與那嶺恵理、2024年シーズンはスペイン籍の「ラボラル・クチャ」とプロ選手契約決定

９月14日、ヨーロッパで活動する東京五輪自転車競技ロードレース日本代表の與那嶺恵理（よなみねえり）が、アメリカ籍の「HumanPwrdHealth（ラリー・サイクリング・パワード・ヘルス）」からスペイン籍の「LABORAL KUTXA FUNDACION EUSKADI（ラボラル・クチャ・フンダシオン・エウスカディ）」へ移籍し、プロ契約をすることを発表した。

與那嶺は2023年は全日本選手権で優勝、ツールドフランス・フェミニン完走、スコットランド世界選手権でパリ五輪出場枠を獲得し、プロ現役生活を継続することを決め、2024年シーズンもヨーロッパでのプロ選手として活動することになる。

チームの母体フンダシオン・エウスカディは1993年にスペイン・ビルバオで創設された団体。 その組織の中に男子プロチームのエウスカテル・エウスカディがあり、女子プロチームのラボラル・クチャは2019年に創設された。

チームからのコメント

1993 年以来、私たちはバスクサイクリングのサポートと促進に取り組んできました。エウスカディ財団の25周年を迎えた今、私たちは力と興奮とともに新しい時代をスタートさせます。

新しい時代は、バスクサイクリングを促進し、バスクサイクリングが私たちに与えてくれたすべてのサポートを社会に還元するという同じ目的を持っています。女子チームの発足に伴い、チームはワールドツアーの挑戦を決め、経験豊富な與那嶺恵里選手との契約に至りました。恵里選手はおもにエース・アネ・サンテスバン選手のアシストとしてチームに貢献する予定だ。

與那嶺恵里のコメント

スペインの友人たち、こんにちは。
私は日本から来た恵理です！　私はスペインが大好きで、特にグラナダのバー文化、ビール、ピンチョス、そして楽しい人々が大好きです。何よりも私を選んで信頼してくれたチームに感謝したいと思います。

エスカディは誇り高い歴史を持つチームであり、そのチームに加わることができたことは、私のキャリアの最後にふさわしいものです。私の多くの経験をチームの若いライダーたちに伝え、チームが「アナ・サンステバン」の勝利に貢献できるよう私は全力を尽くします。私はヨーロッパで勝てるライダーではありませんが、エースをサポートしポジションを作るのが得意です。チームは、ワールドツアー、世界選手権、オリンピックでの私の働きを高く評価しており、私はその信頼に応えることができると信じています。

チームはこれから大きく成長し、ワールドツアーに挑戦する私のキャリアの集大成となります。私を選んでくれたこのチームに最大限の忠誠を尽くし、チームとともに必ず勝利します。