まんが家が自転車で行く三浦半島(前編)|夏福のゆるポタコミックエッセイ vol.1
Bicycle Club編集部
- 2024年05月25日
これまでBicycleClub本誌でコミックエッセイを連載しておりましたが、今回からWEBで書かせていただけることになりました。これまでのようにグルメやおもしろスポットをゆる~くポタポタした模様をお届けできればと思います!
三浦半島マイルストーン巡り、いざ出発!
WEB第一弾は、以前から行きたかった三浦半島マイルストーン巡り。前編と後編とに分けてお届けします。
三浦半島には8カ所にマイルストーン(記念撮影用モニュメント)が設置されていて、サイクルラックや休憩スポットもあり、そのマイルストーンを繋げた距離はおよそ60km。
半島をぐるっと走ってモニュメント巡りができて、その上海の幸などのグルメも味わえるなんて最高じゃないですか!なんて私ホイホイ。
私の住む茨城から東京を挟んでの輪行になることや、立ち寄りスポットも多く予定していたので電動クロスバイクのレンタルも候補にあったのですが、山がほぼなくスタートとゴールとなる駅を繋いでも約80kmなこともあり余裕だな、と自分のロードバイクで巡ることに決定。
気になる立ち寄りスポットや、お昼には三崎港で海鮮丼を食べるぞ!とルートをウキウキ調べ、
いざ当日。
快晴で風もなく最高のサイクリング日和です。
スタート&ゴールを鎌倉駅と横須賀駅にし、半島を巡るには時計回りの方がより海沿いを走ることができていいとは思うのですが、鎌倉や逗子あたりを後回しにすると人や車で大変なことになりそうなので、鎌倉駅→横須賀駅の反時計回りを選択。…したのですが、8時の段階で鎌倉駅からひとつ目のマイルストーンのある由比ヶ浜
までの約1.5kmの道には
人人犬人車車自転車バイク人車サーフボード人自転車人犬犬人人バイク車!!!!!
と行った感じで朝の海を楽しむ人々で大賑わい。
完全に観光地を舐めていました。
三浦在住の方に茨城をご案内する際に「この辺りは交通量が多いので迂回します」と言うと毎回「交通量が…?」とキョトン顔をされるのですが、なるほどと納得の混雑。
そして普段ソロライドばかりな上に、人のいない方いない方へと走りに行っている私はこの日いちにちで一年分のローディーを見た気がしますよ。
1つめのマイルストーンへ到着!
背景が最高すぎ。
しばらく眺めていたいのは山々ですがサクサク次へと向かいます。
いったん国道から路地に入り、少しは走りやすくなるかなと思いきやそこも車と人
と犬がいっぱい。
まぁ由比ヶ浜~逗子周辺を抜ければ落ち着くだろうとおっかなびっくり進みます。
2つめのマイルストーンへ
順調です。由比ヶ浜とここは距離が近いので。
さぁさぁ次へ向かいますよ!
一瞬で順調ではなくなりました。
由比ヶ浜~逗子を抜ければ落ち着くかと思われた混雑ですが、今度は
車車バイクバイク自転車バス車車自転車バイク車車!!!!
と言った感じで渋滞が始まってしまいました。
進んでは止まり進んでは止まり、さらに緩いとはいえ小刻みに坂もあるのでジリジリとメンタルと体力が持って行かれます。そんな不慣れな私を地元の方と思われるローディーや電動自転車に乗った方がスイ
スイ抜いて行きますよ。
ありがたい。後ろに付かれるとプレッシャーが…。
3つめの長者ヶ崎
なんとか3つめのマイルストーン設置場所の長者ヶ崎に到着。
ところがマップが示すあたりは有料駐車場となっており、その周辺をさがしてもモニュメントがみつからず。
駐車場入り口ゲートの小屋にいる方にお聞きしたところ、奥にあるよ~と。
入っても良いとのことだったので、自転車を止めて中に入り発見しました。
写真を撮って戻ってきたら小屋の窓ガラスをガラッと開けて「あったでしょ?よかったね~」とにこにこ気さくに声をかけてくださいました。
お次は唯一の登りとなる湘南国際村へと向かいます。
長者ヶ崎近くの交差点から内陸に向けて進んでいくと、道が細くなり車も人も一気に減り山へ向かっている感が出てきました。
人がいなくて快適~~!!
…と思ったのもつかの間、
どうやらルートを引き間違えたようです。
曲がった先は人ひとりやっとの隙間…みたいな坂道でした。どうして…。
戻るのも面倒なので押し歩き、出た先がコチラ。
押し歩きましたとも。
ドーナツ坂を抜けたら広く綺麗な道に出たのでこっちが正解の道だったんでしょうね。
小高い山の上にぽっかりと作られた湘南国際村はとても綺麗な街で、綺麗なだけではなくなにかが違う…と思ったらこの街、電線がない!
びっくり。
目的のモニュメント方面へと進むとどう見ても階段でしか辿り着けない丘の上にあり、仕方がないので自転車を担いで登りました。
4つめのマイルストーン
百万回言われているとは思うんですが、「〇〇の実ー!」と言いたくなりますね。
ちなみに私が登ったのとは反対側にスロープがありました。
行かれる方はそちらからどうぞ。
とっても良い眺め。
丘のてっぺんに設置されたベンチで補給食を摂っているローディーさんがいらして、こんな景色を眺めながらの補給はさぞ美味しいだろうなと羨ましく思いつつ腹ペコのまま下山。
だって私は海鮮丼を食べるのだから!
三浦の幸がふんだんに盛られた海鮮丼をね!!!
あとマグロスイーツのかぶと焼きとマグレーヌを!!!!
(この時はまだそう思っていました。)
後編へ続く
連載はこちらから
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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