竹之内 悠5年越しの連覇、小川咲絵が日の丸ジャージで初出場初優勝|シクロクロス東京
Bicycle Club編集部
- 2023年02月12日
2月11日から12日かけて東京都・お台場のお台場海浜公園で「Champion System ×弱虫ペダル シクロクロス東京2023」が5年ぶりに開催され、観客動員数は1日目に7000人、2日目に9500人、参加者人数は850人と盛り上がった。大会2日目となる12日はエンデューロレースや男子マスターズ、女子エリート、男子エリート、それぞれのトップカテゴリーレースが開催。女子エリートは全日本チャンピオンの小川咲絵(AX cyclocross team)が制し、男子エリートは竹之内 悠(Cinelli – Vision)が制した。
女子エリートは全日本チャンピオンの小川咲絵(AX cyclocross team)が圧勝
女子エリートは21名の選手がスタートラインにつくと、13時ちょうどにスタートが切られる。序盤から全日本チャンピオンの小川咲絵(AX cyclocross team)やMTB全日本チャンピオンの小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)、世界選手権U23日本代表の石田 唯(早稲田大学)の3名がパックとなってレースを展開。2周目には小川が若干先行し、石田、小林が追走する形になる。
小川が独走する一方で、石田、小林の2位争いが激しくなると、3周目には石田が若干先行するものの4周目に小林が逆転し、小林が石田を突き放しにかかる。
レース後半には小川が1位、小林が2位、石田が3位という形が固まると、小川は最後まで独走を続け、全日本チャンピオンジャージを身にまとって2022-2023年シーズンのJCXシリーズ最終戦を見事制すこととなった。2位には最後まで小川を追った小林が入り、3位は石田という結果となった。
男子エリートは砂を得意とする竹之内 悠(Cinelli – Vision)が制す
男子エリートはJCXランキングトップ35位以内の選手と、前日に開催された36位以下の選手によるレースで上位3位に入った選手たちの合計30名の選手がスタートラインにつくと、13時55分にスタートが切られる。スタートループの砂浜区間への進入で全日本チャンピオンの織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)がミスで遅れる一方、沢田 時(宇都宮ブリッツェン)や小坂 光(宇都宮ブリッツェン)、竹之内 悠(Cinelli – Vision)らが最初の砂浜区間でリードを作っていく。
一時は沢田、小坂の宇都宮ブリッツェン勢がワン・ツー体制となるも、砂が得意な竹之内が追い付く。
その後小坂が遅れ、沢田と竹之内の2名が先頭パックになると、全11周中7周目までお互いにアタックしては追い付くという展開を繰り返す。そして7周目に竹之内が一気にペースを上げると、沢田はこのペースアップについていけずに遅れてしまう。
一方スタートで若干出遅れた竹内 遼(GHISALLO RACING)が徐々に順位を上げていくと、7周目には沢田を逆転し、2位に浮上する。このまま竹内が沢田を突き放すかと思われた8周目、何かのトラブルで竹内が遅れる間に沢田が竹内に追い付いて再び2位が逆転する。
竹之内はトップ独走となってからも安定した走りを見せ、最終周まで追い付かれることなく、5年越しの大会連覇を達成。2位には沢田、3位に竹内という結果となった。
リザルト
女子エリート(周回数0.0+2.3km×6Laps)
1位:小川咲絵(AX cyclocross team) 34分22秒
2位:小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム) +17秒
3位:石田 唯(早稲田大学) +59秒
男子エリート(周回数0.0+2.3km×11Laps)
1位:竹之内 悠(Cinelli – Vision) 51分35秒
2位:沢田 時(宇都宮ブリッツェン) +52秒
3位:竹内 遼(GHISALLO RACING) +1分17秒
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PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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