ヘスス・エラダがステージ優勝、小石&山本は総合上位圏内でフィニッシュ|ツアー・オブ・オマーン#2
Bicycle Club編集部
- 2023年02月13日
2月11日~2月15日で行われるUCI2-PROのステージレース「ツアー・オブ・オマーン」に参戦中のJCL TEAM UKYO。第2ステージは急勾配の上りを含む174.0km。ステージ優勝はヘスス・エラダ選手、JCL TEAM UKYOからは小石祐馬選手、山本大喜選手が総合上位圏内でフィニッシュした。以下、プレスリリースより。
武山選手が攻めのロングエスケープ! 今後のステージにも大きな期待
ツアー・オブ・オマーン第2ステージ。前日のスプリントステージから舞台を変えて、この日は短いながら急勾配の上りがあるレイアウト。特に前半と後半に設置された山岳ポイントとスプリント賞の配置が近いことから、総合でも全体にタイム差の少ない状況に激しい展開も予想されました。JCL TEAM UKYOは5人以上のエスケープにはジョイントし、総合上を目指す山本選手、このステージで活躍できるベンジャミン・プラデス選手、マスカットクラシックでハイレベルな攻防に対応した小石選手を最終局面で前に送り込む戦略でレースに挑みました。
レースはスタートして間もなく4名がエスケープが発生、しかし長く続かずに上りで吸収されると、今度は単発で飛び出していく選手が続きます。この動きを静観したプロトンの様子からタイミングを察した武山晃輔選手が追走で飛び出します。10分ほどの追走の後、武山選手は前方と合流します。
プロトンと3分差、6名となったメンバーの中にはモーストアグレッシブ賞のジャージを着用するトレンガヌのジェロエン選手を含んでおり、このメンバー構成を確認したプロトンは3分のリードを保つコントロールを開始します。JCL TEAM UKYOとしても武山選手が先行グループに乗ったことで、チームメイトの脚を温存できる好展開となります。
このエスケープがゴールまで残り40km付近に差しかかると、いよいよプロトンは吸収に向け追撃を開始します。ボーナスタイムを稼いだ先頭グループが疲労したところへ勝負を賭けた展開を持ち込むことで、彼らを総合成績に絡ませないという流れを作り出します。
ハイスピードの展開で、ASTANAとUAEのトレインが先頭付近で目立つ中、残り10kmでレースを振出しに戻したプロトンは一気に活性化し、勾配8%、4kmの頂上ゴールへ向けペースが上がります。JCL TEAM UKYOもこの勝負に加わるフォーメーションを組みますが、ここでプラデス選手がメカトラブルに陥ります。
すでにレースがゴールへ向け激しい展開で進行していることから小石選手、山本選手がトップグループに残ることを優先します。
急勾配の上りをトップで駆け上がってきたのはコフィディスのヘスス・エラダ選手。そして、30名程の選手たちが一気にゴールへなだれ込んだ24秒後に小石選手と山本選手が現れました。ツアー・オブ・オマーン 第2ステージは誰もが総合タイムを狙うステージ。
エスケープに乗るというミッションを遂行した武山選手をはじめ、ワールドクラスの選手たちが勝負を賭けた上りを24秒差でゴールした2人の実力は今後のレースへの大きな期待が生まれるものでした。
コメント
小石祐馬選手コメント
「上りが勝負であったとはいえ、タイム差がそこまで開かない短い上りのステージ。脚の感触も悪くない、この先のステージで活躍できるように頑張ります」
武山晃輔選手コメント
「自分が攻めることで守れるものもあります。後方がバラけてつかまったらそこからがアシストのしどころだと考えていましたが、思った以上に大集団のまま飲まれてしまいました。最後はベンジャミンのトラブルをフォローしましたが、レースはすでに最終局面、手遅れになってしまったのが悔やまれます」
清水裕輔監督コメント
「 5人以上の逃げには誰か乗ろうという役割を果たしてくれた武山選手は評価すべき走り。最後も総合上位圏内に山本選手と小石選手を残してくれたメンバーのフォローに感謝します。毎ステージ重要な戦い、明日も頑張ります」
レース情報
ツアー・オブ・オマーン
大会期間:2023年2月11日~2月15日
カテゴリー:UCI 2-PRO
第2ステージ(174.0km)リザルト
1 HERRADA Jesús COFIDIS 4:21:07”
2 MAXIM VAN GILS LOTTO +00”
3 DIEGO ULISSI UAE emirates +00”
12 KOISHI Yuma JCL TEAM UKYO +00′′
17 YAMAMOTO Masaki JCL TEAM UKYO +00′′
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