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カーボンレイアップやジオメトリーがさらに進化した「アルプデュエズ ディスク」|TIME

タイムのアルプデュエズシリーズは、同社のフラッグシップの一角を担う軽量オールラウンドモデル。最新モデルは、従来の「アルプデュエズ01」の、カーボンを中心とするソックスのレイアップを進化させるとともに、ケーブルのフル内装化やジオメトリーの最適化を果たしている。

新素材を融合させた新型アルプデュエズ

新型アルプデュエズに用いられている工法は、レジン・トランスファー成型(RTM)と呼ばれ、ドライファイバーを編み上げて金型の中に設置、そこに高圧でレジンを流し込んで、気泡やムラのない成型を可能にしている。

また、軽くて高性能な新繊維「ダイニーマ」と、元からタイムが使用してきた振動吸収性に富む繊維「ベクトラン」を、ひとつのカーボンフレームに組み込んでいる点も特徴だ。

ダイニーマは主にフレームの構造的強度(耐衝撃性、耐引裂強度)を上げる目的として採用され、トップチューブ、ダウンチューブ、チェーンステーで使われている。いっぽうベクトランはフォーク、トップチューブ、ダウンチューブで使われている。

これが実現できるのはRTMを駆使するタイムならではであり、他ブランドの汎用的なプリプレグ構造ではそもそもこうした繊維を編み込めない。つまり新型アルプデュエズは、現代において真の意味で唯一無二の存在ということだ。はたしてその乗り味とは?

ALPE D’HUEZ DISC(アルプデュエズ ディスク)

価格:59万4000円、61万6000円(ともにフレームセット)
※カラーにより異なる

SPEC

フレーム:BCS(編込み)カーボン繊維、ベクトラン繊維、ダイニーマ強化
フォーク:BCS(編み込み)カーボン繊維、ベクトラン繊維
コンポーネント:シマノ・デュラエースDi2
ホイール:ヴィジョン・メトロン60SL
タイヤ:ハッチンソン・フュージョン5 パフォーマンスTLR
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:グロスカーボン(V21)、レッドクローム(V22)、ピンククローム(V23)、ブルークローム(V24)、チームレッド(V26)
重量:7.2kg
※試乗車スペック

フレームには「デダ・SDCヘッドセット」が付属する
BB規格はPFBB386エボ。フレームは一般的なプリプレグとエアバッグを使ったカーボン成型方法とは異なり、連続的かつ一体的な、ほぼ仕上がり状態に近い成型品を生むRTMを採用
フレーム一体型のシートクランプ部分。固定方式はシンプル。近年では珍しい丸型のシートポストを採用
ベクトラン繊維が組み込まれているカーボンフォーク。独特の振動吸収性を発揮。さらにもともとタイムフォークがもつ高いコントロール性も加わる

アルプデュエズ ディスクをインプレッション

鈴木祐一:元MTBクロスカントリーとシクロクロスのトップ選手で、現在は自身のショップ「ライズライド」でスポーツバイクの多彩な魅力を伝えている。スチールロードやグラベルロード、MTBなど多種多様なバイクをレビューする

過去乗ってきたバイクとは次元が違う異質な振動吸収性を発揮。
ペダリングリズムのとりやすさも〇

この新型アルプデュエズで高く評価したい点が2つある。まずひとつは、とにかく振動吸収性の高さに驚かされた。フレーム剛性としては硬く、ホイールも硬めなモデルが装備されているが、過去乗ってきたバイクとは異なる異質な振動吸収性だった。微振動がほとんど伝わってこず、まさに次元が違うレベルでシルキーな乗り味といえる。
そしてもうひとつは、ペダリング時のリズムのとりやすさだ。ヒルクライム時の60~70回転/分のダンシングでは、バイクの重心を感じながらも一定に揺れるメトロノームのようにちょうどいいリズムで踏める。しかもこうした乗り味のよさが「100km走ってからようやく感じられる」のではなく、乗車してすぐに感じとれる点もすごい。

TIMEブランドサイト

出典

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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