2024年シクロクロス世界選手権に向けて旅立つ日本代表選手たち
Bicycle Club編集部
- 2024年01月26日
1月25日、羽田空港に4人の選手、沢田 時(宇都宮ブリッツェン)、鈴木来人(Onedy ESU-ICV)、野嵜然新(桐光学園高等学校/弱虫ペダルサイクリングチーム)、成田光志(学校法人石川高等学校)とメカニック(萩田 晴)が集った。シクロクロス ワールドカップ第14戦ホーヘルハイデおよびターボル(チェコ)で行われるシクロクロス世界選手権に出場するためだ。
彼らはこの後、関西国際空港で竹ノ内 悠監督、柚木伸元(日本大学)、日吉愛華(Teamまるいち)と合流。オッセンドレグト(オランダ)に25日~31日迄滞在し、そこで渡部春雅(明治大学/Liv)と合流。合宿とワールドカップ ホーヘルハイデ(1月28日)に参戦し、ターボル(チェコ)で行われる世界選手権へ挑む。
泥での走りとセッティングがレースのカギを握る
今回のUCI世界選手権は各カテゴリUCIポイント上位3名より選出される(選出基準はこちら)。
世界選手権派遣に向けて泥での走行経験が少ないことから、成田光志を除く選手が東海シクロクロス#5、#6の愛知牧場で事前練習ができてよかったと口をそろえて言っていた。
泥での走りに関して、思った以上にパッドの減りが早く、当初の4スペアパッドから8パッドに変更。その情報をもらい、成田は近くにショップが無いことからハヤサカサイクル(宮城県仙台市)にスパイク等を注文。野嵜はメカニックである父が愛知牧場から帰宅後、ベアリング等の摩耗に絶望し、22時過ぎにdrawer the bike store(神奈川県大和市)へ。沢田のバイクも萩田メカニックがどうにか間に合わせましたと多忙な週明けだったようである。
また海外も初と言うことで、輪行にも苦労したようだ。段ボールだと規定量(30Kg)のうち5Kg程度を箱に持って行かれてしまい、専用輪行箱の軽さは思わぬアドバンテージとなっていた。羽田空港に現れた選手はバイク2台、スペアホイール2~3セットの組み合わせ、成田は29.8kgと30kgと表示されていた。
以下、羽田空港に集まった選手たちのコメントを紹介する。
宇都宮ブリッツェン/沢田 時
「7年ぶりの参戦ということで本当に久しぶりで楽しみにしています。目標としては7年前にできなかった完走をして帰りたいと思っています」
OnebyESU-ICV/鈴木来人
「今回はとりあえずフルラップ完走をして、来年以降につなげられるような走りをしたい。もう一度ヨーロッパに戻って走ることも考えているので、そこにつながるような何かを自分の中でつかんで、そのことを胸を張って言えるようなレースをしてきたいと思います」
桐光学園高等学校(弱虫ペダルサイクリングチーム)/野嵜然新
「今回自分の中で初めての海外遠征(国外が初めて)で、いきなり世界選手権となりました。せっかく行くからには、沢田 時選手のジュニアカテゴリー時代の最高位、16位を上回りたい。欲を言えばシングルリザルトを目指しています」
学校法人石川高等学校/成田光志
「海外は初めて行きますが、30位以内になれるよう頑張ってきたいと思います」
Teamまるいち 日吉愛華
派遣選手団
[選手](7名)
沢田 時(宇都宮ブリッツェン)
柚木伸元(日本大学)
鈴木来人(OnebyESU-ICV)
野嵜然新(桐光学園高等学校/弱虫ペダルサイクリングチーム)
成田光志(学校法人石川高等学校)
渡部春雅(明治大学/Liv)
日吉愛華(Teamまるいち)
[スタッフ](6名)
監督:竹之内 悠(JCFシクロクロス部会・部会員)
スタッフ:坂井田 米治(JCFシクロクロス部会・副部会長)、An Suijs (現地スタッフ)、VANOVERBERGHE Mark (現地スタッフ)
メカニック :荻田 晴、LAVENS Ranjit (現地スタッフ)
UCIシクロクロス ワールドカップ 2023/24 第14戦 ホーヘルハイデ(オランダ)
配信期間 : 2024年1月28日午後10:45 ~ 2024年1月28日深夜2:00
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- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- 編集:Bicycleclub 写真・文:井上 和隆
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