ナイスが連勝、ツール・ド・ハンガリー第３・４ステージ｜ユキヤ通信

2024年5月8日から12日までハンガリーで開催中のステージレース「ツアー・オブ・ハンガリー」。第４ステージでティボー・ナイス（リドル・トレック）が第３ステージに引き続き連勝を収め総合首位に立っている。また、このレースに出場中の日本人選手、新城幸也（バーレーン・ヴィクトリアス）は第４ステージを60位でフィニッシュしました。

総合はナイス、新城のチームメイトプルーストは5位に

第4ステージはハンガリーのブダペストをスタートし、南西にあるワイナリーが並ぶ美しい村エチェクへと向かうコース。このステージでは3級山岳の丘を3回駆け上がる大きな8の字を描くような周回コースが設定され、合計1時間に及ぶ激しいアタック合戦が繰り広げられました。結局、レースは登り基調の集団スプリントにより決着し、ティボー・ナイス（リドル・トレック）が再び勝利を収め、総合首位をキープした。

新城はチームメイトのワウト・プールスを支え、ステージ20位、総合5位をキープするためのアシストとして活動した。一方、落車の影響が心配されていたドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア)が7名の逃げがグループに加わっていたがフィニッシュ直前でメイン集団に吸収され、残念ながらスプリント勝負には絡めずに終わった。

新城幸也のコメント

『今日のミーティングでは、キャメロンが逃げに乗り、他の選手はワウトをサポートという指示。フィニッシュは約1kmのアップヒルだったので、ワウトがタイムを失わないことが最重要。スタートはブダペスト市内からだったので、少しでもハンガリーの街を感じられて嬉しかった。リーダージャージのリドル・トレックは逃げをどうしても捕まえたいという動きではなかったが、他のチームが集団スプリントにするために集団を牽引し、ドゥシャンの逃げは残り1kmで集団に吸収されてしまった。しかし、ワウトもタイムを失うことなく、無事にフィニッシュ出来て良かった。明日の最終日、総合も秒差争いなので、最後まで気が抜けない1日になるだろう』

レース公式サイト： ツアー・オブ・ハンガリー