進化型電動アシストバイクをHonda×ワイズロードで開発！ SmaChari（スマチャリ）を備えたRAIL ACTIVE-e

Bicycle Club編集部

2023年03月30日

この世界に、また一歩進んだ電動アシストスポーツバイクが誕生した！　その一台とはKhodaaBloom RAIL ACTIVE-e（コーダーブルーム・レイルアクティブe）。世界的メーカーHondaと日本を代表するスポーツ自転車専門店のワイズロードがパートナーシップを組んだモデルだ。世界初のSmaChari（スマチャリ）を搭載した最先端バイクは今年9月に発売予定。

自転車をもっと自由に、安心にする。SmaChari×スポーツバイク

構想4年。ホンダが生み出したSmaChariとは？

SmaChariとは、Hondaの新事業創出プログラム「IGNITION」より考案され、構想から4年をかけて開発された全く新しい電動アシスト自転車システム。後付け電動アシストユニットとそれに連動するアプリにより、既製の自転車を電動化し、新たな電動アシスト自転車モデルとするものだ。アプリ（ストアからダウンロード）利用には会員登録が必要だが、利用料金は無料を予定している。

地図はもちろん、走行データを表示＆記録

スマートフォンを活用し車体をオンラインサーバーとコネクテッド化することにより、速度や走行距離、消費カロリーといった走行データを表示・記録することが可能に。もちろんそうした基本機能だけではなく、SmaChariにより得られる恩恵は計り知れないほど多く、そのいくつかを以下に挙げよう。

乗り手の意思や走行状況にあわせるモードを搭載

AIモードを搭載しつつ、スマートフォンからきめ細やかなアシスト出力調整を可能に。予期せぬ急発進を抑制するなど、一人ひとりのユーザーにあわせたアシスト性を提供。

スマホでロック解除！　セキュリティ対策も万全

電動アシスト機能利用時のロック解除にはご自身のスマホ＝電子キーを利用する。盗難へのけん制となり、駐輪時の安心感が高まる。いっぽうでフレンド登録が可能で、許可された複数人で一台を共有できる。

異常を自動検知。安心・安全に長く乗り続けられる

常に電動アシストシステムの状態を把握し、故障やエラーを検知。速やかにユーザーに通知することで適切な整備を促し、毎日の安心をサポートする。車両の修理相談などはワイズロードの各店で対応予定。

HondaのSmaChariが多くのバイクに搭載される未来？

興味深いのはHondaはあくまでもSmaChariのアプリ機能を、自転車業界とユーザーにソフトとして提供することにとどめ、既存の自転車製造メーカー（ハード）への提供を将来的に行っていく予定だということ。つまり今後、さまざまな自転車への「＋αで電動アシスト化」を可能にすることを想定しているのだ（現時点では後付けユニット＆モーターでの単体販売はない）。

いずれはそうしたSmaChari搭載バイクの走行データがビッグデータ化され、マイクロモビリィ向けの新たな未来を構築していくとのこと。

SmaChariの第一弾としてのRAIL ACTIVE-e

そんなSmaChari搭載バイクの第一弾として生み出されたのがコーダーブルームのレイルアクティブeだ。ロードバイク並みの超軽量アルミフレームと、厳選されたパーツスペックで、通勤通学という用途に留まらず、サイクリングやロングライドにも対応できるクロスバイク。電動アシストの航続距離などに関しては具体的な数値は告げられなかったが「現代のeバイクのマーケットにおいて高いレベルにある」とのこと。

コーダーブルーム・レイルアクティブe スペック

販売予定価格：22万円（完成車）
メインコンポ：シマノ・アルタス 2×9S ＆ Vブレーキ仕様
車体重量：15.0kg
定格出力：250W
販売時期：2023年9月（予定）
受注開始：2023年5月（予定）
スマホとユニット＆モーター間の通信システム：ブルートゥース
URL：https://online.ysroad.co.jp/shop/pages/smachari.aspx