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リム高40mm以下の軽量ホイールレビュー「DT SWISS・ERC1100 DICUT 35、PR1400 DICUT db 21」編|DT SWISS

厳しい山岳やハードなアップダウンコースでサイクリストをサポートする軽量ホイール。そのなかからリムハイト40mm以下に絞ってオススメモデルを紹介。

今回はDT SWISS・「ERC1100 DICUT 35」&「PR1400 DICUT db 21」編。バイシクルクラブ誌でおなじみのインプレッションライダー、管 洋介とハシケンのレビューとともにお伝えする。

DT SWISS・ERC1100 DICUT 35

プロもアマチュアも満足。安心のDT SWISSクオリティーで山へ

20モデルを超える豊富なラインアップを誇り、そのひとつひとつに明確な長所をもつDTスイスのホイール。ERC1100ダイカット35はエアロに最適化されたカーボンシリーズのなかでもっともローハイト(35mm)のモデル。「山岳での強い相棒」となり、俊敏なライディング特性を発揮する。

35mmのリムハイト。カーボンリムとしては低めに見えるが、スイスサイドの風洞テストとCFD解析によるエアロ技術が詰め込まれる

超低摩擦のSINCセラミックベアリングによる優れたハブの回転性能と、36Tラチェットによる推進力変換でライダーの踏み込みをサポート。往年の名選手ファビアン・カンチェラーラも「ハンドリングと空力的なメリットを完璧に両立している」と太鼓判を押している。

180ダイカットエアロハブには高品質なSINCセラミックベアリングを搭載。36Tラチェットにより、踏み込んだ力を効率的に推進力に変換する
工具不要でフリーボディが外せ、交換や内部メンテが可能。36Tラチェットの歯が同時にかみ合い、その荷重が大きな接触面にわたって均等に配分される

「安定性抜群でラグジェアリーな乗り心地。トータル性能で選ぶならベストな選択か」(ハシケン)

ホイール性能は軽さだけでは語れない。 DTスイスはそれを強く感じるブランドだ。なかでもこのERC1100はトータルバランスに優れ、パフォーマンスを加速力、登坂力、巡航力、操作性と全方位に引き上げてくれる。ライダーがバイクの上で感じる安定性は抜群で、しかも加速や巡航シーンで必要なパワーは最小限に抑えられる印象だ。足当たりはトゲトゲしておらずラグジュアリー。

高さ35mmのワイド比率の高い設計のリムは横風の影響がほぼ皆無で、リムハイトからは想像のできない高い巡航性能を発揮する。セラミックベアリング搭載で転がりのよさを体感でき、山岳を含むロングライドシーンをメインに、操作性のよさを実感できる。トータル性能で選ぶならベストな選択となるだろう。

レビューライダー ハシケン

自転車ジャーナリストとして 国で活躍するベテランライダー。 完成車やパーツの短期的、長期的なレビューを得意とし、軽さや剛性に関しての感覚は特に鋭い。有名ヒルクライム大会の優勝者でもある

SPEC

DT SWISS・ERC1100 DICUT 35

18万9200円(フロント)、26万1800円(リア

●リム:カーボン ●ハブ:DTスイス・ダイカット180●ディスクブレーキタイプ:センターロック ●リム高:35mm ●リム内幅:22mm ●リム外幅:28.5mm ●チューブレスレディ ●対応タイヤ幅:700×28 ~ 34mm ●重量:1398g(F636g+R762g)

DT SWISS PR1400 DICUT db 21

峠の登坂も街のストップ&ゴーもお任せの万能アルミモデル

PR1400 ダイカット db 21はロードレース/ヒルクライムをメインとしたアルミホイール。21㎜の超ローハイトリムの形状はワイドかつ左右非対称で、重量剛性比において優れた値をマーク。さらにさまざまなブランドのホイールにも使われる信頼の240sハブを採用している。リムグラフィックはシンプルなデザインにまとめられ、どんなバイクにも違和感なくマッチする。

今回唯一のアルミリム。21mmというローハイトでアップダウンやヒルクライム、ストップ&ゴーが得意。アルミならではのタフネスさやコスパのよさもある

このPR1400 ダイカット db 21もERC 1100 ダイカット 35も、ともに工具不要でハブ内部にアクセスできて容易にメンテナンス可能な点、チューブレスレディタイヤに対応する点において共通。DTスイスのホイールは速さや軽さだけではなく、信頼性やメンテナンス性においてもアドバンテージがある。

リーズナブルなアルミモデルでも、ベアリング、そしてハブシステムも非常に優秀。世界中のさまざまなブランドホイールに採用される240sハブ
スポークには信頼性の高いDTエアロコンプTヘッドとDTエアロライトTヘッドを使用。スポークが嵌まるハブフランジには肉抜き加工が施されている

「ロードバイク走行の原点はアルミ&ローハイトにある」(管 洋介)

金属であるアルミリム特有のソリッドな駆動感があり、ローハイトならではのキレのいい立ちまわりが感じられる。これはロードバイク走行感の「原点」だ。PR1400の1400g台という軽さは、低速でトルクのかかる上り区間でも転がりのよさを感じる。またペダリング中に足を止めると240sハブの滑らかな回転には高級感さえ感じられる。

アルミリムホイールは愛車の足として頼りがいのあるアイテムであり、ハードなトレーニングを重ねるライダーを納得させる高性能を体感できる。いっぽう輪行を楽しむツーリング派も気を遣わずにチョイスできるだろう。高ハイト化が進むホイール界にあって、ローハイトならではのダイナミックなコントロール性を存分楽しめるのも新鮮さを感じた。

レビューライダー 管 洋介

アヴェントゥーラサイクリングの監督兼レーサーであり、フォトグラファーでもある多彩なライダー。長年バイシクルクラブ誌において完成車やホイールのレビューを行ってきており、数値のみにとらわれず、直感的な面からも評価できる

SPEC

DT SWISS・PR1400 DICUT db21

6万8200円(フロント)、9万3500円(リア)

●リム:アルミ ●ハブ:DTスイス・ダイカット240S ●ディスクブレーキタイプ:センターロック ●リム高:21mm ●リム内幅:18mm ●リム外幅:22mm ●チューブレスレディ ●対応タイヤ幅:700×25 ~ 32mm ●重量:1443g(F649g+R794g)

問:マルイ TEL.078-451-2742

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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