フォールディングバイクのパシフィックサイクルズジャパン大川社長登場！　バーディー・クラシックEVO試乗

Bicycle Club編集部

2023年07月01日

フォールディングバイクを多種扱う、パシフィックサイクルズジャパン。バイシクルクラブ7月号の特集にもなった「ミニベロ」の世界をけん引する同社をシンゴさんが訪問し、大川和信社長をインタビュー。バーディーのブランドヒストリー、リーチ、キャリーミーなどの試乗体験も！

INDEX

BC STATION初の会社訪問編！「パシフィックサイクルズジャパン」

ミニベロといえば、外せない人気機種がバーディーだ。バーディーをはじめ多数のミニベロ＆フォールディングバイク（小径＆折りたたみ自転車）を生産しているのが、パシフィックサイクルズだ。その日本法人となるのが、株式会社ファビタパシフィックサイクルズジャパン事業部。神奈川県・鶴見にある同社をBC STATIONが訪問。ミニベロの魅力やその開発ストーリーなどを深堀りしちゃいます！

今回は、社長の大川さんをインタビュー。元ダウンヒルレーサーであり、有名メーカーで数々のスポーツサイクルを設計してきた技術者。世界の自転車生産現場を知り尽くし、かつコントロールできるスゴイ人。パシフィックサイクルズジャパンの社長に就任した後の現在もスポーツ車開発を多数手がけている。

シンゴさんもブロンプトンを所有しているミニベロ乗りの一人。バーディーをはじめ、パシフィックサイクルズが手掛ける自転車たちは、乗ってみたくもあり非常に気になっている存在。

バーディー・EVOに試乗

主力商品ともいえる、フォールディングバイクの雄「バーディー」。ドイツr&m社が手掛けたモデルで、1995年にデビューし、2000年代のミニベロブームを生んだ名機種。ドイツの名門ダルムシュダット工科大学出身のマーカス・リーズとハイコ・ミューラーの2人の自転車好きが作り上げた。r&m（リーズ＆ミューラー）とは2人の名前からとった社名だ。

バーディーは小さく折りたためるにも関わらず、スポーティーな走りも楽しめる自転車。革新的な折りたたみ手法で、フレーム剛性を確保することに成功。モデルは、20年以上のアップデートを続けて完成の極みに達している。バーディー・クラシックEVOは今年発表されたニューモデルで、第2世代のクラシカルなパイプフレームに、グラベルバイクの要素を追加している。価格31万3500円。コンパクトにたためて、スポーティーにどこへでも走っていける究極のスポーツバイクといえる。シンゴさんもその俊敏な走りとフォールディング機構に感動！

こちらは進化を続ける、ハイドロフォーミングのモノコックアルミフレームを採用したモデル。ロードバイク化のカスタムで、10kgを切る軽さで速さを追求したバーディーだ。

「新モデル Birdy classic EVOの紹介動画」 https://www.youtube.com/watch?v=eEFKLWSreCQ&t=294s

「大川代表によるclassic EVOの90年代風PV」 https://www.youtube.com/watch?v=8FqLxBMA

リーチやキャリーミーにも乗ってみた！

パシフィックサイクルズは、世界一のスポーツ車生産拠点、台湾にあるメーカーだ。1985年創業の老舗で、r&m社のバーディーをはじめ、数々の有名メーカーのモデルを手掛けてきた実績がある。生産の難しいフォールディングバイクづくりでは屈指のメーカーで、パシフィックサイクルズが独自に開発したモデルも魅力的だ。

リーチは、パシフィックサイクルズが手掛けるフォールディングスポーツ。バーディーとはまた別のロジックから生まれたフォールディング時の小ささと、高い走行性能を持つバイクだ。フレーム単体19万5800円で販売されており、パーツのセレクト次第で、ロードからグラベル、ツーリングまでさまざまな用途に対応できるのが魅力。10速や11速のコンポなら手元にあるよ、というような自転車マニアにオススメしたい。