れたところで、SS(スペシャルステージ)というタイム計測区間になります。
グラベルとは言いますが、目の細かい砂利で引き締まった走りやすい路面ではなく、大小さまざまな石が表面に浮きつつ、路面が左右にうねっているので、ラインを選ばないとトラクションが抜けてしまうような少しテクニカルな上りでした。

SS1とSS2はそれぞれ距離2.5km弱、総合上位勢であれば約10分で上れる距離ではありますが、滑りやすい後輪に上手く体重を乗せつつラインを選ばなければいけないので、腰や腕にかかる負担が大きく、短時間でも全身のエネルギーを出し切るような感じになります。後ろのギヤが前よりも大きくなっている方が上りやすいのはもちろん、空気圧もかなり下げている方が接地感があって走りやすそうでした。僕はそのことに計測が始まってタイヤが滑りまくってから気付きました(笑)。

計測区間の各ゴール地点にはエイドステーションがあり、写真のような高タンパク質クッキーやバナナ、チョコレートなどが食べ放題になっていました。ここで水とエネルギーを補給して、上ってくる参加者に「頑張れー! あとちょっとー!」「お疲れさまでーす!」と声を掛け合いながら休憩しました。出し切った後の表情はみなさん清々しく、激しいグラベルをすでに下ってきたこともあり、SS1が終わった時点で「もう終わりでええわ」「もう走る元気ない」と言っている方も見受けられました。

SS1が終わるとさらにグラベルを下り、舗装路で街中や川沿いを抜けてSS2へ。ここが終わればあとは滝沢牧場に帰るだけ、ということでみなさん1日目に残っているありったけのパワーを注ぎ込んでいました。

僕も移動区間で仲良くなった関東から来た方と一緒にSS2を走ったことで、一人では追い込めないようなレベルまで頑張って踏むことができ、一緒に走ってくれた方とその仲間たちに感謝しています。あのときは本当にお世話になりました!

ゴールしてからは、暖かい服に着替えて、オリジナルバイクの試乗車を展示していたお店のブースを少し手伝いながら、たき火にあたったりしていると表彰式が始まりました。

最近は長距離どころか、体調面などの理由でそもそも自転車に乗れていなかったので、表彰台なんて乗れるわけがないと思っていましたが、20代の参加者が少ないことで、なんとか年代別3位に食い込むことができました。

3位に入れたことで、2日目のモチベーションはかなり上がりましたが、コースにおけるグラベル区間のハードさ、出走することができなかった寺尾の分まで頑張るという意味でも、2日目はCLAMPオリジナルグラベルバイクCGに乗り換えて出走することにしました。

本当は野辺山という最高のロケーションでテント泊をしたかったのですが、いざ現地に行ってみるとかなり寒く、日中でも薄着だと凍えるくらいだったので、潔くお家に帰ってゆっくり休むことにしました。

案の定途中のコンビニでスイーツを爆買いして車で甘いものざんまいでしたが、血糖値が爆上がりしてそのまま気持ちよく寝れたので、案外よかったのかもしれません(笑)

スタッフ新井の野辺山グラベルチャレンジ参戦レポート、2日目の様子は近日公開。

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長野県伊那市・松本市にある自転車とアウトドアのショップ。 CLAMPは人と人とが遊びでつながる場所であり、そのために必要な道具やつながりの場を提供します

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