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世界最大級150㎞で標高3275mへ上るヒルクライム、台湾KOMチャレンジが10月25日に開催

10月25日(金)、台湾で中華民国自転車騎士協会が主催する世界の10大ヒルクライムレースのひとつ台湾KOMチャレンジが開催される。昨年はブエルタ・ア・エスパーニャの覇者サイモン・イェーツ(チーム ジェイコ・アルウラー)が参加したほか、日本からも多くのライダーが参加した世界的人気大会だ。コースは例年、花蓮から合歓山・武嶺(標高3275m)までの105㎞だったが、今年は宜蘭からスタートに変更、距離が150㎞と長くなった。

世界10大ヒルクライムレースのひとつTaiwan KOM Challenge

2023臺灣KOM_中華民國自行車騎士協會提供

毎年秋に開催される「Taiwan KOM Challenge(台湾KOMチャレンジ)」は、世界中から賞金を狙うプロライダーが集う名物レース。今年は、花蓮で発生した地震の影響により開催が危惧されていたが、太魯閣渓谷を通るコースを変更し、スタート地点を従来の花蓮から宜蘭へ変更して開催となる。これによりレースの距離も150㎞に延長され、さらに過酷なコースが設定されている。

宜蘭県議会 / スタート → 西州大橋 → チャント路 → 7号道路 → 7A号道路 → 宜蘭支線横貫公路 → 四知 → 金光橋 → 南山 → 思源峠 → 武嶺農場 → 立山ゲストハウス → 8号道路 → 大禹嶺 → 武嶺 / ゴール(総距離150km、標高3,275m)

昨年の大会では、世界37カ国から約442人の外国人ライダーと、台湾の有力選手を含む354人の台湾人ライダー、合計776人がエントリーする世界的な人気ヒルクライムイベントだ。さらに賞金も男女の優勝者にNTD 100,000(約440,000円)が支払われることから名だたるヒルクライマーが参加。

昨年はゲストライダーとしてチーム ジェイコ・アルウラーのサイモン・イェーツ選手、そしてヘスス・デビッド・ペーニャ選手が参加、サイン会も開催され長蛇の列ができた。2023臺灣KOM_中華民國自行車騎士協會提供日本からも多くのライダーが参加する人気大会

日本からも多くの選手が参加、金子宗平が3位入賞

2023臺灣KOM_中華民國自行車騎士協會提供

昨年はバイシクルクラブ編集長の山口も参加、日本からも多くのライダーが参加し、KIZUNA CYCLING TEAM として参加した金子宗平さん3位、田中裕士さんが4位、森本 誠が6位で入賞。また、女子総合で樫木祥子さん(オーエンス)が優勝、2位に牧瀬 翼さん(KIZUNA CYCLING TEAM )するなど日本人選手の活躍が光った。

参考までに編集部山口のタイムは同大会を6時間3分(計測区間86.5㎞)だったので、予想タイムは単純計算で9時間近くなる計算だ。酸素濃度も薄く、最大傾斜27%の激坂も待っているが、その達成感は格別。今年もチャレンジする予定だ。参加方法などの詳細は改めて案内する予定だ。

イベント概要

  • 主催:交通部観光局、宜蘭県政府、台中市政府、花蓮県政府、南投県政府
  • 共催:中華民国自転車騎士協会(TCF)
  • 日時:2024年10月25日(金)
  • 出発地点:宜蘭県議会/宜蘭県宜蘭市中山路1段399号
  • コース:宜蘭県議会/出発→→武嶺

詳細はTaiwan KOM Challenge公式WEBサイト
www.taiwankom.org

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PROFILE

山口

Bicycle Club / 編集長

山口

バイシクルクラブ編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。47歳を迎えた現在ではレースだけではなく、サイクリングを楽しむためために必要な走行環境やサイクルツーリズムなどの環境整備などにも取り組んでいる。

山口の記事一覧

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