キナンレーシングチームが新体制を発表　キックオフミーティングの模様を振り返る

Bicycle Club編集部

2022年12月19日

KINAN Racing Team（キナンレーシングチーム）が2023年の体制発表を交えたKickoff Meeting 2022-2023（キックオフミーティング）を、さる12月17日に愛知県春日井市で開催。ミーティングには新加入選手の紹介や中島康晴の引退セレモニーなどが組み込まれた。

2023シーズンチーム体制発表

ファンをはじめとする一般の来場者のほか、スポンサー企業関係者など来賓を招いての体制発表は2019年のシーズンエンドパーティー以来であり、じつに3年ぶりとなった。

まずは契約継続選手がコールされると、新城雄大を先頭に荒井佑太、畑中勇介、花田聖誠、トマ・ルバ、福田真平、山本元喜が登場。

続いて新メンバーの津田悠義、白川幸希、宮崎泰史、ドリュー・モレ、ライアン・カバナが姿を現した。

そして最後に孫崎大樹がリモートで出演するとメンバー全員の顔ぶれがそろう。

2023 キナンレーシングチームメンバー（13名）

荒井佑太	継続
新城雄大	継続
畑中勇介	継続
花田聖誠	継続
トマ・ルバ	継続
福田真平	継続
山本元喜	継続
津田悠義	新規（EFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチームより移籍）
白川幸希	新規（シエルブルー鹿屋より移籍）
宮崎泰史	新規（宇都宮ブリッツェンより移籍）
ドリュー・モレ	新規（TEAM BRIDGELANEより移籍）
ライアン・カバナ	新規（ヴィクトワール広島より移籍）
孫崎大樹	新規（Sparkle Oita Racing Teamより移籍）

引き続きキャプテンを務める新城雄大は、国外のUCIレースにも積極的に参戦することと、それに向けてチームのコンディションが上がっていることを述べた。

2023年の初戦は1月11日から始まるニュージーランドサイクルクラシック（UCIオセアニアツアー2.2）となっている。

また、新シーズンよりチームバイクとしてコルナゴ V3-RSを使用して戦うことも発表。ニューデザインのジャージをまとった選手とともに紹介された。

中島康晴引退セレモニー

この日は16年に及ぶプロ選手生活を終えた中島康晴を労う特別セクションが設けられた。

ともに戦った元チームメイトらからメッセージが寄せられると感動的な雰囲気に。

さらにサプライズとして自身の家族が登場。子どもたちから花束が手渡された。この会に続いて行われたトークショーでも多数のファンが集ったことからも長きにわたり多くの人々を魅了し続けた選手だったことを感じさせた。

以下中島コメント抜粋

気づけば2016年の加入から6シーズンが経ち、自身のキャリアではもっとも長く在籍したチームになりました。ここまで長く活躍できたことはファンのみなさま、関係者のみなさまのおかげです。また、チームメイトに恵まれたこともあり、ここまで選手を続けることができました。

キャリア終盤はスプリンターとして勝利もつかんできましたが、悔しい思いもたくさんしてきました。

団結力の高いチームだからこそ、ここまで戦ってこれたと思います。来年は孫崎選手が加入するので、彼がスプリントを担ってくれるだろうと思います。たくさんの応援ありがとうございました。

最後はチームを率いる石田哲也監督が登壇すると、

「徐々に海外のレース開催が復帰してきました。キナンレーシングチームも早速、来月からニュージーランドでレースに参加します。来シーズンも素晴らしいメンバー、スポンサー、ファンのみなさまとともに挑戦できることをすごく楽しみにしています」

と言葉を添えて、会を締めくくった。