サイクルトレイン「南海電鉄×シマノスクエア」で和歌山を満喫! 写真家の辻 啓さんも参加
Bicycle Club編集部
- 2022年11月23日
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11月19日(土)、南海電鉄がサイクルトレインを臨時運行、シマノスクエアと協力しイベントを開催した。このサイクルトレインは南海電鉄のターミナル駅である「難波駅」から「和歌山市駅」まで運行され、参加者は大阪市内から和歌山市へ移動、「フォトグラファー辻さん&小俣さんと行く 映えるサイクルフォトライド」、「シマノレーシングと行く 和歌山ライドコース」などを楽しんだ。
難波駅でシクロクロス? 自転車を担いでホームへ
大阪の中心にあるターミナル南海線の難波駅にサイクリストたちが集まり、「南海電鉄×シマノスクエア 南海線サイクルトレイン2022」に参加した。今回利用するのは難波駅を8時42分に出発し、和歌山市駅に10時2分に到着する臨時列車で、昨今の地球環境問題への関心の高まりと同時に鉄道と自転車を組み合わせたサイクルツーリズムのニーズの高まりを受け、サイクルトレインの実証実験として開催されたものだ。
駅ビルの入り口から難波駅の階段を上り、改札口をくぐり、さらに特急専用のホームに上がると鉄仮面の愛称で知られる「特急ラピート」が待っていた。
しかし! 今回乗るのはこの後に入線してくる普通車両の7100系だ。普段は特急列車専用のホームに団体専用列車がやってくるというマニアにはたまらない瞬間となった。
「うちのチームに特に鉄道ファンはいませんよ。キナンレーシングの中島康晴選手みたいにね(笑)」というシマノレーシングの野寺監督だが、選手たちは普段自転車のままでは入ることのできない場所、それも難波駅のホームに愛車を持ち込んだことに興奮した様子。非日常の光景を楽しんだ。
シートをぜいたくに使い、自転車はバンドで固定
車内では指定された座席に自転車をバンドで固定する。車内では普段持ち込むことのできない自転車をそのまま持ち込み、さらに辻 啓さん、小俣雄風太さん、さらにシマノレーシングのメンバーと楽しい会話や、辻 啓さんによる撮影を楽しんだ。
和歌山市駅からはサイクルツアーへ出発
海沿いの景色のきれいな車窓を楽しんだあと、列車は和歌山市へ。サイクルトレインで和歌山市駅に到着してからはシマノスクエアが企画するガイドツアーもしくは、自由にサイクリングを楽しんだ。ガイドツアーでは今回はフォトグラファーの辻 啓さんとサイクルジャーナリストの小俣雄風太さんをゲストに撮影のポイントと聞きながら楽しむツアーとシマノレーシングの選手と紀の川沿いにライドを楽しむコースが用意された。
和歌山といえば太平洋岸自転車道の終点
今回、取材班は自由コースを選択し、太平洋岸自転車道を繫いじゃえプロジェクトで千葉県銚子から和歌山まで走った西林孝紘さんのガイドで加田にある太平洋岸自転車道の終着地までサイクリング。和歌山市駅からのコースは、紀の川を渡ればあとは太平洋岸自転車道のピクトを目印に進むだけだ。片道15㎞ほど、往復30㎞のサイクリングを楽しんだ。
今回の実証実験は片道だけのサイクルトレインのため、参加者の多くは自走や輪行で大阪方面へ戻ったが、中にはそのまま南紀へ向かいサイクリングする人もいた。サイクリング王国わかやまを楽しむゲートウェイへのアクセスとして、今後も南海電鉄のサイクルトレインが開催されることを期待したい。
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