静岡県伊豆市の五輪コースでトレーニング&リモートワーク、参加者の感想は?
Bicycle Club編集部
- 2024年03月06日
2月28日から3月1日にかけての3日間、静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで静岡県主催の「自転車トレーニング・リモートワークのモニター事業」か行われた。この取り組みは自転車でのトレーニングとリモートワークを両立してもらうため行われたもの。以下、プレスリリースよりイベントレポートをお届けする。
東京2020オリンピックの舞台で、トレーニングできるぜいたくな3日間
日本サイクルスポーツセンター内にある自転車競技施設を利用し、自転車でのトレーニングとリモートワークを両立してもらう「自転車トレーニング・リモートワークのモニター事業」。この自転車施設には、東京2020オリンピックの舞台ともなった『伊豆ベロドローム』と『伊豆MTBコース』も含まれます。オリンピック・レガシーも体感できるこれらフィールドをロードバイク、トラックバイク、マウンテンバイクで参加者はそれぞれ走り、その合間にリモートワークを進めてもらいました。
東京都から参加したトライアスリートの西川美ゆきさんは、トレーニングメニューを持参しての参加。5kmロードコースではロードバイクでのトレーニングを積み、伊豆ベロドロームでは指導のもと初めてトラックバイクで走行、2時間ほどでベロドローム内を自由に走行できるようになりました。また同行の村岸美由貴さんは伊豆MTBコースで初めてMTBに乗り、オリンピックで使われた『天城越え』セクションの一部を走りました。
トライアスリートとしてコーチに『さまざまな自転車スポーツを体感するのが良い』と言われて参加したという西川さん、「初めてのことを経験できたのが良かったです。ピストバイクでベロドロームなんて考えたこともありませんでしたが、指導のおかげで恐怖心も和らいで、すごく楽しかったです」と、参加の感想を語りました。
京都府から参加の今村有亨さんは、滋賀県からの中野雄太さんとトラックバイクでのトレーニングに特化する形で参加。日本では数少ない世界競技規格の250mで走りの感覚を確かめていました。
通常からトラックバイクを、京都の競輪場の走行会などで楽しんでいる中野さんは、「自分の住んでいるところは250mバンクはもちろんトラックもないので、こういう機会があるのはいいことです。伊豆ベロドロームは以前にも走行したことがありましたが、前よりもベロドロームの周回がスムーズになりました」と語りました。また、250m周長の国際競技基準のベロドロームでの走行は特殊と語る今村さんは「これまでなら本番前の1回しか走れなかったんですが、今回は貸切のようなかたちで何回も前を引いてもらいながら3日間集中して走れたので、すごく成果があったと思います」と、伊豆ベロドロームでの練習の成果を語りました。
参加者はそれぞれ、用意されたワークスペースで練習の合間に仕事を進め、充実した時間を過ごしました。この『自転車トレーニング・リモートワーク』は今後の開催も予定しています。詳細は事業を主管する『一般社団法人ふじのくにサイクルスポーツコミッション』のホームページとInstagramで発信していきます。
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