雨に負けず北の大地を駆ける! パナレーサーニセコグラベル スプリングライド2023体験記
Bicycle Club編集部
- 2023年06月05日
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5月21日、北海道ニセコエリア(倶知安町、京極町)で行われた国内最大規模のグラベルイベント「Panaracer NISEKO GRAVEL SPRINGRIDE 2023(パナレーサー ニセコグラベル スプリングライド 2023)に、ライターの杉本雄隆さんが参加。その様子をお伝えする。以下レポートより。
米軍勤務のアメリカ人2名とニセコグラベルへ参加
5月21日、北海道ニセコエリア(倶知安町、京極町)で行われたグラベルイベント、PANARACER NISEKO GRAVEL 2023 SPRING RIDE(以下ニセコグラベル)へ参加。新緑と残雪がおりなす、北海道の春らしい風景のなか走り切った、ニセコグラベル スプリングライドの体験記をまとめます。
今回ともに走ったのは沖縄で活躍するアメリカ人ライダー、グレゴリーさん、ダンさん。2人は沖縄の米軍基地に勤務しており、ニセコグラベルにお誘いしたところ即断即決ですぐ参加が決まりました。特にダンさんはアメリカでグラベルイベントの参加経験があり、グラベルはかなり得意とのこと。
雨のグラベルを走る個性的なライダーたちとスタート
今回のニセコグラベルには北海道内外から168人が参加。ゲストライダーとして元シクロクロス全日本チャンピオンの竹之内 悠さんも参加しており、彼いわく「イベントでないかぎりは、雨のグラベルを走ることはほとんどない」と笑っていました。
スタートするとライダーそれぞれが4~5人のグループを作り、雨のなか声を掛け合って仲良く走りだしていきます。バイクはグラベルバイクを中心に、eMTBで参加するスタイルも見られ、バイクにスピーカーをつなげて、お気に入りの音楽をかけながら走る人がいたりと、自由で個性的なライダーが目立っていた印象です。
羊蹄山は見えなくとも60kmのグラベルロードを楽しむ
今回走ったコースは距離60km、獲得標高800m、舗装路60:グラベルロード40という内容。スタートの町を抜け、羊蹄山へと走っていく。肝心の羊蹄山は雨雲に隠れてしまっていたが、テンションが徐々に高くなってくる。舗装路から牧草地帯を抜けていくと、ダブルトラックのグラベルコースへが見えてきた。じつはグレッグとダンはグラベルに慣れているが、私杉本は、グラベル初チャレンジ。雨中のグラベルライドには正直なところちょっと緊張していた。
しかし15分ほど集団で走っていると体温も上がり、だんだん体が動き始めることでグラベルバイクの走らせ方がわかってきた。最初の上りを越え、下りのグラベルも気持ちよく走れるように。知らず知らずのうちに、気づいたら笑顔で走っていました。
雨がやみ始めた後半、ゴールまでグラベルをアクセントにして楽しむ!
今回特別に走れることになった羊蹄山麓道有林道を通過する頃には、少しづつ雨もやみ始め、雨雲に隠れていた羊蹄山が少しずつ見えるようになっていました。またコース後半のグラベル区間のダウンヒルでは、水たまりに何度も突っ込むなどスリリングな場面もありました。しかしこれこそ雨のグラベルならでは。よいアクセントになったと思いながらコースを駆け抜けました。
やがてスタート地点と同じ倶知安町の公民館へたどり着き、無事ゴール。楽しく走りきることができました! ちなみに先行したダンさんはスタートしてからノートラブルで3着フィニッシュだったようです。
今回の春のニセコグラベルでは、本来どこからでも見えるはずの羊蹄山が見えなかった点は少し残念でしたが、雨だったからこそ記憶に残る素晴らしいライドになりました! 秋に開催されるニセコグラベル 2023オータムライドはどうか晴れますように!
ニセコを走ったバイク紹介 ジェイミス・レネゲートS3
今回のニセコグラベルに使用したバイクは、札幌市のバイクショップ「サイクルプラザ」でお借りしたジェイミス・レネゲートS3。今回のルートは路面がスムーズなこともあり、サスペンションシステムのないこのバイクはベストな選択になりました。
問:HOKKAIDO EVENTS https://nisekogravel.com/
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- CREDIT :
- 編集:BicycleClub 写真、文:杉本雄隆
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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