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シマノ・寺田が3週連続で優勝! 最後の最後まで展開が変わる激しいレースとなった西日本チャレンジロード

3月10日、広島県三原市にある広島県立中央森林公園の12.3kmコースで第28回西日本チャレンジチャレンジサイクルロードレースが開催された。
メインレースとなる男子エリートには国内UCIコンチネンタルチーム・5チームの選手たちを含む、55名の選手が出走し、最終周回で先頭集団に追いついた寺田吉騎(シマノレーシング)が小集団でのスプリントを制し、Jプロツアー・志布志クリテリウム、富士クリテリウムチャンピオンシップに続く3週連続での優勝を飾った。
男子U23は児玉誠虎(六甲アイランド高校)がスプリントを制し、女子はレース終盤にアタックを決めた西原夕華(北桑田高校)が独走で優勝を決めた。

追走に次ぐ追走が生まれたレース前半

3月10日、広島県三原市にある広島県立中央森林公園の12.3kmコースで第28回西日本チャレンジチャレンジサイクルロードレースが開催された。
今年はBクラス(JCF臨時登録クラス)のレース開催が無くなり、Aクラス(JCF登録者クラス)のレースのみの開催となったため、2年前に開催されたときと同じく、各カテゴリーが昨年よりも周回数・距離を延ばす形での開催となった。

国内ではメジャーなレース会場と知られる中央森林公園のコースは、コース前半はテクニカルなアップダウン区間、コース後半は3段坂および展望所への上りがある勝負所の区間となっており、テクニックとパワーの両方が必要とされる。
平坦区間がかなり少ないため、逃げ切りもしくは小集団でのスプリントとなることが多いコースとなっている。

メインレースとなる男子エリートのレースは12.3kmのコースを7周回する合計86.1kmで開催。国内UCIコンチネンタルチーム・5チームの選手たちを含む、55名の選手がスタートラインに並ぶ。
11時10分にレーススタートを迎えると、昨年の同レース・男子U23カテゴリーで優勝を飾っている渡邊諒馬(VC FUKUOKA)が1周目から抜け出す。さらに、地元・ヴィクトワール広島やシマノレーシングらが積極的に追走し、3周目に入るホームストレートで山田拓海(シマノレーシング)や柴田雅之(ヴィクトワール広島)ら5名の選手たちが渡邊に追いつく形で6名の先頭集団を形成する。

コンチネンタルチーム勢で人数をそろえるチームの選手が先頭集団を形成し、先頭からメイン集団までのタイム差が1分以上開いたことからこのままレースは落ち着くかと思われたが、「チームオーダーは一切なく、個々の判断で」という判断でレースに臨んだシマノレーシング勢が積極的に追走を仕掛けていく。
この動きによって追走が先頭集団に追いつき、一部メンバーの入れ替わりなどもあり、最終的にはレース中盤となる4周目に9名の先頭集団が形成され、タイム差は2分近くにまで開く。

・池田渓人/向川尚樹/渡邊諒馬(VC FUKUOKA)
・石原悠希/山田拓海(シマノレーシング)
・久保田悠介/レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)
・初川弘浩(愛三工業レーシングチーム)
・大町健斗(WP Molenspurters Meulebeke)

レース最終盤に先頭集団に追いついたシマノ・寺田が3連勝を飾る

レースも後半に入ると、メイン集団とのタイム差が徐々に縮まり始め、先頭集団ではペースアップを図ろうとしてか、キンテロが積極的にレースを動かしていく。
6周目に入るとタイム差は30秒程度まで縮まり、先頭集団も6名にまで人数も減らしたこともあってか、最終周回となる7周目に入るタイミングで久保田がアタックに出る。

久保田は後続の4名に対して15秒程度のタイム差で逃げ続けるが、3段坂で追走に吸収される。
すると今度は追いついた勢いそのままに石原がアタックし、キンテロが追走に入る形で先頭は2名となるも、追走の3名さらにはメイン集団の姿もすぐ後ろに迫る状況に。

最後の勝負所である展望所への上りでキンテロがアタックするもののこの動きも決まらず、さらに追走集団やメイン集団から飛び出した選手が先頭に追いつき、最後は6名でのスプリントに。

初川がライン左側から踏み込み、後続の選手たちも左側へ寄る中、寺田が右側のラインから飛び出すと、寺田はそのままの勢いで後続を引き離す。
最後は後ろを振り返る余裕を見せながら大きくガッツポーズを上げ、Jプロツアー・志布志クリテリウム、富士クリテリウムチャンピオンシップに続き3週連続での優勝を飾ることとなった。

男子エリート リザルト

1位:寺田吉騎(シマノレーシング) 2時間10分44秒
2位:寺崎武郎(バルバサイクルレーシングチーム) +1秒
3位:中井唯晶(シマノレーシング) 同
4位:石原悠希(シマノレーシング) +3秒
5位:レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島) +4秒
6位:初川弘浩(愛三工業レーシングチーム) +9秒

男子U23は積極的にレースを動かした児玉誠虎(六甲アイランド高校)がスプリントを制す

オープニングレースとなる男子U23は12.3kmのコースを5周回する合計61.5kmで開催。48名の選手たちがスタートラインに並び、オープニングレースとなる9時ちょうどにスタートが切られる。

ニュートラル区間を終えるとすぐにアタックが掛かり、U23らしい積極的なレースが展開されると、2周目には生天目直樹(PHANTOM湘南)や税所 蓮(バルバレーシングクラブハクサン)が抜け出しを図るも、この動きも決まらない。

抜け出しを図るというよりはペースアップによる集団の人数が徐々に減っていく中、鈴木 澪(明治大学)と児玉誠虎(六甲アイランド高校)が最終周回となる5周目に入るタイミングでアタック。
鈴木が単独でコース中ほどにあるフェンストンネルまで逃げ続けるものの、その後のアップダウン区間で吸収される。

3段坂でも大きな動きがないまま展望所への上り区間へ突入すると、高橋 耀(関西学院大学)のアタックをきっかけにペースが一気に上がる。
展望所からの下り区間で山口健士郎(ヴィクトワール広島)ら3名の選手が抜け出しを図るものの、この動きも決定打にはならず、最後は集団スプリントに。
児玉が3番手からうまく伸び、フィニッシュライン手前で夏目天斗(レバンテフジ静岡)と楢山結己(作新学院大学)を差し切り、見事優勝を飾った。

男子U23 リザルト

1位:児玉誠虎(六甲アイランド高校) 1時間36分47秒
2位:楢山結己(作新学院大学) +0秒
3位:夏目天斗(レバンテフジ静岡) 同
4位:辻野壱哉(VC FUKUOKA) 同
5位:税所 蓮(バルバレーシングクラブハクサン) +1秒
6位:山口凱生(ベルマーレレーシングチーム) +1秒

女子は最終盤にアタックを決めた西原夕華(北桑田高校)が独走で優勝

女子はジュニア、U23、エリート混走でのレースとなり、12.3kmのコースを3周回する36.9kmで開催。19名の選手たちがスタートラインに並び、13時58分にスタートが切られる。

1周目の展望所で西原夕華(北桑田高校)がアタックすると、手塚悦子(IMEレーシング)と今西紗楽(宇陀高校)が追いつき、3名のまま最終周回へと入る。

三段坂で今西が遅れると、展望所への上りで再びアタックし、手塚を突き放した西原がそのままフィニッシュラインを通過し、独走での優勝を飾った。

女子 リザルト

1位:西原夕華(北桑田高校) 1時間7分21秒
2位:手塚悦子(IMEレーシング) +13秒
3位:今西紗楽(宇陀高校) +52秒
4位:松井妃那(三木高校) +2分45秒
5位:立岩真衣(Team ZERO UNO FRONTIER) +3分9秒
6位:鈴木花歩(mkw) +3分13秒

そのほかのカテゴリー

このほか、男子マスターズでは松村長人(zippy cycle club)が、男子ジュニアでは岩村元嗣(初芝立命館高等学校)が、男子ユースでは村瀬琶音(チームグランプッチ)がそれぞれ優勝を飾った。

男子マスターズ リザルト

1位:松村長人(zippy cycle club) 1時間40分53秒
2位:大森慶太(BRAZZA) +0秒
3位:佐々木優也(EL CAMINO) +7秒
4位:石川智裕(チーム大永山) +1分11秒
5位:波片鉄平(CR3W) +1分13秒
6位:齋藤俊輔(H.H.C) 同

男子ジュニア リザルト

1位:岩村元嗣(初芝立命館高等学校) 1時間35分38秒
2位:吉田奏太(倉吉西高校) +1分51秒
3位:柴田渓佑(北桑田高校) +同
4位:松浦裕大(松山学院高等学校) +1分52秒
5位:森 凰翔(LEVANTE HOPE) 同
6位:宮川結斗(倉吉西高校) 同

男子ユース リザルト

1位:村瀬琶音(チームグランプッチ) 1時間37分42秒
2位:松田奏太朗 同
3位:堀 太鳳(学法石川高校) +1秒
4位:大後戸颯青(別府翔青高校) +2秒
5位:福地大和(OUTDOORLIFE Racing ) +4秒
6位:井上悠喜(VC FUKUOKA DEVELOPMENT TEAM) +5秒

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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