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ついに最終回! ゴールの和歌山県へ到着【後編】|ちょもかの太平洋岸自転車道ポレポレ旅作戦

ポレポレはスワヒリ語で「ゆっくり、のんびり」の意味。太平洋岸自転車道を舞台に、自転車ゆる旅スタイルを追求。
千葉県銚子から始まったちょもかのポレポレ旅もついに最終回! 初夏の好天に恵まれ、ラストサイクリングです。またまた見どころたくさんの海岸線をのんびり走って、地元グルメに舌鼓。ダイナミックな和歌山の自然の中、ポレポレ旅作戦もついに任務完了です!

快晴の中、ゴールに向かってラストラン!

飛行機輪行で降り立った、旅の最終地・和歌山県。にぎやかな白浜の街を堪能した後は、ゴールに向かって北上していきます。北海道のようなまっすぐな道も気持ちよさそうだけど、緩やかなカーブでくるくる景色が変わる和歌山の海岸線も、ワクワクしながら走れますね! 交通量もアップダウンも緩やかなので安心です。

ショートカットしたいなら国道42号だけど、やっぱり海沿いの道をのんびり走ってこそのポレポレ旅です!

白浜・田辺の街並みを走り抜けると、しばらくはのどかな海岸線を走ります。和歌山の太平洋岸自転車道は御坊市までは国道42号なのでシンプルでわかりやすいです。国道なので、飲食店やコンビニも適度にあります。太平洋岸自転車道の名前のとおり、基本海沿いを走るから、どこも魚介類がおいしかったな〜、なんて思い出しながら、残りの道のりを進みます。南紀白浜空港から50kmほどで、御坊市に入ります。ここから国道を離れ、県道24号で海を楽しみながら進みます。太平洋はひとつなのに、海沿いの景色はやっぱりその土地土地で違うんですよね。

今回楽しみにしていたのは、由良町にある白崎海洋公園。すごい絶景の中にキャンプ場もあるんだって。白崎を目指して海沿いを進むと、石灰岩の巨石がダイナミックな景色を作り出していて、期待が膨らみます。公園の入り口には小さな道の駅もあるのですが、そのまま奥に進むと石灰岩の岩場が連なる展望台に。青い空と海に真っ白な岩がまぶしいくらい。まるでエーゲ海のよう。そして敷地内にあるキャンプ場も見学。こちらも他にはない壮観な景色の中にあって、星空もすごいんだって。

印南町に入るとなにやら巨大な親子カエルが目に入り、行ってみた。跨線橋「かえる大橋」でした。キュート!
白崎海洋公園に近づいていくと、白さが際立った巨石が海に突き出ていて、迫力!
公園内の遊歩道を進むと展望台に。まるでエーゲ海のような景色
公園内のキャンプ場は、ヨーロッパやカナダのような雰囲気。次はナマステ号で訪れたい!
海鮮丼はもちろんのこと、本場で食べる和歌山ラーメンも美味。旅にグルメは重要なポイントだよね

江戸時代からの街並みが残る湯浅町、みかんで有名な有田町など立ち寄りたくなる場所が続きます。徐々に交通量も増えるので気をつけて走りたいですね。和歌山の人工島・マリーナシティを越えて、雑賀崎漁港へ。入りくんだ急斜面に民家が密集している様子が“日本のアマルフィ”と呼ばれています。ここまでくれば、和歌山市の中心地まではほんのわずか。紀の川を越えて、ゴールを目指します。

醤油発祥の地とされる湯浅町でしばしポタリング。歴史が感じられる街並みでした
湯浅町で見つけた喫茶店でひと休み。店内の雰囲気がレトロでかわいかったです
街角には昔の懐かし看板や、今や数の少なくなった円型郵便ポスト!
人工島・和歌山マリーナシティにある黒潮市場も人気の立ち寄りスポット
黒潮市場に隣接するテーマパーク・ポルトヨーロッパ。写真映えは間違いなし
マリーナシティ北のサンブリッジ。ダイナミックな橋を越えると、和歌山市の中心はもうすぐ
和歌山の名物のひとつ、梅を使った食品はサイクリストに優しい!
フルーツ王国和歌山のキャッチコピーどおり、和歌山市ではパフェが新名物。いちごモンブランパフェを堪能
紀州徳川家の和歌山城が市の中心部にそびえたつ

加太は古事記や日本書紀の中の神話にも出てくる歴史ある土地だそう。南海加太線に沿うように、ラストスパート。海水浴場やにぎわう釣りポイントを過ぎると、目の前にドーンと現れる終点のモニュメント! 銚子からの1400kmの道のりを祝福してくれています。楽しかったよ、太平洋岸自転車道〜!

ゴールには立派なモニュメントが!

ライダープロフィール

ちょもか

ソロキャンプ系女子ユーチューバー&インスタグラマー。茨城県在住。3年前より車中泊やソロキャンプの様子をchomocampで配信中。人気を集め、昨年は車中泊雑誌やBSのTVなどにも登場。愛車はダイハツ・ハイゼットカーゴ&ビアンキ・アンコラ。

太平洋岸自転車道とは

千葉県銚子市の銚子駅前から和歌山県和歌山市の加太港まで続く、全長1400kmにおよぶ大規模サイクリングロード構想。太平洋岸に自転車道の標識やサイクルステーションなどが整備され、ナショナルサイクルルートに認定されている。

詳細はこちら

※この記事はBiCYCLE CLUB[2023年9月号 No.451]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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