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ツール・ド・フランス2023の出場チームが決定。ウノエックス プロサイクリングチームが初出場

ツール・ド・フランスを主催するアモリ・スポル・オルガニザシオン(A.S.O.)が14日、2023年大会の出場チームを発表。18UCIワールドチームのほかに、4つのUCIプロチームが選出。ノルウェー籍のウノエックス プロサイクリングチームが初出場を決めた。

UCIプロチーム降格のロット、イスラエルも選出される

ツール出場チームはUCI規則に沿って、同ワールドチームは自動的に選出。残る4枠は、今季の同プロチームの中からまず、「前年のUCIチームランキング上位2チーム」としてロット・デスティニー(前ロット・スーダル)とトタルエナジーズが出場権を獲得。

残り2枠は主催者が選考し、イスラエル・プレミアテックとウノエックス プロサイクリングチームに出場資格を与えた。

ロット・デスティニーは今季から第2カテゴリーのUCIプロチームへと降格したが、エーススプリンターのカレブ・ユアン(オーストラリア)らを擁し、次期の同ワールドチーム返り咲きを目指す段階。トタルエナジーズはツール常連であるとともに、同プロチーム唯一のフランス籍としての責務をもって挑むことになる。

イスラエル・プレミアテックも今季から同プロチームとしての活動となるが、前回大会はステージ2勝を挙げるなど、印象的な走りを見せた。大ケガからの完全復活を目指すクリストファー・フルーム(イギリス)らビッグネームを抱えるチーム体制もツール選考を十二分にアシストしたといえよう。

初出場を決めたウノエックス プロサイクリングチーム ©️ ARN/Gautier Demouveaux

そして初出場となるのが、ノルウェー籍のウノエックス プロサイクリングチーム。近年はクラシックレースの招待権獲得など、トップシーンへの進出は目覚ましいものがあったが、ついにツールの出場もかなえることに。過去にツールでステージ優勝を挙げているアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー)が今年から加わっているほか、若手の登竜門「ツール・ド・ラヴニール」で2年前に勝っているトビアスハーラン・ヨハンネセン(ノルウェー)といった総合力のある選手も控え、戦う体制は整っている。

今年はスペイン・バスク州のビルバオで開幕することから、同地を拠点とするエウスカルテル・エウスカディが出場を目指していたが、惜しくも落選。昨年までツールを走っていたB&Bホテルズ・カテエムは事実上の活動終了により、選考から除外されている。

ツール・ド・フランス2023年大会は、71日にビルバオで開幕し、23日に首都・パリに帰還する。

ツール・ド・フランス2023 出場チーム

UCIワールドチーム

アージェードゥーゼール・シトロエン チーム
アルペシン・ドゥクーニンク(2023UCIワールドチーム昇格)
アスタナ・カザクスタンチーム
ボーラ・ハンスグローエ
EFエデュケーション・イージーポスト
グルパマ・エフデジ
イネオス・グレナディアーズ
アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ
ユンボ・ヴィスマ
モビスター チーム
スーダル・クイックステップ(前クイックステップ・アルファヴィニル)
チーム アルケア・サムシック(2023UCIワールドチーム昇格)
チーム バーレーン・ヴィクトリアス
チーム コフィディス
チーム ディーエスエム
チーム ジャイコ・アルウラ(前チーム バイクエクスチェンジ・ジャイコ)
トレック・セガフレード
UAEチームエミレーツ

UCIプロチーム

・前年のUCIチームランキング上位による自動選出

ロット・デスティニー(前ロット・スーダル)
トタルエナジーズ

・主催者推薦

イスラエル・プレミアテック
ウノエックス プロサイクリングチーム

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PROFILE

福光俊介

福光俊介

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

福光俊介の記事一覧

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

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