5gで24時間点灯!つけるだけで安心のヘルメットライト|Linden
坂本 大希
- 2024年08月31日
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バイシクルクラブ編集部サカモトが米国のアンバウンドグラベル2024に参加。その際に欲しいと思ったヘルメットライトについて紹介する。
長時間ライドに備え、ヘルメットライトが欲しい
本イベントの走行距離は200マイル(≒320km)。時速20kmで走れたとしても単純計算16時間。朝6時半スタートだから早くても22時半までかかることを考えると、どうも夜間走行について考えた方が良さそうだ。普段からグラベルライドを行うときは薄暗い中を走ることもあるため車体のフロントライト・リアライトはもちろん意識して装備している。しかし今回、より安全性を求め、また長時間走行をこなすにあたり、ヘルメットにもライトをつけたく考えた。そんな時に出会ったのがリンデンのフラッシュオン BK-02だ。とても使用感が良く、アンバウンドグラベルを終えてからも全てのライドにつけているくらいだ。
付いているのか不安になるくらい軽い
長距離を走行する際は快適性がとても重要だ。今回使用したいと思ったのはヘルメットライト。頭部のアイテムのため、少しの重量でも結構な不快感や疲労に繋がる。と思っていたが、そんな心配は杞憂だった。「本当にライトがヘルメットについてるよね?」と複数回確認してしまうほどの違和感の無さ。それもそのはず、本製品の重量はなんと5g。これは気付かない。320kmのグラベルを19時間20分をかけて完走したが、この重さを意識した時間は0秒だった。
24時間以上の継続時間
アンバウンドグラベルを走った19時間20分の間、しっかりと動作をし続けてくれた。本製品は光センサーがついており、電源をオンにしておけば必要な時に光ってくれる。国内では突然のトンネルなど、いちいちライトのオンオフの対応ができない場所もあるため光センサーはありがたい。なお、アンバウンドグラベルを走った後は速攻で眠ってしまったため充電などは改めてしていない。電源もオンにしっぱなし。それでも翌日、ヘルメットを車の明かりが少ない部分に置いた時にはしっかりと光ってくれた。この長寿命はブルベライダーなどの長時間走行し続けるライダーにとっては安心材料にある。
充電は一瞬で終わる
上記は超長時間の動作時間について記載したが、それに対して充電時間は本当に一瞬だ。公式では10分の急速充電と謳い文句がでているが、体感として偽りはなかった。ホテルに戻り充電を開始。その後パソコンをつけ写真を整理しようとSDカードから写真データを移動させる。そうしたらBK-02の充電は終わっていた。充電ちゃんとしてるな、という確認を失念するくらいの早さで終わったようだ。それでいて上記の長寿命はありがたい。また、充電端子がタイプCなのも汎用性が高くありがたい配慮だ。
防水機能も備えていて、必要充分な機能は全て備えているといえるだろう。また、点灯モードはシンプルに1種類の点滅で統一。ライダーにモード選択というストレスを与えない設計もいい。
製造元のリンデンとは?
製品としては申し分なく良いものだと個人的に思っている。しかし、フラッシュオン BK-02を製造しているリンデンとはいったいどんなメーカーなのだろうか。
リンデンは屋号で代表の長(おさ)さんが営むガレージメーカー。
そんな彼はランドナーに乗っている最中にテールライトの位置が思った位置ではないことに気付く。そこから試行錯誤の日々が始まり、市販のリアライトも数多く試した。その中で、「大きくて重い」リアライトしかないことに嘆き、それならば自分で創ろうと思い立ったという。ものづくりの魂を持つ人は究極的に自作をするのだろう。そこから製品化までいくのだからすごい。「自分が必要だから作った」ものは、その性能はとても合理的なものが多いとも感じる。今回のフラッシュオンBK-02も、とても便利で合理的、無駄のない製品だと感じる。
SPEC
Linden/FLASH ON BK-02
参考価格:3300円
- カラー:ブラック、ホワイト、グリーン
- 重量:5g
詳細はこちら
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PROFILE
坂本 大希
元海上自衛官の経験を持つライター。1年間のドイツ自転車旅行をきっかけに自転車が好きになる。2022年秋ごろよりグラベルイベントに多数参加。2023年のUnbound Gravelで100マイル完走。グラベルジャーナリストになるべく知見を深めるため取材に勤しんでいる。
元海上自衛官の経験を持つライター。1年間のドイツ自転車旅行をきっかけに自転車が好きになる。2022年秋ごろよりグラベルイベントに多数参加。2023年のUnbound Gravelで100マイル完走。グラベルジャーナリストになるべく知見を深めるため取材に勤しんでいる。