宇都宮ブリッツェンが小・中学生向けロードバイクオンラインレッスンを開設

Bicycle Club編集部

2024年06月11日

栃木県宇都宮市を拠点に活動する宇都宮ブリッツェンが、小・中学生向けの安全で楽しいロードバイクオンラインレッスン「ウィニングロード」をスタートする。

ウィニングロードとは？

ウィニングロードの目的は、小・中学生に安全にサイクルスポーツを楽しむためのスキルと知識を提供することである。近年、部活動の指導者不足や安全面の懸念から、自転車部が設置される学校は少ない。これに対し、ウィニングロードは専門的なノウハウを持つ指導者によるレッスンを提供し、安全かつ楽しいサイクルスポーツの体験を広めることを目指している。

開講背景と狙い

宇都宮ブリッツェンがウィニングロードを開講する背景には、サイクルスポーツへの関心を持つ子供たちが安全に楽しむための環境整備の必要性がある。サイクルスポーツは一般公道をフィールドとするため、一定のスキルと体力が必要である。また、自転車という機材を使うため、機材的な知識も求められる。こうした背景から、安全面を含めた専門的な指導を提供することで、子供たちの「始めたい」という気持ちをサポートし、サイクルスポーツの裾野を広げることを狙っている。

固定ローラーを使ってオンラインレッスン

ウィニングロードのレッスンでは、ロードバイクを固定するための「ローラー台」や「スマートトレーナー」を使用する。これにより、室内で安全にロードバイクの練習ができる環境を整えている。受講者はインターネットに接続されたPCやスマートフォンを通じてレッスンを受けることができる。

レッスンの進行方法

レッスンは、宇都宮ブリッツェンの現役プロロードレーサーが担当する。オンラインでのレッスンであるため、全国どこからでも参加できる。また、受講者のレベルに応じて適切な指導が行われるため、初心者から経験者まで幅広い層に対応している。レッスンは毎週火曜日に行われ、4か月間で15回のレッスンが予定されている。

コーチ陣の紹介

ウィニングロードの魅力の一つは、現役のプロロードレーサーがコーチとして指導にあたる点である。宇都宮ブリッツェン所属の選手たちが直接指導を行うため、実践的な技術と知識を学ぶことができる。例えば、全日本選手権ロードレース優勝者の鈴木真理氏やアジア選手権優勝者の西村大輝氏など、多くの実績を持つ選手が指導にあたる。

ウィニングロードを通じて、多くの子供たちがスキルアップを実現している。例えば、基礎的なロードバイクの操作技術や安全な乗り方を習得した受講者は、地域のサイクルイベントやレースに参加することができるようになる。また、プロ選手からの指導を受けることで、将来のサイクルスポーツの可能性を広げることができる。

「プロ選手から直接教えてもらえるのが楽しい」

ウィニングロードの受講者からは、「プロ選手から直接教えてもらえるのが楽しい」「オンラインで家から参加できるので便利」「安全な乗り方を学べて安心」といった声が寄せられている。こうした参加者の声は、ウィニングロードの効果を実証するものであり、多くの子供たちが安全かつ楽しくサイクルスポーツを始めるためのきっかけとなっている。