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モトクロスからロードレースへ、TOJで3勝を挙げた若き21歳「ランパーティ」の素顔に迫る

2023年のツアー・オブ・ジャパンは4年ぶりに8日間・8ステージのフルステージレースとなったが、このうち3つのステージを勝利したのがルーク・ランパーティだ。

U23選手(23歳未満)のみのチームである 「トリニティレーシング」に所属して3年目。第1ステージの勝利で「彼は誰?」と話題になり、第2ステージでは5位に。第3ステージでも5位につけ、第4ステージでのフィニッシュスプリントでは、チームブリヂストンによる連携トレインを力で押し切っての勝利。さらに第7ステージでは上りからのスプリントでも勝利。初参加となったTOJで3勝し、そのスプリント力でポイント賞も獲得した。

フィニッシュスプリントでの野生的な嗅覚と爆発力はもちろん、そこに至るまでのスタミナも抜群のランパーティは現在21歳。ロードレースの世界では、選手として大成するのは30歳以降と言われたこともあったが、今や若手と呼ばれたU23選手の活躍が世界的に大きく見えている。

今の日本ではもう「誰?」とは言えない結果を残したU23の彼に、彼自身の背景について、そしてU23選手のみのチームに所属するその意義を聞いた。

ルーク・ランパーティ(Luke LUMPERTI)

2002年12月31日生。アメリカ・カリフォルニア州出身。16歳までに8つの年齢別全米選手権に勝利、2021年には18歳でクリテリウム全米選手権に勝利し、歴代最年少チャンピオンに。2022年にも同タイトルを獲得。現在はスペイン・ジローナ在住。インスタグラム: https://www.instagram.com/lukelamperti/

あなたの自転車競技のバックグラウンドは?

11歳か12歳のときに自転車レースを始めましたが、それまではモトクロスのレースを楽しんでいました。小さい頃はダートバイクに乗り、その後、自転車でトレーニングをするようになり、そこから自転車レースに参加するようになりました。

モトクロスレースから自転車レースに変わったのがいつだったかは正確には覚えていませんが、自転車レースを始めてからは本当に楽しくて、そのまま好きで続けています。15歳と16歳のときに海外レースを経験しました。2019年にはジュニアのツアー・オブ・アイルランドにも参加して、その後にナショナルチームのジュニアとして走り、ジュニア・パリルーベにも出場しました。そんな感じですね。

モトクロスオートバイから自転車に乗り換えたのは、何か理由があったのですか?

なぜ競技を変えたか、という理由を明確に言うのは難しいですね。モトクロスでは最初にフィニッシュした人が勝ち、自転車でも最初にフィニッシュした人が勝ちです。僕は競うのが好きなんですが、結局モトクロスよりも、自転車のレースの方が楽しくなったということでしょうね。でも結局レーサーというのは同じ考え方、マインドセットを持っているものです。カーレース、バイクレース、モトクロスレース、どれもレースはレース。違うスポーツではあっても、一度レーサーになってしまえば、ずっと自分はレーサーだと考え続けるんだと思います。

U23チームの一員であるというのは、どんな意味がありますか?

ジュニアからワールドツアーへのステップアップを目指すためのチームだと考えています。今の3年間はワールドツアーチームへの足がかりで、チームの全員が互いに助け合って次のステップに進んでいくという道筋です。それがワールドツアーレースに参戦することですし、そこからワールドツアーレーサーとしてのキャリアが始まっていくんだと思います。

チームの雰囲気はどうですか?

本当にいいチームです。U23チームのトリニティを選んだのは、その雰囲気が良かったからです。楽しい時間を過ごせますしね。この環境はずっと気に入っているし、しばらくチームにいるのでチームのみんなはもう家族みたいです。

初参加となるツアー・オブ・ジャパン、気に入っていることは?

初めての日本で、このレースのために来たんですが、すごく感動的な体験をしています。レースでもチーム全体で絶好調の結果を残せていますし、すべてが気に入っています。本当にすてきな国だと思っています。

みんなが親切なところがいいですね。とてもフレンドリーで優しい。それに、この国がとてもキレイなところに感動しました。いろいろ世界に行った中でも、こんなにも自分の国を尊重し、キレイにしている国は見たことないです。

逆にTOJのコミッセールは、あなたたちチームは礼儀正しいと褒めていたと聞きました。チーム内に何か規律はあるんですか?

そうですね、確かにそうあるように心がけています。チームは選手をただ成績だけでなく、尊重し合う人間性も重視して選びます。だからこそチームにいるのが楽しい。

周りのみんながすばらしいからこそ、一緒にレースするだけじゃなく、一緒にいること自体が楽しいんです。だからどのレースに参加するときも、常に敬意を払うことを忘れないようにしています。

TOJのレースレベルをどう感じましたか?

TOJはとてもハイレベルなレースでした。結果3回勝てましたが、それぞれ勝つのは難しく、決して簡単ではなかったです。もちろんヨーロッパとは道路状況などが違いますが、このレースで強かったライバルたちは、ヨーロッパのシーンでも十分に戦えると感じました。楽しかったですし、同時に厳しいレースでした。

自分は5年後にどう走っているか?のイメージを教えてください

5年後にはクラシックレースのレーサーになっていたいですね。ベルギーでのクラシックレースを走りたいですし、ワールドツアーにも参加したい。今はもうヨーロッパで生活していますし、絶対にヨーロッパのクラシックレースで活躍できるレーサーになっていたいです。

 

TRINITY Racing(トリニティ・レーシング)の記事はこちら
「ワールドツアーへのベルトコンベアでありたい」若手育成チームトリニティ・レーシング

「ワールドツアーへのベルトコンベアでありたい」若手育成チームトリニティ・レーシング

2023年05月26日

 

大会公式サイトhttps://www.toj.co.jp

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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