ブランド史上最速のタイヤ「ブラックバード・レーシング・ラボ」が登場｜HUTCHINSON

Bicycle Club編集部

2024年03月26日

タイヤブランド「HUTCHINSON（ハッチンソン）」が新作のロードタイヤを発表。チューブレスレディとチューブドの両方を展開。以下、プレスリリースより。

ハッチンソン渾身の新作タイヤ「ブラックバード・レーシング・ラボ」登場

ハッチンソンチームより愛するサイクリストの皆さまへ

陽光降り注ぐ季節が到来し、冬の眠りから目覚めた愛車のハンドルを握るときが来ました。最高のパフォーマンスを求める貴方のために、ハッチンソンが史上最速のタイヤ「ブラックバード・レーシング・ラボ」をご用意いたしました。

フランスで丹念に作り上げられたこの革新的なタイヤは、100年以上にわたるハッチンソンの経験と情熱を結集した傑作です。伝説の超音速偵察機「SR-71 ブラックバード」の名を受け継ぎ、圧倒的な加速とグリップ力で、あなたを新たな地平線へと導きます。

4年間の研究開発！　前世代比較で転がり抵抗が10％向上。4000kmの寿命

タイヤと路面が接触する3平方センチメートル。サイクリングは、究極のところここに行き着きます。1890年の創業以来、ハッチンソンはこの小さな面積のために物語を紡いできました。この物語のエキサイティングな次章は、ブラックバードです。1世紀以上チャンピオンたちにタイヤを提供し、尽きることのない情熱をイノベーションとパフォーマンスに注ぎ込み、サイクリングというスポーツを前進させてきた力が書き上げた章です。

ブラックバードは4年にわたる研究開発の結果生まれた、これまでで最速のタイヤです。前世代のフュージョン5と比べて転がり抵抗が10％向上しました。同時に、実走で4000kmを超えるクラストップの長寿命を獲得しました。

新構造「スイフトイージーケーシング」を採用

転がり抵抗低減の中心は、スイフトイージーケーシングという新構造です。ビードに巻き付けたケーシングを中央部のポリアミド製耐パンク層に直接接着。通常のタイヤではこれらは重なる構造を持っています。ケーシング最終層は両側のビードを包み込むことで空気漏れを低減します。

スイフトイージーケーシングで路面との接触がより柔軟になり、転がり抵抗と快適性を大幅に向上させながら、127TPIケーシングの重なりを2層に留めることで重量を軽減しています。その結果、超高速・快適・軽量なブラックバードは28mmタイヤでわずかに290gです。

新たなトレッドコンパウンド「マッハトレッド 3.0」

ブラックバードでデビューするテクノロジーがもう1つあります。ハッチンソンが開発した中で最速かつもっとも効率的なトレッドコンパウンド「マッハトレッド 3.0」です。このまったく新しいコンパウンドは驚異的に低い転がり抵抗と高い反発力を持ち、路面と接触した際のエネルギーリターンが25％向上します。

「マッハトレッド 3.0」は、以前の11ストームコンパウンドよりも10％硬く、道路上の破⽚がタイヤを引き裂く力に抵抗する能力が向上し、4,000kmを超える寿命を持っています。この硬さに相反する性能であるグリップ力は、前世代と同等の⾼レベルを維持しています。

設計は最新の幅広のリムがベースで、トレッド⾯は前世代のタイヤより15%広くなっています。そこに、より柔軟になったスイフトイージーケーシングを組み合わせました。その結果、タイヤと道路の接地⾯が前後方向よりも横に広くなり、アグレッシブなコーナリングと転がり抵抗の低減を可能にしました。

チューブレスレディ、チューブレスレディフックレス、チューブタイプの３モデルで展開

ブラックとタンウォールの2色、26mm、 28mm、30mmの3サイズで、重量はそれぞれ 275g、290g、 310gです。 28mmと30mmバージョンはフックレスにも対応します。チューブタイプモデルではスイフトイージーケーシングを採用せず耐パンク性を強化しています。ブラックとタンウォールの2色で、重量は225g、245g、265gです。