BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

ツール・ド・熊野が短縮ステージで開幕、JCL UKYO山本大喜、岡 篤志がワン・ツー勝利

6月2日から4日にかけて2つのUCIレースを巡る「熊野INTERNATIONAL ROAD RACE フェスタ」。古座川国際ロードレースはキャンセルとなったが、ツール・ド・熊野(UCIアジアツアー2.2)は無事に開幕。2日間のステージレースが始まった。

第1ステージは、前日の悪天候による道路規制を受けて短縮コースでの決着に。63.7kmとなったレースではスタートからスピードレースが展開。1回目の丸山千枚田登坂で山本大喜、岡 篤志(JCLチーム右京)が飛び出すと、そのまま逃げ切りに成功。最後は山本が先着し、ステージ優勝を飾るとともにリーダージャージ獲得を果たした。

勝負どころの熊野山岳と太地半島に集約された2ステージの短期決戦

これまで3日間のステージレースとして開催されてきたツール・ド・熊野は、例年の勝負どころである熊野山岳と太地半島に集約する形で、2日間のステージレースとなった。6月2日に開催予定だった古座川国際ロードレースは豪雨の影響を受けてキャンセルとなり、続くツール・ド・熊野の開催も危ぶまれたが、コースを一部省略する形で開催に至った。「熊野山岳コース」で争われる第1ステージは1級山岳・札立峠がカットされ、2級山岳・丸山千枚田を2周する63.7kmのショートサーキットで争われることとなった。

©️ TOUR de KUMANO 2023

短期決戦となったステージレースは序盤から激しさをみせる。ほぼすべてのチームが仕掛け合いに加わるとレーススピードは上がり、落ち着きを見せない。慌ただしい先頭から、ようやくジャンバルジャムツ・セインベヤール(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリング チーム、モンゴル)が単独抜け出しに成功。続いて、山本元喜(キナンレーシングチーム)、風間翔眞(シマノレーシング)がこれを追って飛び出す。3名の位置関係はそのままに初回の丸山千枚田に突入した。

Photo: Ryo KODAMA

一方、集団でも丸山千枚田へ向けての位置どり争いが始まる。JCLチーム右京が先頭を固めて上りに差し掛かると、山本大喜が一気にペースアップ。勢いそのままに前の3名をパスして山頂をトップで通過した。さらに山本は下り区間もプッシュしていくと集団は崩れる。2番手で下りきったチームメートの岡が合流して、2人逃げの態勢に入った。

©️ TOUR de KUMANO 2023

その40秒後方では集団が再形成。約20名ほどのメイン集団となり、前を追う。ここには、前回大会の覇者ネイサン・アールとベンジャミ・プラデスが入っており、JCLチーム右京が俄然有利な状況。先頭2人とのタイム差がほとんど変わらないまま、2回目の丸山千枚田へ。留目夕陽(EFエデュケーション・NIPPO ディベロップメントチーム)、ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)らが上りのペースを作っていくが、ギャップは埋まらず、残り20km地点を通過。残すアップダウン区間ではマトリックスパワータグ、EFエデュケーション・NIPPO ディベロップメントチームなど人数をそろえるチームが抜け出しをはかるが、いずれもキャッチアップには至らない。

Photo: Ryo KODAMA

ついには、完璧な連携をみせた山本と岡が最後の上りに。山本がやや先着する形で両名はガッツポーズを繰り返し、ワン・ツーフィニッシュを飾った。メイン集団は、セインベヤールが上りスプリントで前へ出てステージ3位としている。

©️ TOUR de KUMANO 2023

翌、第2ステージは和歌山県太地町に戦いの場を移す。個人総合時間でトップ2名とのタイム差は大きいが、3位以下の11名が同タイムに位置する。ボーナスタイム争いも絡み合い、順位変動の大きい注目のステージとなるだろう。

ステージ優勝、個人総合時間賞 山本大喜 コメント

©️ TOUR de KUMANO 2023

なんとしても勝ちたいステージだった。前年まで熊野地域を拠点として生活しており、たくさんの方にお世話になった。恩返しの意味も込めて、自分が成長している姿を見せることができてよかった。

ツール・ド・熊野2023 第1ステージ結果

ステージ結果 / 個人総合時間

1 山本大喜 (JCLチーム右京) 1:28’58”
2 岡 篤志 (JCLチーム右京)+0’00”
3 ジャンバルジャムツ・セインベヤール (トレンガヌ・ポリゴン・サイクリング チーム)+0’36”
4 中井唯晶 (シマノレーシング)
5 ベンジャミ・プラデス (JCLチーム右京)
6 谷 順成(宇都宮ブリッツェン)
7 ダニエル・グルド(レバンテフジ静岡)
8 石原悠希(シマノレーシング)
9 バトムンク・マラル・エルデン(レバンテフジ静岡)
10 ホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックスパワータグ)

山岳賞

山本大喜 (JCLチーム右京)19pts

U23賞

留目夕陽 (EFエデュケーション・NIPPO ディベロップメントチーム)

チーム総合

JCLチーム右京 4:27’30”

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load