レストア系サイクリストのオアシス、サイクルフリマが急増中
ニシヤマ
- 2022年12月03日
自転車はスポーツではなくホビーと言い張るいじってなんぼのレストア編集者の手記。
もはやライフワークにもなっているサイクルフリマ巡りだが、ここ数年にあちこちで開催されるようになった。今回も掘り出しものを見つけるべく、各地のフリマに出没。
秋は自転車フリマ天国だった
当コラムの原風景ともいえるサイクルフリーマーケット。とはいっても売り手で参加したことは3回くらいで、もっぱらお客さんだ。サイクルフリマに通い続けて30年。ジャンクなパーツをあさりまくるというのが、私における自転車活動のベースにある。
そんなジャンクから生えてきた自転車に乗る。だから乗るのは後で、あさるというのが先。まさに私のサイクルライフのスタートであり、オアシスともいうべきなのが、自転車のフリマなのだ。
関東在住なので近くのフリマというと、昔は多摩川の関戸橋フリマぐらいだった。ところが近年グッと増えてきて、今年はもう、秋の週末はほぼフリマという感じになった。
9月以降開催されたフリマで、確認できたところでは以下のとおり。確認できただけでも10もある。
●9/17 ベロマルシェ(神奈川県・逗子)
○10/8 自転車のみの市(立川・たちかわ創造舎)
●10/15 関戸橋フリマ(府中・多摩川)
●10/15 フレンチベロミーティング(長野県・諏訪)
○10/22 京王閣フリマ(府中・京王閣競輪場)
●10/23 アフターサイクル(世田谷・グルーヴィジョンズ)
●10/29・30 フェッロマリエモンティ(千葉県・富津)
○11/5 プチ・ヴィラージュ(茨城県・霞ケ浦)
○11/20 荒サイフリマ(埼玉県・荒川)
○11/20 シクロジャンブル(大阪府・服部緑地)
フリマ好きとしてはうれしい限りだが。これはちょっと異常な数だと思う。
ちなみに●のところは行ったフリマだ。皆勤賞を目指したかったのだけど、さすがにここまで増えると難しい。フリマにはいつもいるものと思われていて「えっ来ないの?」と常連の出店者から言われてしまったが。
とはいえ、この秋はたくさんのフリマに行ったものだ。昨今、フリマアプリも全盛だけど、リアルフリマがいい。開催されていると知ると、うずうずして足が向いてしまう。やっぱり、なにかあるかもという期待感と、パーツをあさっている瞬間が楽しいから。
もうすごい欲しいパーツってないんだけどね。行くとなんか買っちゃう。そろそろフリマの売り手に回って西山自転車商会やれって声もあるが……。
※この記事はBiCYCLE CLUB[2023年1月号 No.447]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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