勝負どころでチームを牽引、グランツール初出場のミランがステージ優勝｜ユキヤ通信

ジロ・デ・イタリアに参戦中の新城幸也。
第2ステージは途中4級山岳が2カ所設定されているものの、アドリア海の海岸線を行く比較的緩やかな平坦ステージ。ステージ優勝を狙うスプリンターを要するチームの熾烈な位置取り合戦が繰り広げられる中、バーレーンも東京オリンピックトラック種目金メダリストのジョナサン・ミラン(イタリア)のスプリントに備え、新城らは勝負所で集団の先頭でチームを牽引した。

見事チームメイトの働きに応えた22歳のミランが、自身初出場のグランツール出場でステージ優勝を果たした。新城は34秒遅れの集団のなか、125位で笑顔でフィニッシュしている。

新城幸也のコメント

「ジョニーが初グランツールにして、初優勝!!　今回のジロでのチーム目標をすでにひとつ達成したね。本当にうれしいよ！　集団スプリントになることは想定していたので、もうすこし楽なステージになるかと思ったけど、最後の1時間は爆走だった。フィニッシュまで残り4kmから、中央分離帯があるため車線が狭められていて、そこに目がけて全チームが位置取り争いとなった。チームは順調に位置取りできて、僕もできる限りの事の仕事できた。ひとつ残念な事は総合リーダーのジャックが落車の影響でタイムを失ってしまった。もう一仕事して助けられれば良かったのだが……。グランツールでのチームのステージ優勝は毎回味わえるものではないので、仕事が報われた事は素直に喜んで、明日からの活力にしないとね！　これからはスプリントステージでは前半から集団牽引しなければなくなる場面も出てくるかもね。うれしい悲鳴だ(笑)」

Race公式サイト
Giro d’Italia 2023 | Official site (giroditalia.it)

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2023年05月05日