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6.6kgの軽さを実現した超軽量レーサー「スペシャリッシマRC」|Bianchi

ハイエンドモデルの新型から廉価モデル、全く新しいオールロードまで、2024年も個性あふれるさまざまなニューモデルが登場。今回の記事では「Bianchi Specialissima RC(ビアンキ・スペシャリッシマRC)」を岸 崇仁がインプレッション!

フルモデルチェンジを果たしたスペシャリッシマ

ビアンキの誇る軽量オールラウンダー、スペシャリッシマがフルモデルチェンジを果たした。ビアンキのレーシング部門であるレパルトコルサが開発した新型が目指したのは、超軽量の6.6kgを実現しながら、さらに登坂能力を高めること。加えてエアロロードのオルトレからのフィードバックを受けて開発したエアロ形状も採用することで、平地や下りでの走行性能も高められた真のオールラウンダーへと進化を遂げた。

これらの性能向上は数値にも確実に表れており、前作のスペシャリッシマがオルトレよりもアドバンテージを発揮するために8.8%の勾配を必要としていたのに対して、新型では6%にまで下げられた。これにより傾斜6%の上りを体重60kgのトップレーサーが200Wで10km走行した場合に、前作比で8.7秒のアドバンテージが提供されるという。
まさにオールラウンダーと呼ぶにふさわしい性能が与えられた背景にあるのが、前述したオルトレからのフィードバックだ。軽量バイクでありながらフレームやD型のシートポストなど積極的に空気抵抗を軽減する形状を採用している。さらに軽量化についてフレームはもちろんのこと、専用の一体型ハンドルや塗料の使用を最小限に抑えるなど、1g単位で削減された妥協なき性能をもったバイクが誕生した。

ヘッド周辺をフレームと一体化して空気抵抗を軽減したフロ ビントフォーク。、ブレード部分を細身に成形することで剛性と軽さ、さらに振動吸収性も両立させた。大きな負荷のかかるキャリパー台座も強化される
エアロ効果に優れるカムテール形状をフレームやコンポーネントの随所に採用。シートポストはオルトレで培ったテクノロジーを生かしたエアロ形状を採用しており、スペシャリッシマRCに最適化するためボリュームを落とした。これにより軽量化と乗り心地の向上に貢献している
エッジを効かせたフレーム形状により必要な部分の剛性を高めている。また軽量化のため塗装にもこだわっており、塗料の使用量を最小限に抑えているという
路面追従性を高めるためにシートステーは細身に成形される

Bianchi Specialissima RC(ビアンキ・スペシャリッシマRC)

価格:79万2000円(フレームセット)、194万7000円(完成車)
フレーム:スペシャリッシマRCカーボンHM
フォーク:スペシャリッシマRCフルカーボンHMエアロ
コンポーネント:シマノ・デュラエースDi2
ホイール:レパルトコルサRCカーボン33mm
サイズ:47、50、53、55、57㎝
重量実測値:6.6kg(ペダルレス)

ビアンキ・スペシャリッシマRCをインプレッション

岸 崇仁:2021年まで選手として国内プロチームでロードレースの第一線で活動したのち現在はコーチやガイドとして活動している。長年の選手としての経験を元にバイクインプレッションを行う。身長183㎝。

クライミングで最高の性能を発揮する超軽量オールラウンドレーサー

UCI規定ギリギリの軽さだけあって、クライミングでの軽さを上りはじめから体感できる。特にシッティングで軽いギヤを選択し、ケイデンス重視で上るとバイク自体の軽さとBB周りが細身ながら剛性を備えていることに驚いた。これは一定ペースでの長い上りや、急勾配などパワーをかけ続ける場面で長所となる。反面、大きなパワーをかける場合は、細身ゆえ反応の弱さがでている印象。性能を生かすためには丁寧な入力がカギになる。下ハンドルを握ってのスプリントよりは、ブラケットでのダンシングに向いている。下りについては、軽さがネガティブになることなくワインディングでも重心移動さえすればバイクがついてくる印象だ。パワー系ライダーより、軽量級ライダーがヒルクライムや長距離で性能を発揮できるオールラウンドレーサーといえる。

Bianchi公式サイト

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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