BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

オルカ7世代目、オルベアが750gの新型軽量ロードを発表|ORBEA・ORCA

スペイン・バスク地方にあるブランド「ORBEA(オルベア)」、そのハイエンドロードバイクとして知られるOrca(オルカ)が、7代目として新登場する。エアロ性能よりも軽さを追求し、フレーム重量750g(OMXフレーム、53サイズ)を実現した軽量ロードバイクだ。

軽さだけじゃないオールラウンダー

新型オルカは完成車重量6,7kgと軽量ながら、軽さだけではなく、峠の頂上への上り方を変えたモデルだ。軽く、高い俊敏性と、振動吸収性を持ち合わせる。

オルベアは「ヒルクライムが好きで、峠を制覇するための最高のバイクを求める人のためのバイク、それが第7代オルカ」と公言している。

いままで6代目までのオルカ

オルベアレーシング哲学

現在のロードバイクおいては二極化が見られており、オルベアは最も効率的なエアロバイクは決して真の軽量バイクにはなり得ないと主張する。同様に、最軽量のバイクがスーパーエアロになることはないからだ。

「スーパーエアロバイクは、高速走行時に必要なワット数が少ない。しかし、勾配が増し、スピードが落ちると、重力の影響が空気抵抗に取って代わり、軽量バイクが有利になる。これを証明するために、私たちは低速と高速の効率テストを行いました」と語るのはロード開発責任者のジョセバ・アリサガ氏。

オルベアの低速効率テストでは、急な上り坂で一定の速度を維持するのに必要なワット数、急な上り坂で所定の速度を維持するのに必要なワット数をそれぞれ計測し比較してみた。

「ベロドロームを使ってエアロダイナミクスが高速走行テストでは必要なワットを測定します。その結果エアロ性能だけが求められ、バイクは空気抵抗を最小限に抑える必要があります。いっぽう5%の勾配で500g軽量化する場合、約3Wを節約できる。勾配を10%にすると、それは約6Wに増加します。

高速では空気力学が優位に立ち、時速30kmでは、スーパーエアロバイクは約12Wを節約でき、時速40kmでは15W、時速50kmでは約28Wとなります。

上り坂では、バイクは軽ければ軽いほどよく、高速では空力性能が高ければ高いほどよいわけです。空力性能を追求した軽量バイクでは勝てません」とアリサガは説明する。

オルカは平均的なライダーが乗ったエアロバイクよりも、5%の勾配で約3W、10%の勾配では約6Wセーブすることに成功しており、部分的なエアロダイナミクス機能を追加し、重量を増やすことは、軽さ、敏捷性、反応性を悪くすることになる。

究極の軽さ750gのOMXフレーム(53サイズ)

オルベアはオルカの細部にこだわることで軽量化を実現。フレームが軽くなればなるほどフレームが軽くなればなるほど、妥協することは許されず、複雑になる。こうして完成したのが上位モデルOMXフレームで、フレーム重量750g(53サイズ)と360gのフォークという組み合わせだ。今回、同時に発表された普及モデルのOMRフレームでは1030g、フォークは410gとなる。

オーバーラップをなくすことで究極の軽さを実現

カーボンフレームは、精密にカットされたカーボン繊維を積層し、エポキシ樹脂により成型する。それぞれのカーボン繊維がわずかに重なり合っているのだ。より少なく、より大きなカーボン繊維ピースを使うことで1gの節約になる。もちろん、これには手間がかかることだ。こうしてオルカの上位モデルOMXでは90個という少ないカーボンピースを使うことでできあがった。

さらにオルベアのフレームは本社工場で塗装されており、そのため工程を厳密に管理し、さらに軽量化を実現。コーティングに15g、塗料に25g、さらにハードウエアに40gとなっている。

ロスのないパワー伝達を可能にする「パワースパイン・デザイン」

パワースパイン・デザインこの設計では、ペダリングによるねじり荷重と横荷重の大部分をフレーム下部が担う。そのためヘッドチューブ、ダウンチューブヘッドチューブ、ダウンチューブ、チェーンステーは、ねじれに抵抗し、後輪にパワーを伝えるとともに、後輪にパワーを加える。また、ステアリングの精度を高めます。これらにより、オルベアはは、剛性を犠牲にすることなく、フレームを軽くしている。

軽快な乗り心地を実現するジオメトリー

瞬時の反応と高い敏捷性を実現した新型オルカ。新型オルカは上りではその性能を発揮するが、その軽さは俊敏なハンドリングやペダリング時の加速でも有利になる。この敏捷性は従来からほとんど変わらないオルカのジオメトリーによるものだ。新型オルカへのモデルチェンジでは唯一、チェーンステーが短くなり、それに伴ってホイールベースも短くなっている。これにより、登板時に求められる従来のオルカらしい高い反応性と敏捷性を実現した。

さらに丸みを帯びたフレームセクションは振動の低減に役立ち、長時間のライドでもエネルギーを節約できる。またホイールベースが大きくなったことで、最大32mmのタイヤが使えるようになり、トラクションと快適性が高く、同時に転がり抵抗も低減された。

タイヤ幅は最大32cに対応する

さらに各フレームサイズにあわせた適正な剛性になるよう、カーボンの積層設計をしており、小さければ剛性が高すぎたり、大きければ剛性が低くなるということはない。

OMXとOMRの各サイズの剛性と重量。

軽さ、エアロにこだわったオリジナルパーツ

オルベアはOQUOホイールと自社製OCコンポーネントでくみ上げることで、軽量な完成車の設計を可能にしている。OQUOホイールは軽量で高性能なホイールであり、RP35-LTDホイールセットはわずか1380g。RP10ステムも市場最軽量の一つで、HP11ハンドルバーは190gとなる。

さらに汎用ハンドルとの互換性もあり、ヴィジョン・メトロン5Dまたはデダ・アラネラ・ハンドルバーを装着したいユーザー向けには、オルベアはこれらのアイテムに適合するアダプターを用意している。

オルベアは、OCコンポーネントのラインアップを一新することで、より優れた統一性を実現している。高性能シートポストは、使いやすいユニバーサルクランプシステムを採用し、カーボンまたはアルミのレール、ラウンドまたはオーバルに対応。新しいハンドルバーは、最先端のエルゴノミクスを提供し、オルベアは、全シリーズにフレアロードハンドルバーを採用した最初のブランドのひとつとなった。

オルカが使用する“オクオ”ホイールは、カーボン製とアルミ製があり、3つのレベルが用意されている。 LTD、Team、Proの3種類で、プロファイルは3種類あり、軽量な35mmリム、エアロ効果の高い57mmプロファイル、バランスの取れたパフォーマンスの45mmプロファイルから選べるようになっている。このリムの内幅は21mmで、幅広いタイヤを選択できる。

オルカ ラインアップ

オルカはのラインアップは2種類、カーボンの最高級モデルのOMX。重量と性能と価格のバランスをとったOMRの2種類が用意される。

OMXグレード(代表的なモデル)

ORCA M10iLTD PWR (デュラエースDi2完成車) 1,689,600円
ORCA M20iLTD (アルテグラDi2完成車)        1,075,800円
ORCA M30iLTD 105Di2完成車)                891,000円 

OMRグレード(代表的なモデル)

ORCA M35i 105 Di2完成車)    675,400円
ORCA M30i 105 Di2完成車)     506,000円

DATA

フレームサイズは7種類: 47、 49、 51、 53、 55、 57 、60
カラーバリエーション:OMRは標準色3種類、OMXで2種類。
MyOカスタマイズ Myoによる100万通りの組合せ

*MyOはオルベアのカスタムの総称、カラー、OP部品などをWEB上から選択できる。

ジオメトリー

 

問:サイクルクリエーション www.cyclecreation.co.jp

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load