人生初の自転車経験は「遊び」から! 埼玉県小川町開催「子どものための自転車遊び教室」レポート
ハマダ
- 2023年12月18日
12月中旬、埼玉県小川町で「子どものための自転車遊び教室」が行われた。3~6歳向けの幼児向け自転車教室で、初めての自転車デビューとして最適なイベント。小規模ながらも、自転車界の大切な裾野となるイベントの様子をイベントスタッフがレポートする。
子どもたちの自転車デビューをサポートする自転車教室!
初開催となる「子どものための自転車遊び教室」は、埼玉県小川町にある旧東小川小学校で開催。冬まっただなかながら20℃近い気温と青空の下に子どもたちが集まった。いずれも3~6歳で、まだ正式に道路への自転車デビューしていない、もしくはしたての子どもばかり。
そんな子どもたちに向け、基本的な交通ルールとまわりを見る力、そして自転車本来の楽しさを伝えるのが今回の「子どものための自転車遊び教室」の目的だ。
クランクを外した軽量キックバイクでまわりを見ながら走る
クランクとペダルをあえて外したスポーツバイクにまたがった子どもたちは、信号機や停止線に関する決まり事を教えられた後に、区切られたコースエリアへと走りだす。年齢や技術の差はあれど、まわりを見ながらそれぞれキックバイクを操ってコースを巡る。
「遊び」で、楽しみながら学ぶ自転車テクニック
その後は縄を使った一本橋走行やジグザグ走行、球拾い競争など子どもたちが楽しめる競技で自転車遊びを行っていく。走る、曲がる、止まるの基本技術をレクリエーションを通じて少しずつ体で覚えていく。特に人気だったのはシャボン玉割り。片手に棒を持った状態で地面にある障害物をよけながら走り、周りの人にぶつからないように、宙に浮かぶシャボン玉を割るというアクティビティーだ。
文字にすると難しそうだが、ここまで数十分間の遊びでトレーニングしてきた子どもたちは笑顔でシャボン玉を割っていく。自分のやりたいことだけで動き回るのではなく、ときに地面の障害物を、ときにまわりの子たちの位置を把握するなど視野の広さを養うトレーニングにもなる。
自転車は難しいものではなく、「楽しいもの!」と子どもたちに覚えてもらう教室
いきなりペダル付きの自転車に乗せるのではなく、まずはキックバイクで地面に足を付けながらバランス感覚を磨く。そしてキックバイクでもスピードを出させずに、ゆっくり確実に止まる・曲がる・見るを学ばせる。こうした経験を「遊び」を通じて楽しく子どもたち同士で学ばせる。次回「子どものための自転車遊び教室」の開催は2月を予定している。子どもを正しく、楽しく自転車デビューさせたい親御さんはぜひご検討を。
問:小川町役場政策推進課地域おこし協力隊 gaku.umehara@gmail.com
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- PHOTO:小川町役場政策推進課地域おこし協力隊 TEXT:浜田幸紀 協力:ライトウェイプロダクツジャパン、株式会社クラフティ
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