熊野古道が舞台のUCIアジアツアー「熊野INTERNATIONAL ROAD RACE フェスタ 2023」開催
Bicycle Club編集部
- 2023年04月12日
6月2日~4日まで、和歌山県熊野地方を舞台としたUCIレース「熊野INTERNATIONAL ROAD RACE フェスタ 2023」が行われる。2日は「古座川国際ロードレース2023(UCIアジアツアー1.2)」として開催され、3日からは「ツール・ド・熊野(UCIアジアツアー2.2)」を開催。ホストチームのキナンレーシングチームをはじめ、EFエデュケーション・NIPPOディヴェロップメントチームやトレンガヌ ポリゴン・サイクリングチームなどの海外チームも参戦予定だ。以下、プレスリリースより。
2023年は2ステージ制で開催、ワンデーレースも必見
2023年大会ですが、6月3日(土)から4日(日)までの会期で2ステージ制で実施いたします。昨年まで第1ステージが設けられた赤木川清流コースをカット。今回は第1ステージを熊野山岳コース(昨年までの第2ステージ)、第2ステージを太地半島(昨年までの第3ステージ)とし、これまで以上に登坂の比重アップとスピードに満ちたレース展開が期待できる構成にしました。これにより、全2ステージの総走行距離は208.8kmに。従来どおりUCI(国際自転車競技連合)公認2.2クラスのステージレースとして開催します。
ツール・ド・熊野は1ステージ減ることになりますが、それと入れ替わる形で新たなUCI公認国際レース「Kozagawa-City International Road Race」(古座川シティ・インターナショナルロードレース、通称:古座川国際ロードレース)を6月2日(金)に、当法人運営のもとで行います。一枚岩など国内有数のジオスポットを有し、奥熊野である和歌山県古座川町内をめぐるワンデーレースです。昨年は国内レースイベントとして催しましたが、今年からは晴れて国際大会へ。こちらも起伏に富んだルートを採用し、135.8kmで競います。こちらはUCI公認1.2クラスにカテゴライズされます。
これらを受けて、両レースを合わせた国際ロードレースフェスティバル「熊野INTERNATIONAL ROAD RACE フェスタ」を立ち上げることといたしました。フェスタ初日を古座川で。翌日以降はツール・ド・熊野で。地域住民、さらには国内外のロードレースファンに愛されるフェスになるよう努めます。
両レースの出場チームは同じとすることを基本としながらも、それぞれのコース特性やチーム力を生かした展開になることが見込まれます。つまりは、2大会とも活躍するチーム・選手は同じとは限らず、主催者としては日替わりでヒーローが生まれることが大いに期待できると考えています。
6月2日(金)
古座川国際ロードレース2023(UCIアジアツアー1.2)
ぼたん荘→明神橋交差点→一雨→立合→一枚岩→七川ダム湖畔→平井→七川ダム湖畔→一枚岩
パレード1.0km+3.5km+42.6km×3laps+4.5km=135.8km(予定)
6月3日(土)~4日(日)
第23回 ツール・ド・熊野(UCIアジアツアー2.2)
●第1ステージ「熊野山岳」
熊野倶楽部→金山交差点→小川口トンネル→千枚田→金山交差点→札立峠→紀和町→千枚田→熊野倶楽部
パレード0.7km+104.5km
●第2ステージ「太地半島」
くじら浜公園→太地町役場→ユースホステル→平見台公園→太地小学校→紀陽銀行→あたみ交差点→常渡交差点→くじら浜公園
パレード0.7km+9.8km+10.5km×9laps=104.3km
出場チーム
キナンレーシングチーム(JPN)
トレンガヌ ポリゴン・サイクリングチーム(MAS)
JCLチーム右京(JPN)
宇都宮ブリッツェン(JPN)
EFエデュケーション・NIPPOディヴェロップメントチーム(USA)
シマノレーシング(JPN)
マトリックスパワータグ(JPN)
愛三工業レーシングチーム(JPN)
ゴー・フォア・ゴールド・フィリピン(PHI)
チーム ブリヂストンサイクリング(JPN)
LXサイクリングチーム(KOR)
ユニバース・サイクリングチーム(NED)
キャッシュ×パークップ(AUS)
ヴィクトワール広島(JPN)
さいたま那須サンブレイブ(JPN)
レバンテフジ静岡(JPN)
スパークルおおいたレーシングチーム(JPN)
VC福岡(JPN)
全18チーム(国内12チーム、海外6チーム)
※出場チームは2レース共通
※各チームの出走ライダーは最大6人
レース観戦と世界遺産めぐりを楽しめるぜいたくツアーを開催
6月3日(土)・4日(日)の2日間にわたって行います第23回ツール・ド・熊野(当法人主催)におきまして、レース観戦と世界遺産・熊野地域とをめぐるオフィシャル観戦ツアーを用意しました。
ツール・ド・熊野は大会発足以来、世界遺産に登録される熊野地域が舞台とあり、国内外のロードレースファンに愛されるイベントとして歩んできました。一方で、当地への交通アクセスには部分的に限りがあり、レース観戦と合わせた名所めぐりが難しいといった声も多く聞かれました。
そこでツール・ド・熊野を現地観戦した後に熊野地域が世界に誇る観光名所へと足を運ぶことのできるツアーを企画いたしました。
熊野山岳を走る第1ステージ(6月3日)は、最大の勝負どころである山岳区間・丸山千枚田とフィニッシュ地点での観戦を予定。その後、美熊野牛弁当を味わい、熊野信仰の主要地である那智の滝へ。太地半島をゆく第2ステージ(6月4日)は、レンタサイクル(無料)で実際のレースコースを走る“ツール・ド・熊野体験”をしてから、レースを観戦。太地町名物のくじらと那智勝浦町特産のマグロの弁当をいただき、橋杭岩を観光。「南紀白浜とれとれ市場」でお土産を買って、和歌山県白浜町内で解散となります。
そんなツアーを彩るべく、プロキャリア16年、そのうちの最後6年間は熊野地域を拠点とするキナンレーシングチームに所属し、キャプテンも務めた中島康晴さんがアテンド役として参加される方々の旅にお供します。ツール・ド・熊野を戦い抜き、同地の名所にも精通するキャラクターとしてはピッタリの人選ができました。
ツール・ド・熊野2023 オフィシャル観戦ツアー
日程:2023年6月2日(金)~4日(日) ※6月2日はオプション
旅行代金:1名35000円~(1名1室利用の場合)
食事:朝食2回・軽食1回・昼食2回・夕食1回
定員:30名(最低催行人数15名)
申込締切:2023年5月19日(金)
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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