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強風吹き荒れるレースをカルボーニが制す!総合順位も逆転|ツアー・オブ・ジャパン

5月19日から26日にかけての8日間・8ステージにて開催されているツアー・オブ・ジャパン2024。大会3日目となる21日は三重県いなべ市にて、第3ステージとしていなべステージが開催された。前日の予報通り、強風が吹く中でのレースとなったいなべステージを、レース中盤に抜け出した7名の先頭集団から残った4名でのスプリントをジョバンニ・カルボーニ(イタリア、JCL TEAM UKYO)が制し、さらに総合リーダージャージ、ポイント賞ジャージを獲得した。

強風吹き荒れたいなべステージで、シマノレーシングの中井がこの日も山岳賞ポイントを獲得する

5月19日から26日にかけての8日間・8ステージにて開催されているツアー・オブ・ジャパン2024。大会3日目となる21日は三重県いなべ市にて、第3ステージとしていなべステージが開催された。

阿下喜駅前をスタートし、パレード区間を終えて周回コースに入る手前でリアルスタートが切られると、この日もすぐにアタック合戦が始まる。

逃げが決まらないまま周回コースに入って3周目に1回目の山岳賞ポイントを迎えると、昨日の京都ステージで山岳賞ジャージを獲得した中井唯晶(シマノレーシング)がこの日も1着で通過し、この時点でこの日の山岳賞ジャージを確定させる。

さらにこの動きで集団が縦に伸び、集団内で中切れが発生。さらに強風もあってか集団が分裂する。この動きで総合上位に入るのではと思われたマトリックスパワータグのフランシスコ・マンセボやホセ・ビセンテ・トリビオ、さらには昨日の京都ステージでステージ優勝を挙げ、ポイント賞ジャージを着用するマッテオ・マルチェッリらが遅れてしまう。

メイン集団から抜け出し最後まで逃げ切った4名でのスプリントをJCL TEAM UKYOのカルボーニが制す

メイン集団が60名程度となる中、4周回完了時に設定された中間スプリントをモハマド・ヌル・アイマン・モフド・ザリフ(マレーシア、トレンガヌサイクリングチーム)、ダヴィデ・トネアッティ(イタリア、アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム)、ライアン・カバナ(オーストラリア、キナンレーシングチーム)の順で通過すると、この周回で以下の6名の選手が集団から抜け出す。

  • 小石祐馬(日本、JCL TEAM UKYO)
  • ジョバンニ・カルボーニ(イタリア、JCL TEAM UKYO)
  • アナトリー・ブディアク(ウクライナ、トレンガヌサイクリングチーム)
  • カーター・ベトルス(オーストラリア、ルージャイ・インシュアランス)
  • ドリュー・モレ(オーストラリア、キナンレーシングチーム)
  • ザッカリー・マリッジ(オーストラリア、チームブリッジレーン)

6名の選手は前の周回に比べてこの周回で1分30秒ほどラップタイムを上げ、メイン集団に対して1分40秒程度のタイムギャップつける。

5周回目に設定された山岳賞ポイントでは特に争うような動きは見せず、モレ、ブディアク、小石の順で通過。この時点でメイン集団は50名ほどとなり、タイム差も40秒程度まで縮まるも、このタイム差を頂点にその後は徐々にタイム差が広がっていく。

6周回完了時に設定された2回目の中間スプリントポイントではカルボーニ、マリッジ、モレの順で通過。タイム差が1分を超える中、最終周回に入るとメイン集団も動きが活性化。ブリッジのような動きも出始め、集団の人数がさらに減っていく。

最終周回に入ると小石が先頭からドロップし、さらにマリッジも脚が攣ったような動作を見せながらドロップ。残った4名はカルボーニを先頭にフィニッシュ地点へと姿を見せると、カルボーニがそのままの勢いでフィニッシュラインをトップで通過し、大きくガッツポーズを見せる。続いてブディアク、モレ、ベトルスの順でフィニッシュラインを通過。4名の中で最も総合成績の良かったカルボーニが総合リーダージャージを獲得し、さらにはポイント賞ジャージもチームメイトのマルチェッリから引き継ぐ形となった。

また、マリッジは先頭からはドロップしてしまったものの、メイン集団からは1分10秒のタイム差をもってフィニッシュし、新人賞ジャージを獲得。

メイン集団は先頭から1分33秒差でのフィニッシュとなり、マリッジを含めた5名は総合時間で大きなリードを獲得。翌々日に控えた信州飯田ステージから始まる総合争いでこのリードがどのような影響を与えるのか注目だ。

また明日は集団スプリントとなる可能性が高い美濃ステージ。この日を耐えたスプリンター達がどのような活躍を見せるのか注目だ。

リザルト

第3ステージ・いなべステージリザルト

1位:ジョバンニ・カルボーニ(イタリア、JCL TEAM UKYO) 3時間10分52秒
2位:アナトリー・ブディアク(ウクライナ、トレンガヌサイクリングチーム) +0秒
3位:ドリュー・モレ(オーストラリア、キナンレーシングチーム) +3秒
4位: カーター・ベトルス(オーストラリア、ルージャイ・インシュアランス) +4秒
5位: ザッカリー・マリッジ(オーストラリア、チームブリッジレーン) +23秒
6位:岡本隼(日本、愛三工業レーシングチーム) +1分33秒
7位:ニコラス・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム) 同
8位:クドゥス・メルハウィ・ゲブレメディン(エリトリア、トレンガヌサイクリングチーム)
9位:寺田吉騎(日本、シマノレーシング)
10位:ルーク・バーンズ(オーストラリア、チームブリッジレーン)

第3ステージ終了時点総合成績

1位:ジョバンニ・カルボーニ(イタリア、JCL TEAM UKYO) 5時間55分10秒
2位:アナトリー・ブディアク(ウクライナ、トレンガヌサイクリングチーム) +14秒
3位: カーター・ベトルス(オーストラリア、ルージャイ・インシュアランス) +17秒
4位:ドリュー・モレ(オーストラリア、キナンレーシングチーム) +18秒
5位: ザッカリー・マリッジ(オーストラリア、チームブリッジレーン) +40秒
6位:マックス・ウォーカー(イギリス、アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム) +1分30秒
7位:ライアン・カバナ(オーストラリア、キナンレーシングチーム) +1分39秒
8位:寺田吉騎(日本、シマノレーシング) +1分44秒
9位:小林海(日本、マトリックスパワータグ) +1分46秒
10位:山田拓海(日本、シマノレーシング) 同

リーダージャージ:ジョバンニ・カルボーニ(イタリア、JCL TEAM UKYO)

ポイント賞ジャージ:ジョバンニ・カルボーニ(イタリア、JCL TEAM UKYO)

山岳賞ジャージ:中井唯晶(日本、シマノレーシング)

新人賞ジャージ:ザッカリー・マリッジ(オーストラリア、チームブリッジレーン)

チーム総合成績首位:JCL TEAM UKYO

大会公式サイト:https://www.toj.co.jp

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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