井上 亮がツール・ド・おきなわ市民200kmを初制覇! 元アジア女王のナ・アルムが勝利
Bicycle Club編集部
- 2023年11月12日
11月12日(日)、沖縄県名護市及びやんばる地域を中心とした沖縄県北部地域で「第35回ツール・ド・おきなわ2023」が開催され、UCIレースである男子チャンピオンレースを中心に、ホビーレーサーの甲子園とも呼ばれる市民レース200kmや女子国際ロードレース等17レースを開催。
注目の市民レース200kmでは4人の先頭集団から最後の勝負所である羽地への上り区間で単独アタックを成功させた井上 亮(Magellan Systems Japan)が同レース初優勝を果たした。
女子国内レースでは珍しく海外招待選手を招いて開催される女子国際ロードレースでは、元アジア選手権チャンピオンのナ・アルム(韓国、High Ambition 2020 jp)が4名での集団スプリントを制し、大会初優勝を果たした。
ホビーレーサーの甲子園・市民レース200kmを井上 亮が悲願の初制覇
11月12日(日)、沖縄県名護市及びやんばる地域を中心とした沖縄県北部地域で「第35回ツール・ド・おきなわ2023」が開催され、UCIレースである男子チャンピオンレースを中心に、ホビーレーサーの甲子園とも呼ばれる市民レース200kmや女子国際ロードレース等17レースを開催。
ホビーレーサーの甲子園と呼ばれる市民レース200kmには大会3連覇中の高岡亮寛(Roppongi Express)ら238名の選手がエントリー。
男子チャンピオンレースと同じコースを走る市民レース200kmでは前半からアタックがかかる展開となり、普久川ダムへの上り区間でも2回ともメンバーが入れ替わる形でアタックが掛かる展開に。
そして羽地へと向かうアップダウン区間で4名の選手が抜け出すと、最後の勝負区間である羽地への上り区間で井上 亮(Magellan Systems Japan)が単独で抜け出す。
中里 仁(Rapha Cycling Club)と真鍋 晃(EMU SPEED CLUB)が井上を追走するも、井上はそのまま独走でフィニッシュ地点前の直線区間に姿を見せる。
井上は一度ガッツポーズを見せた後、後ろを振り返った後再び大きくガッツポーズを見せる。過去には全日本選手権でのシングルフィニッシュなどアマチュア選手としてさまざまなリザルトを残している井上だが、2020年には練習中に落車して骨盤骨折という大ケガを経験。
ツール・ド・おきなわでは過去何度も表彰台に上がっているが、意外にも市民レース200kmでの井上の優勝は今回が初めて。まさに喜びを爆発させる、そんなフィニッシュシーンとなった。
女子国際ロードレースは元アジア王者のナ・アルムが制す
女子国際ロードレースは市民100kmレースと同じく、国頭村の奥やんばるの里からスタートして普久川ダムへの上り区間を一度上るコース。
全日本チャンピオンの與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)ら61名の選手たちがエントリーとなった。
レースは序盤から川口うらら(TEAM TATSUNO)や石井よしこ(アーティファクトレーシングチーム)ら有力選手たちが含まれる8名の選手が抜け出す。
8名の中から抜け出しを図る選手も現れるがなかなか決定的な動きとならない中、最後の勝負所となる羽地への上り区間で手塚悦子(IMEレーシング)や金子広美(イナーメ信濃山形・バイクサンド・R×L)、木下友梨菜(鈴なり妖怪 鈴)、ナ・アルム(韓国、High Ambition 2020jp)の4名が抜け出す。
4名は一つの集団のままフィニッシュ地点前の直線区間に姿を見せると、元アジアチャンピオンであるアルムが小集団スプリントを制し、見事優勝を飾った。
ツール・ド・おきなわ 速報結果
市民レース200km
1位:井上 亮(Magellan Systems Japan) 5時間25分9秒226
2位:真鍋 晃(EMU SPEED CLUB) +23秒304
3位:中里 仁(Rapha Cycling Club) +23秒795
女子国際ロードレース
1位:ナ・アルム(韓国、High Ambition 2020jp) 2時間58分11秒474
2位:金子広美(イナーメ信濃山形・バイクサンド・R×L) +0秒543
3位:木下友梨菜(鈴なり妖怪 鈴) +0秒758
市民レース140kmオープン
1位:小林 亮(soleil de lest) 3時間45分31秒838
2位:佐藤 駿(TRYCLE.ing/往来教) +1秒472
3位:康 寿成(TRYCLE.ing) +2秒658
市民レース140kmマスターズ
1位:左迫間昭一(チームGINRIN熊本) 3時間53分53秒123
2位:井上健志(チームGINRIN熊本) +0秒213
3位:横山隆司(セレクシオンHKD) +0秒235
市民レース100kmオープン
1位:深澤陽介(soleil de l′est) 2時間44分54秒508
2位:井上幸洋(北中城高校自転車競技部) +53秒244
3位:Miguel Mun wa Kok +55秒916
市民レース100kmマスターズ
1位:井上善裕(INOUE RACING CYCLE) 2時間51分16秒583
2位:栗山和之(soleil de l’est) +2秒956
3位:東 智博 +2分9秒052
市民レース50kmオープン
1位:中川由人(SBC Vertex Racing Team) 1時間13分30秒645
2位:石井雄悟(MASxSAURUS) +0秒712
3位:鳥海和希(MAVERICK) +27秒114
市民レース50kmフォーティー
1位:山本耕平(ARCCレーシングチーム) 1時間17分21秒693
2位:堀江 亮(まいぺーす) +2分13秒934
3位:田中龍太朗(TeamZenko) +2分14秒267
市民レース50kmフィフティー
1位:宮崎直樹(チームWADA) 1時間21分35秒541
2位:内村 豪(鹿屋サイクリングクラブ) +0秒306
3位:藤元秀樹(comsat) +0秒982
市民レース50kmオーバー60
1位:小野 忠(パインヒルズ90)1時間22分15秒197
2位:高橋信宏(team APEX) +2分47秒304
3位:木山 智(Team ARI/JETT) +2分47秒869
市民レディースレース50km
1位:市村 愛(セマスR新松戸) 1時間31分18秒339
2位:南芙美子(TeamZenko) +0秒121
3位:河野愛佳(バルバレーシングクラブトヤマ) +0秒122
中学生レース50km
1位:中川恵太(SccTeam) 1時間17分24秒375
2位:佐野凌麻(ORCA CYCLING TEAM) +4分42秒990
3位:福地大和(OUTDOORLIFE Racing) +4分44秒343
チャレンジレース50kmオープン
1位:小菅清二 1時間26分16秒726
2位:山崎崇貴(ハンブル) +1分51秒778
3位:大城開偉(興南高校) +3分6秒939
チャレンジレース50kmフォーティー
1位:中村孝一(TEAM KIDS) 1時間31分57秒940
2位:伊藤 司(TEAM APEX) +1分25秒442
3位:北本 司(Team FORTUNA BRM) +1分46秒431
チャレンジレース50kmオーバー50
1位:木下博文 1時間30分43秒918
2位:柏葉光宏 +3分24秒483
3位:仲原英久 +3分26秒597
小学生レース10km
1位:LeungKwun-Dik Jeremy(Invis Cycling) 14分38秒650
2位:佐野将麻(ORCA CYCLING TEAM) +1秒151
3位:山﨑悠大(宇陀サイクルレーシング) +22秒470
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