休息日明け10ステージ、右目に異物混入で病院へ|ユキヤ通信
Bicycle Club編集部
- 2023年05月17日
ジロ・デ・イタリアに参戦中の新城幸也。
第10ステージは内陸からティレニア海を目指す196km。朝から降り続く雨と、時折吹き付ける突風というとこもあり、スタート前には各チームの監督とチームを代表する選手たちが一致団結しコースの短縮、またはニュートラルゾーンの延長やコース変更を主催者に申し立てたものの、その要望は聞き入れられず、予定どおりのステージ開催となった。
スタートからじわじわと上り基調なコースで、標高を増すたびに気温は下がり、風と雨脚も強まるという過酷なコンディションの中、新城は中盤の2級山岳も集団でこなしていくが、走行中に目に異物が混入。激しい痛みと違和感で右目を開けることが困難ななか下り坂を走るという、とてもリスキーな状況に追い込まれながらもグルペットでフィニッシュした。
レース後、新城は病院で診察を受け、消毒などを行い右目を保護。徐々に回復しており、明日も予定どおりレースを走る。
新城幸也のコメント
「今日はスタート前から主催者と選手側とで話し合いが行われた。途中の山の天気がどうしても悪く、気温も低いので、打開策を提案したが受け入れられずに通常どおりのレースすることとなった。
案の定、頂上は0℃に近かったと思う。結構な上りなのに、寒さのほうが勝ってた。僕は休息日明けで脚は回復していて、調子良く走れていた……。しかし、何かの弾みで目に異物が入って、ずっと右目がゴロゴロしてて、下りでは眼を開けることができない状態までなってしまい、集団に付いて行くこともできなかった。
こういう雨の下りでは遅れたことなかったんだが、見えないとどうしようもなかったね。
下りきってからは、50kmグルペットで走ったが、ずっと右目が開けられず、苦痛な時間だった。
レース後に病院に直行し、眼科で眼を洗浄してもらてようやく良くなり、今は目薬をして眼帯で一晩過ごしています。感触は良くなっているので、明日には問題ないと思う。
脚の調子は良かったので、ジョニー(ジョナタン・ミラン)のスプリントの手伝いができなかったのが残念だった。
明日もスプリントステージなので頑張ります。が、またしても雨の予報……」
Race公式サイト
Giro d’Italia 2023 | Official site (giroditalia.it)
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