トレックのロードシューズラインが刷新。独自のテクノロジーを備えた3モデルを発表|TREK
Bicycle Club編集部
- 2024年02月16日
トレックのロードバイク用シューズに新たなラインが追加される。過去のモデルから進化を果たした3モデルを発表。トレック側のインプレッションと合わせて紹介。以下、プレスリリースより。
独自のテクノロジーを備えたハイパフォーマンスシューズ
トレックは、2024年2月に高性能ロードシューズの新ラインを発売する。このラインアップは、トレック独自のMETNETテクノロジーと、ライダーのパフォーマンスを次のレベルに引き上げるように設計されたプロレベルの機能を備える。
Trek RSL Knit Road Cycling Shoe
6万7900円
非常に快適で通気性があり、信じられないほど速いニットレースシューズ。高いフィット感をもちプロの要求を満たす性能を発揮する。
サイズ:37-44(ハーフサイズ Blackのみ41.5,42.5あり)
カラー:Black/gold and white/silver
シューズの特徴
- Lidl-Trekチームのために設計・開発
- エンジニアード・パフォーマンス・ニットは快適なフィット感&通気性を持ちつつ、優れたサポート感を提供
- 伸縮性に優れるMETNETリリーフゾーンを内側部と外側部に配置。母指球と小指球に加わる圧迫感を和らげ、幅広な足にも対応
- ソールラストも、母指球側で44mm、小指球側で33mmワイドに
- 剛性指数は最高レベル14のアウトソールは、OCLVカーボン製。比類のないパワー伝達を提供
- Li2 BOAダイヤルは、より薄型で、フィット感を微調整可能
Trek RSL Knit Road Cycling Shoe インプレッション
つま先の反りが少なくなり、脚部の余計な緊張が和らいだことと、METNET ReliefZone、ニット生地とアッパー&ソールラスト形状の改善により、快適な履き心地。足の甲を包み込むような感じで、どの部分にも圧迫感を感じることがない。今まで足の形状により、やむなくサイズアップしたシューズを履いていた人も、ジャストサイズを選べるかも。
ハイエンドシューズは、レースに出る方向けとイメージされやすいが、このモデルは、足に優しいフィット感により、のんびりとロングライドを楽しむ方にもぜひお勧めしたいと感じた。また快適なだけでなく、レース時に求められるホールド性能と剛性にも優れている。
アッパー部は、BOAダイヤルのベースが装着されている部位とヒールカップのホールド性により、ペダルを踏みこんでも靴の中で脚が動くようなことは感じられなかった(ヒールカップのホールド力は前作とほぼ同じ)。
アウトソールは剛性指数14のスペックが示すとおり、踏み抜いてもほとんどたわみを感じられない。タンとアッパーが一体になっているので足を入れにくくなるため、ヒール部を上方に延長し、後ろに反らした形状にすることで対応している。
Trek RSL Road Cycling Shoe
5万4900円
クラシックなルックスに新しいテクノロジーを備えたレースシューズ。快適で、軽く、プロの要求を満たす性能をもつ。
サイズ:39-45(ハーフサイズ Blackのみ41.5、42.5あり)
カラー:Black and White
シューズの特徴
- Lidl-Trekチームのために設計・開発▪軽量TPU製アッパーが快適さを提供
- 伸縮性に優れるMETNETリリーフゾーンを内側部と外側部に配置。母指球と小指球に加わる圧迫感を和らげ、幅広な足にも対応
- ソールラストも、母指球側で44mm、小指球側で33mmワイドに
- 剛性指数は最高レベル14のアウトソールは、OCLVカーボン製。比類のないパワー伝達を提供
- Li2 BOAダイヤルは、より薄型で、フィット感を微調整可能
Trek RSL Road Cycling Shoe インプレッション
アウトソールの形状は、RSL Knit と同じくつま先の反りが少ないため、脚部の余計な緊張が和らいでリラックスして巡行できる。
アッパーラストは、Knitタイプに比べるとつま先部がやや先細になっており、RSL Knitと比べるとサイズ感が異なる人が多くなると思われる。ただし、両サイドのMET NETレリーフゾーンの効果で、前作のXXX Road シューズより明らかにフィット感は良くなっている。
ヒールカップと生地は前作同様、かかとは浮き上がることなく、しっかりホールド。剛性指数14のアウトソールとのコンビネーションで、しっかり踏み抜くことができる。
Trek Velocis Road Cycling Shoe
3万7900円
履き心地とパフォーマンスを完璧に両立した高性能シューズ。
サイズ:36-45(ハーフサイズ Blackのみ41.5、42.5あり)
カラー:Black and White and Red
シューズの特徴
- 軽量PUアッパーが快適さとサポートを提供
- 伸縮性に優れるMETNETリリーフゾーンを内側部と外側部に配置。母指球と小指球に加わる圧迫感を和らげ、幅広な足にも対応
- デュアルLi2 BOAダイヤルは、より薄型で、フィット感を微調整可能
- 剛性指数10のOCLVカーボンコンポジットソール
- 旧型では1個のみだったBOAダイヤルを2個に増やし、フィット感をより精密に調整可能に
Trek Velocis Road Cycling Shoe インプレッション
前作Velocisから見直されたラスト設計により、フィット感が明らかに向上。特につま先部の縫い目を排除し、MET NETレリーフゾーンに置き換えた効果が大きく、両サイドの圧迫感がほとんどなくなった。なお、つま先部の形状も前作と同様、先細になっているため、人によっては親指or小指の当たりが気になるかも知れない。
今回は、ワイドラストではなく、ノーマルラストになっているので、前作から買い替えのパターン等の場合はサイジングに注意が必要。剛性指数10のアウトソールと、ヒールカップレスの仕様は前作と変わらないが、BOAダイヤルが2個に増えたことでよりタイトに締めこめるようになっており、しっかり踏み込んで走りたいシーンに対応できるように考えられている。
問:トレック・ジャパン https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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