90年代のMTBレジェンド集合! 生まれ変わったシマノバイカーズフェスティバル
Bicycle Club編集部
- 2023年08月01日
INDEX
新型コロナによる中断を経て昨年再開されたMTBのお祭り、シマノバイカーズフェスティバル。31回を数える今年は、会場レイアウトも一新。新しいレースフォーマットやイベントに、GOOD OPEN AIRS myXのプロデュースによる6Wheel&Campingゾーンも加わって、バイクにプラスした楽しみかたを発信するイベントとなった。
よりMTBを楽しむための新カテゴリーが登場
XC(クロスカントリー)、GX(グラベルクロス)、DH(ダウンヒル)の各種目には「レースは初めてなので、楽しく走りたい」「難易度の高いコースよりも、最後まで走り切れるコースが良い」という層に向けたLightカテゴリー。「レースでもっと上位を狙いたい」「難易度の高いコースに挑戦したい」というリアルレーサーのためにRaceカテゴリーを設定。参加者のスキルやレースに対するマインドに合わせて参加できるようになった。
またレースでもツーリングでもない、トレイルライドをイメージしたアップダウンのあるコースを走るTrail Ride+を新設。シマノサポートライダーによるレッスンを行い、タイム計測も行えるなどマウンテンバイクがより楽しく上手になる空間を用意。
6Wheel&Campingゾーンが出現!
自転車をクルマに載せてアウトドアフィールドに出かけ、アウトドアアクティビティーとして楽しむ「6Wheel Life」。これにキャンプや車中泊などのグッズを見て触って体験できるエリア「6Wheel&Campingゾーン」が出現した。
今年も大人気。ドロップハンドルバイクによるレース
昨年「ドロップハンドル」クラスとして新設されたグラベルバイクやシクロクロスバイクのためのカテゴリーが「グラベルクロス(GX)」という名称に。スタートの合図でバイクに駆け寄るル・マン式スタートは健在。
ウェルカムパーティーにMTBレジェンド集結
土曜日のイベント終了後に行なわれたウェルカムパーティー。地元の銘酒「真澄」や8Peaks BREWINGのクラフトビールが振る舞われ、リラックスモードが最高潮に達したころ、メインゲレンデで、5月にシマノスクエアで予告された「レースレジェンドによるデュアルスラローム」が行なわれた。
諸事情で当初予定されていたメンバーこそそろわなかったもののダートブロスの2人にスラロームの名手、高松健二。コースセッターを務めた栗瀬裕太の4人が、活躍した90年代当時を彷彿させるライディングを披露。
日没により大幅に時間短縮となったなか、栗瀬VS高松によるファイナル一本勝負は、高松が勝利してスポンサーのトーヨータイヤ賞をゲットした。
イベントを企画した蔭山智彦さんは「今の子どもたちに、MTBやレースの歴史をお見せすると同時に、バイクコントロールの面白さや難しさを知ってもらう機会として企画しました。時間の制約もあり消化不良な面もありましたが、次回また面白いことを考えてます」と、芝スラの復権を期待させる発言で締めくくった。
問:シマノバイカーズフェスティバル https://bikersfestival.shimano.com/
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- TEXT&PHOTO:鈴木英之
SHARE
PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。