中島康晴が引退、写真で振り返るナカジ トークショーを開催|キナンレーシングチーム
Bicycle Club編集部
- 2022年12月21日
キナンレーシングチームの新体制が発表された後、今季現役引退を迎えた中島康晴による持ち込み企画、「写真で振り返るナカジ トークショー」が12月17日に開催された。
ゆかりのあるゲストとトークを
16年のプロキャリアにピリオドを打った中島康晴選手。プロ入りから所属してきたいずれのチームでも成績を残してきた。
ツアー・オブ・ハイナンでのステージ優勝(2011)やスリランカ Tカップでの個人総合優勝(2018)など、特にアジア圏のレースで好リザルトを残している。
今回ゲストとして招かれたのは、そんな中島選手が異国の地で輝いた瞬間を多数収めてきた2人だった。
フォトグラファーの大前 仁さん、そしてキナンレーシングチームメディアオフィサーの福光俊介さんを囲んでのトークとなった。
トークセッションが始まると懐かしい写真が映し出されていく。ロードレースファンおなじみの名選手を引き合いに出しながら回憶にふけると3名の小話、裏話が連発。参加者の笑いを誘った。
解説業や学校での特別授業を多数行っている中島選手。スキあらば脱線必至のトークであったが、適度に本筋へ戻していく話術は一級品。
ただ今回ばかりは思い出話に花が咲きすぎて、トークショーに遅延が生じてしまっていたのはここだけの話……。中島選手は「何時間でも話せそう!」と冗談を交えるも、いつまでも話していたくなるような名残惜しい雰囲気もあった。
トークショーの横軸では……
盛り上がりを見せたトークショー。じつはその最中、バリスタが1人黙々とハンドドリップし続けていた。
その男、じつは先ほどまでチームジャージをまとい、プレゼンテーションに参加していた荒井佑太選手である。今日のために焙煎してきたと語るほどコーヒーに精通しており、入れたての一杯が参加者に振る舞われると好評を博していた。
多くの人とともに走ってきた
楽しい時間はあっという間に過ぎ、最後はお別れのフォトセッションへ。参加者と用意されたたくさんのバナーとともに整列する。これだけオリジナルの応援グッズが作られた選手は少なく、ナカジの人柄、そして選手としての魅力を感じざるを得ない。
帰りには、中島選手が地元福井県でお世話になっているパン屋『琥八』の酒麹パンが手土産に振舞われ、参加者を見送った。
ちなみに、このトークショーがプロサイクリスト・中島康晴が送る最後のイベントとなっている。今後については、「まだ明確ではないけど、何らかの形で必ず自転車界に携わります! それまでみなさんとしばらくお会いできなくなりますが、またいつか会えるはずなので、それまで楽しみにしててください!」と笑顔で語った。
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Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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