JCLアワード開催、個人総合優勝の小野寺が世界に一つだけの330万円の高級時計を獲得
Bicycle Club編集部
- 2022年12月12日
12月12日(日)、「三菱地所 JCL プロロードレースツアー 2022」の年間表彰を行う「2022 JCL AWARDS」アワードが開催された。JCLの4賞ジャージを獲得した選手、チーム総合優勝の表彰をはじめ、今シーズン引退する中島康晴のセレモニーも行われた。
今回の目玉の一つ、個人総合賞を獲得した小野寺 玲(宇都宮ブリッツェン)にはJCL 公式タイムキーパーであるCVSTOSより世界にひとつしかない「2022 イエロージャージチャンピオンウォッチ、330万円相当を贈呈。会場ではワールド通商の河合寿也社長から小野寺に直接手渡された。
ファン感謝祭としてファンがプレゼンターに
2022シーズンはイエロージャージ(個人ランキングトップ)、そしてブルージャージ(スプリント賞)は小野寺 玲(宇都宮ブリッツェン)、さらにレッドジャージ (山岳)はネイサン・アール(チーム右京 相模原)、ホワイトジャージ(新人賞)は渡邊諒馬(VC福岡)の各選手が獲得した。今回のアワードでは、帰国中のネイサンはオンラインでの出席となった。さらにチーム総合優勝にはチーム右京 相模原を代表して小石祐馬が登壇。選手たちはリーグのスポンサーでもある三菱地所の大野郁夫執行役常務から花束の贈呈があったほか、プレゼンターの権利を獲得したファンの代表からトロフィーが授与された。
JCL各賞リーダージャージ表彰
イエロージャージ(個人ランキングトップ) 小野寺 玲(宇都宮ブリッツェン)
このイエロージャージについてはチームメイトの増田成幸と争ったのではなく、ケガをして出られなくなっしまったそのあとを引き継ぎ責任感で守ったということを強調した小野寺。授与されたCVSTOSはギリシャ神話の「時の守護神」に由来しているという話を河合寿長から聞き、「時計を身に着けることで、より速く走れるスタンド能力を身に着けたということすね」と大好きなジョジョの奇妙な冒険になぞらえてコメントをし、場内の笑いを誘った。
ブルージャージ(スプリント賞) 小野寺 玲(宇都宮ブリッツェン)
シーズン頭にブルージャージを獲得、今シーズン終始ブルージャージを着続けた小野寺は「JCLのブルージャージといえば小野寺と思ってもらえるよう来年も狙います」と3年連続スプリント賞獲得に意欲を見せた。
レッドジャージ (山岳) ネイサン・アール(チーム右京 相模原)
今回ビデオメッセ―ジでの参加となったネイサン。来シーズンはJCL TEAM UKYOで走ることが決まっている。
ホワイトジャージ(新人賞) 渡邊諒馬(VC福岡)
「序盤は結構調子よかったが、そこからいろいろ波があって大変だったこともあり獲得できてうれしい」とコメントする渡邊。
チーム総合賞 チーム右京 相模原
今シーズン6勝をあげたチーム右京 相模原。「今シーズンは大成功で、UCIアジアランキングでも2位を獲得できました」とチームを代表してコメントする小石佑馬。
気になるJCL TEAM UKYO、中東のビッグレースに挑戦も発表
片山右京JCLチェアマンからは来年度からスタートする選抜国際チームJCL TEAM UKYOについてのさらなる言及があった。ビッグニュースとしてワールドツアーチームも多数参加する中東でのレースへの参加の可能性があることも発表された。このほか、JCLしては来年のレーススケジュールは発表できないとしながらも加藤康則JCL代表取締役社長が、東京駅近くでのレース開催をほのめかすといったサプライズもあった。
中島康晴引退セレモニー
今シーズン前に引退を表明していた中島康晴の引退セレモニーも行われた。「長い選手生活でしたが本当にありがとうございました。皆さんの人を思う力に支えられ、私は16年続けてくることができました。レース中にファンの方が一言、『中島選手頑張って』っていう声をかけてくれると、まわりの観客が応援していいんだと思うんですよね。その声を聞いたまわりの人が選手を応援してくれます。なので皆さんが声を掛けてくださったことが自分たち選手にとって大きな力になります。ありがとうございました」とファンへの感謝のメッセ―ジで締めくくった。このあとの進路は具体的に発表できる段階ではないが、マイクを通して自転車の魅力を発信していきたいという。
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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