ツール・ド・ふくしま、国内最大級の公道自転車レースが9月14・15日に開催

Bicycle Club編集部

2024年07月24日

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9月14日（土）と15日（日）、福島県内の15市町村を舞台に国内最大級の市民ロードレースイベント「ツール・ド・ふくしま」が開催される。「ツール・ド・ふくしま」は震災復興を目指す地域で、2日間で245kmを競う「ふくしま240」や初心者向けのワンデイレース、風光明媚なロングライドコースなど、多彩な種目が用意されている。詳細とエントリーが公式サイトで公開された。

国内最大級の市民ロードレースイベント

「ツール・ド・ふくしま」は、震災復興を目指す福島県内の15市町村を舞台に、9月14日（土）と15日（日）の2日間にわたり開催される国内最大級の市民ロードレースイベントである。地元新聞社である福島民報社と一般社団法人みんぽうスポーツ・文化コミッションが主催し、福島県自転車競技連盟が大会運営を担当する。昨年、第一回大会が開催される予定だったが豪雨災害により中止となったが、今年は新たな装いで開催される。

目玉は245㎞の2デイレース、ほか駅伝やロングライドも用意

「ツール・ド・ふくしま」は初心者から上級者まで参加しやすい多彩な種目が用意されており、福島県内の美しい風景を楽しみながら挑戦できる絶好の機会だ。イベントは、福島県楢葉町・広野町にあるJヴィレッジを起点に開催され、大きくロードレースとロングライドの２つに分かれる。特に2日間で245㎞を走る「ふくしま240」はニセコクラシックやツール・ド・おきなわに参戦する国内外のトップアマチュアライダーが参加する大会として注目される。いっぽうロングライドは復興してゆく地域を感じられるコースとなる。

ふくしま240：2ステージ制の長距離レース

「ふくしま240」は、2日間で245kmを競う国内でも数少ない2ステージ制のロードレースである。初日85kmのステージは、Jヴィレッジをスタートし、海岸沿いを北上して「釣師防災緑地公園」でフィニッシュする。2日目の160kmのステージは、「釣師防災緑地公園」から阿武隈山系を駆け抜け、再びJヴィレッジへ戻る山岳コースとなる。２日間で245kmを走破する大規模ロードレースは、「ツール・ド・おきなわ」や「ニセコクラシック」に参加しているトップ市民レーサーたちからも注目される大会となる。

初心者向けのワンデイレース

初心者でも参加しやすいワンデイレースも充実している。「ふくしま30」（14日）、「ふくしま20」（15日）に加え、「ふくしま80」（14日）、「ふくしま160」（15日）も設定されている。また、「ふくしま240」を3人でリレーする駅伝形式の「駅伝240」も開催され、ロードレース部門は全6種目が用意されている。

風光明媚なロングライド部門

ロングライド部門では、いわき七浜海道をはじめとするシーサイドコースを中心に、「浜街道ライド110」と「ホープライド50」の2つのコースが用意されている。「浜街道ライド110」は、Jヴィレッジを起点に、いわき市を中心に走る116kmのコースで、エイドステーションも6箇所設置される。「ホープライド50」は、Jヴィレッジを起点に富岡町の街中を通り、震災復興の象徴的な施設を巡る51kmのコースである。

エントリーは9月4日まで

参加者のエントリーは、スポーツエントリーサイトで9月4日（水）まで受付中である。公式サイトでは参加ガイドやコースガイドが種目別に紹介されている。なお選手用のシャトルバスの運行し、単独参加でもスムーズに移動できるようになっている。「ふくしま240」、「駅伝240」向けの宿泊を含め、シャトルバスと宿泊の専用予約も7月下旬には開始される。

メイン会場はJヴィレッジ

かつて復興の最前線基地となった「Jヴィレッジ」が今大会のメイン会場。14日（土）は、ロングライド種目のスタートフィニッシュ会場になり、午後には「ふくしま240」がJヴィレッジからスタートを切る。翌15日（日）は、ロードレース各部門がお昼ごろの時間にかけてフィニッシュし、Jヴィレッジにて表彰やおもてなしなどが行われる。

選手＋バイク＋手荷物運搬のシャトルバス運行

2日間にまたがる「ふくしま240」、ほかの種目もラインレース（スタート地点とフィニッシュ地点が異なる）で実施するため、選手やバス、手荷物の運搬が必要になってくる。主催者では単独（ソロ）参加でもスムーズにストレスなく参加できるように、選手専用のシャトルバスを運行する。こちらの申し込みは専用サイトからまもなく申し込みを開始する。

特別ゲストに木下友梨菜さん

今年のゲストライダーには、全日本選手権女子ロードで準優勝を果たした木下友梨菜選手が「ふくしま240」に出走予定である。ロングライド部門には自転車系YouTuberのけんたさんが参加予定である。また、「ふくしま240」の優勝者には「復興大臣賞」、2日間の敢闘賞として「経済産業大臣賞」、「駅伝240」の優勝チームには「福島県知事賞」が贈られる予定だ。「ふくしま240」の完走者には特別なフィニッシャーメダルも授与される。

エントリーは公式サイトで9月4日まで受け付けており、詳細な情報も掲載されている。ぜひこの機会に参加して、福島の復興を応援しよう。